奈良千春さんのレビュー一覧

この血の果てに 小説

月上ひなこ  奈良千春 

一緒に堕ちたい

日本画家 一之瀬蒼(攻)×大学生 木下葉月(受)。

 実親子もので、王道のオヤジ攻めです。
 思いがけない家事によりアパートに住めなくなった葉月は、バイト先の同僚のところに身を寄せていたが、夜中にその同僚に襲われかけ、飛び出してさまよっていたところ、蒼の車にひかれかけ、けがをしたためそのまま蒼の家で暮らすことに。
 ある事件がきっかけで、何にも執着しない蒼が初めて葉月に執着を見せ、お互い…

2

花の破片 小説

愁堂れな  奈良千春 

裏切り者は?

新宿退屈男のシリーズから読んでいたら、人間関係がわかるけど、これだけだと、初めのあたりでは内容を掴むのに時間がかかりそう。
主人公、田崎が裏切り者かどうか、読み手側の判断になるのと、キティ・ミミィの飼い主ジェイクの正体がさらに作品を面白くしてくれる。

0

玩具の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

一途?いいえ、犯罪です。

受けは恋をしたことのない初心な高校生。
ゲイバーで強姦されそうなところを攻めに助けられて、一目惚れ。しかし、その攻めは年下は相手にせず、また特定の相手は設けず常に遊びで付き合うといったいわくつきの人…という設定です。

受けは相手にされないながらも、髪形を変えたり、年齢を偽ったりと攻めに対して必死にアピール。

紆余曲折の末、晴れて二人は恋人同士に…


~完~




4

誘惑 小説

藤代葎  奈良千春 

ボディガードものがスキなんですが

設定が好みだったので読みましたが、つかみどころのない思わせぶりな文章ばかりで、で、なんなのよ、ということばかりで乗り切れず。
下手とか破綻しているというよりも、何が言いたいのか、どのへんを楽しめばいいのか、よくわからないまま、話が進んでいってラストになってしまったというかんじ。

イラストの人も大の苦手なので、どうかな、と思ったとおり、やっぱり無理でした。
シャイノベルズの新人さんは当たり…

3

玩具の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

健気受サイコー!

四ノ宮慶さんのデビュー作は正直あんま萌えなかったんですが健気受と来たらそりゃ読まずにゃいられませんって!

帯より「お前まさか、初めてじゃないだろうな?」

そのまさかですよ!子供は相手にしないという男に一目惚れしてしまったケイゴ[受]。でも諦めない、自分を見てもらおうと一生懸命頑張る。
やっぱ健気受たまらんです、健気受スキーとしてはドストライク!スパーン!!
ただ健気なだけじゃなくて…

1

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

信じるとは・・・

2種類のUSBを巡って、芽吹ネゴオフィスチームと周防組、鵜沢組、詐欺師・環が入り乱れております。
特に、芽吹と環の頭脳戦はさらにヒートアップ。
しかし、一々環に一枚上を行かれる始末で・・・

弱いところ、痛いところ、辛いところをグサグサと突いて、相手をやり込めてくる環と、激昂せずやんわりと外堀から埋めていく芽吹。
人を信じ、自分を信じるということはどういうことなのか。
前巻「交渉人は嵌…

4

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

騙す人騙される人

おまけで神評価。
本来ならば続き物は完結するまで満点はつけない主義なのですが、今回は「交渉人は諦めない」と同時発売で、お話の最後まで読めたのでこのような評価にいたしました。
“おまけ”の理由は、USBにこだわりすぎるほどこだわる芽吹さんの気持ちがちょっと理解できなかったのと、笑えばいいのか泣けばいいのか感動すればいいのか、てんこ盛り過ぎたからです・・・

今回は、交渉人の芽吹さんが関わった…

3

エス 残光 小説

英田サキ  奈良千春 

あっさりと

思ったよりもあっさりと終わってしまった感じがしますね。
密造銃に関しては本当にあっさりかもしれない。それよりも今回は、
椎葉と宗近はもちろん、五堂や東明、紀里が中心になって話を進めているような気がしました。
個人的に気に入っている場面は、紀里と椎葉が一緒に居るところです。
ほのぼのした感じなので、癒されるところもありますが、話の展開が早すぎるので突然東明が来てグロッキーな展開になることもあ…

1

君こそ僕の絶対 小説

いおかいつき  奈良千春 

なんと、双子の弟登場!

高城と諏訪内の、2作目、高城が自宅で、カミングアウトを、
したために、双子の弟が東京まで、事件の弁護士とともに、
登場、可哀そうに何も知らない、諏訪家は、敵対心丸出しの、
弟に、睨まれ、嫌われていく。

でも、そんなの関係ない、なんてどっかで聞いた、
セリフだけれど、二人はマイペースの甘い関係。

”催した。”  なんてセリフ!萌です。

事件も、二人で考える?ちょっと違うか?…

2

恋する絶対の法則 小説

いおかいつき  奈良千春 

双子の弟、きみもですか?!

前作として、兄の高城と諏訪内の2冊目に、
登場していた、弟の高城優弥のお話でした。

なんと、あれほど兄の、男との恋愛を反対していた男が、
恋をした、それも美少年、高校生の男の子に・・・!

ビックリの設定、前作では、ブラコンの弟らしく、
兄の彼氏に敵対心全開で、憎たらしい意地悪な感じしか、
見えなかったけれど、今回は大阪人的な、お笑いもOK!

みたいな思いやりのあるいい男と…

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