奈良千春さんのレビュー一覧

この血の果てに 小説

月上ひなこ  奈良千春 

まさしくタイトルでネタバレ

自分を襲おうとした友人の元から逃げ出した葉月は、日本画家の蒼に拾われる。
蒼の世話になるうちに、彼に興味を持つようになる葉月。
葉月の気持ちに気付いた蒼は、ほんの気まぐれのように葉月に手を出す。
誰に対しても冷めた気持ちでいた蒼だったが、予想外に葉月にのめり込んでいく。

近親モノです。
タイトルでも分かるし、早々に理一が「息子だって言っても通用する年齢」差だと教えてくれます。
名前…

1

新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

やっと兄弟が再会しました

前作、北京で兄・真紀とニアミスしたものの再会はならなかった友紀ですが、今回香港でやっと兄との再会を果たしました。

相変わらず奴隷のような扱いですっかり淫乱になってしまった真紀。
早乙女に翻弄されまくって進展のない友紀。
それぞれのサイドで交互に語られて進行してゆきます。

レポーターの春野が香港に新しく立つビルのオープニングセレモニーに取材をしたいと早乙女の父の力を借りようとやってき…

2

龍の恋、Dr.の愛 小説

樹生かなめ  奈良千春 

1巻??

続き物とは知らず読み始めたら「?」ってなりました。流れが明らかに続き物だった為に。で、若干読む気を無くし、あとがきに逃げたら益々がっかり…。この作者は合わないかも…と思いながらもせっかくなので本文に戻って読み出しましたが、大変でした。
年下攻め万歳。歳の差万歳。ですが、受けがお母さん過ぎるんです。あまりに受けの性格にイライラしてしまって途中から飛ばし飛ばしにしか読めませんでした。
攻めはまぁそ…

3

欲望の犬 小説

中原一也  奈良千春 

大型の黒いドーベルマン犬登場

おやじの中原さんの、20代の男たちのお話です。
主人公が検事という固い職業なんですが、割とポジティブなゲイが欲望に溺れて、、などというお話なのでガッツリエロです。
奈良絵と併せてとても楽しめました。

検事の水上は今まで年上の男性と、しかも渇望を満たすといっても、あくまでもお上品なSEXしかしてこなかった人です。
そんな彼が雨の日拾った男に、欲情している目に誘われたといって犯られちゃうの…

7

愛炎の檻 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

全体の9割5分はエロで出来ています (*´д`*)

なんつーか とにかく激しくエロエロです
エロが9割5分を占めている中 残りの5分でちゃんとストーリーが出来上がっているんだから たいしたもんですヽ(・ω・)ノ
ムチとかローソクとか痛いことはなくて野秋くん(受)しょっぱなから感じまくってます 快楽責めってやつですか?
最後はちゃんとハッピーエンド♪ らぶらぶエッチもあります
なので 痛くないエロエロが読みたい方におすすめです

ところ…

0

秘書の嗜み 小説

鳩村衣杏  奈良千春 

こんな秘書なら傅かれてみたい、ちょっとヘタレのクールビューティーです

秘書と聞いて、かつて自分も体験した仕事であるだけに、この主人公・誉の苦労が手に取るようにわかって、少しばかし同化してしまいました。
しかし、ここまでの徹底した完璧さはなかったのですが・・・(汗)
それにしても、この攻め様及川にホレちゃいそうですよ。

誉は先代秘書の教えを忠実に実行する敏腕秘書。
片や及川は、社長の甥であるとともにモテまくりの広報部で、ガチガチに固い誉が苦手。
しかし、…

2

デコイ-迷鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

木で作られ羽ばたくことのない『デコイ』が ボロボロになりながらも ようやく自分の羽で空へ羽ばたいていったラストに涙したー。

火野、安見、那岐、加賀谷・・・4人の想いが交錯するお話。
-囮鳥-の続編になります。

記憶喪失の男 安見の記憶が戻り
火野と那岐の閉ざされた過去が語られます。

めまぐるしく明らかになる過去、過去、過去・・・
壮絶な過去が語られ
いつしか読者である私は、加賀谷視点になってました。
加賀谷が、壮絶な過去を持つ登場人物と読者を繋ぐ架け橋になってる気がしました。

火野と那岐が、…

7

デコイ-囮鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

身体は深く繋がるのに心をつかめない、心は惹かれ合うのに身体を繋げられない・・・どちらも酷くイビツなのに甘く読者の心を蝕むような魅力がある。

『デコイ』というのは、狩猟に使う木で作った囮の鳥のこと。
-囮鳥-そして続く-迷鳥-で完結するお話です。

奥多摩で殺された男の事件を発端に動き出す
2カップルのお話が綴られています。

記憶喪失の安見と殺し屋の火野。

犯人を追うヤクザ那岐と相棒の加賀谷。

身体は深く繋がるのに心をつかめない
心は惹かれ合うのに身体を繋げられない
どちらも酷くイビツなのに甘く読者の心を蝕…

4

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

芽吹の内面の弱さが垣間見れた今作。

頭の回転が良く優男で愛される正義の味方
芽吹は、人情味あふれるネゴシエーター(交渉人)ですが
けっして完璧な人間じゃない。
そんな部分が垣間見れる今作だったように思いました。

検事や弁護士を経て交渉人になった芽吹
芽吹の“正義”とは何なのか・・・けっこう重いテーマだったと思います。
人を信じることは、自分を信じること。
常に暗示をかけ続ける芽吹の人間味がすごくよかった。

器…

3

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

本編と挿絵どちらも絶妙なバランスv

本編を読む前の扉絵。
ケータイ電話に写りこんでいる人物は
まさしく先輩こと芽吹v
このケータイの持ち主が誰かなんていうのは
交渉人シリーズファンならすぐわかる仕様のイラストが
本当にこころ憎い演出なんですよぉーv

榎田尤利さんのお話もさることながら
奈良千春さんの挿絵も本当に素晴らしい。
どのページも食い入るように魅入ってしまった!

交渉人シリーズ2作目。
芽吹がホスト…

4
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