渡海奈穂さんのレビュー一覧

狼は闇夜に潜む 小説

渡海奈穂  マミタ 

血生臭い生業の攻めには受けの力は最強!

狼が絡む設定が大好きなので
率直な感想として面白かったには面白かったです。

うーん。ここからが上手く説明できないのですが
私の場合、
"ここのこういうシーンが好き!"
"キャラクターのここがめっちゃ好き!"
というスタンスで肩入れしながら読むことが多いのですが。

今作は設定としては楽しめたけど、
そういった意味では感情はさほど動かなか…

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さよなら恋にならない日 小説

渡海奈穂  みずかねりょう 

受けも攻めもずっと他の人のことを考えてる

一流企業に勤め、順風満帆な人生を送ってきた雪谷は、いつもどこか満たされない気持ちを抱えている。それは、完璧を絵に描いたような幼馴染の湯原と、なにかにつけて比べられてきたせい。自分はいつも、「誰からも選ばれない」という感覚を持ったまま生きてきた。
そんな雪谷に声を掛けてきたのが、行きつけのカフェの店員の慎。雪谷の愛読する小説の作者の甥だという彼は、行方不明になっている叔父を探していると言う。
あ…

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俺のこと好きなくせに 小説

渡海奈穂  金ひかる 

終わり良ければ、なんですが

年上の幼馴染・佑弥が東京に行って別人のようになって帰って来た集戸惑い、
さぞかし切ない気持ちになってしまうだろうなと思ったのですけども…。
あれっ、なんか佑弥の性格がよろしくない…??
全然優しくないし態度悪…からの、東京行く前の回想シーンで納得!
告白を無下にされたらそりゃ無理もないわ……と。
集が原因だったのなら、見た目がチャラくなった佑弥の未来を案じて
「俺が、佑弥を守ってやらな…

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狼は闇夜に潜む 小説

渡海奈穂  マミタ 

人狼を狩る人

狼関係と思って購入していたのをようやく読めました。キャラがめっちゃ好きという感じではなく、ちょっとおっかない部分があったのですいません、中立にしました。ひたすら待つ受けが好きな方にはきっとたまんないだろうと思うお話、雑誌掲載分180Pほど+その続き120Pほど+あとがき。

自分が通っていた高校で国語の教師をしている桂。高校時代の仲間と飲んでいる時に、求めていた人物の消息を得ます。「九住をこの…

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おうちのひみつ 小説

渡海奈穂  六路黒 

あれ?ガチの方?

ガチ兄弟の真実と裕司。
真実は明るくクラスの盛り上げ役。裕司は親の期待に押しつぶされそうな優等生で、暴力的で暗い。

最初は真実のクラスメイト、塚本と沙織が絡んでいて、特に塚本は長身、寡黙で本好き、しかも真実が好きなのでこちらとくっつくのかと思いきや、違った。

母親の期待に応えようと、勉強ばかりしている弟、裕司。兄に暴力を振るい、抱くことでなんとか自分を保っている。

一方、塚本に…

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たまには恋でも 小説

渡海奈穂  佐倉ハイジ 

萌えは人それぞれ

三次元で最高の萌えに出会ったイケメンオタクとロックオンされた見た目オタクなメガネクール地味メンのお話ですね。

色々書かれてますが受け視点なので、会社のモテモテイケメンがなぜか地味で無愛想な自分に構ってきて嬉しそうで、罰ゲームか?といぶかしむのですが、実は攻めの椋本にとって岡崎は何もかもが萌えツボで性格も好ましく、求愛行動し続けてるんですね。

こんなキラキライケメンが何で自分に?絶対合…

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さよなら恋にならない日 小説

渡海奈穂  みずかねりょう 

受けの幼馴染の存在感が半端無い。

カフェの店員と常連客という関係が、一冊の本をきっかけに仲良くなり……というスタートでしたが、受けの幼馴染が受けの回想の中でやたら登場するので食傷気味になりました。
「あいつはあぁだった‥‥ それと比べて俺は‥‥」「あいつだったら‥‥」みたいな感じで、何かと比較の対象として登場してくるんです。

受けだって誰もが知る大卒で、その分野では知られた会社に在籍し、見目も決して悪くないのに、幼い頃から…

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僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

攻め受け交互視点

初読み作家さんです。
まだまだ読んだことなくても好みの方は沢山いるんだな~!とホクホクしています。

状況描写より心理描写が多めに感じました。
何を思って行動しているのか、それが変化していく様子、さらにそれに伴った関係性の変化が読み取りやすいですし、感情移入がしやすいですね。

そして攻め受け交互タイプ!
統計があるか分からないですが、攻め視点のお話は大分少ないのではと思います。

3

空はちゃんと晴れてる 小説

渡海奈穂  野木薫 

良いのか良いのかとちょっと不安だった

渡海先生買い。どんなお話かさっぱり予測不可能だったのですが、読後感は良かったので萌2より萌です。途中までイケナイことしているような、やや落ち着かない気分でしたが、最後は「ああ良かったなあ」という気持ちになったお話、「本編260Pほど+あとがき」です。

出版社勤務の国上(くがみ)は、仕事の打ち合わせに行く前に後輩とあるカフェを覗きます。姪っ子が「悪い人なの」と泣いていて「いい噂を聞かない」とい…

2

空はちゃんと晴れてる 小説

渡海奈穂  野木薫 

自己否定の殻を脱ぎ捨てて

今回は出版社の中堅編集者と
無償で人助けばかりする青年のお話です。

無職の極つぶしと言われる受様が
攻様との出会いで自分に自信を持つまで
もしくは、個人主義だった攻様が
共にいたいと思える相手を得るまで。

出版社に勤める編集者の攻様は
姉から高校生の姪がイケメン店員に
弄ばれて泣かされたと相談を受けます。

元気な姪の塞ぎこむ様を見た攻様は
仕事に託けてその店員がいる…

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