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天禅桃子
hepo
ネタバレ
極限まで2人の距離が近付いたところで終わった1巻。 2巻は、疲労による熱に浮かされていたミチが、熱が下がって冷静になったところから始まります。 第三者から見たら、激しくまどろっこしい。 あそこまで気持ちが昂ったのに、まだ自分の気持ちを自覚しないミチにちょっともやもやします。 一度は思いが通じ合ったと感じたヨシカからしたら、「今まで通り」はスタート地点に戻るよりもつらいことだけど、ミチの…
表紙がまず素晴らしい。 押し入れの天袋をBL書庫にしているのですが、表紙が好きすぎる作品を常時7冊ほど開けたらすぐに見られるように配置しています。 何度か入れ替わりはあったものの、この作品は購入した4年前からずっと鎮座しております。 素敵すぎる。本当はリビングに堂々と飾りたいくらい。 ファッション業界の話です。 大手ブランドを退社後、独立して自社ブランド・michi kashiiを立…
オルタナティブ。 いろいろな意味がありますが、この作品では「身代わり」的な意味と、そのときどきの「選択肢」のダブルミーニングなのかな?と感じました。 会社の後輩の結婚式で、後輩がずっと好きだったという友人・志田と出会った水原。 知り合いのいない二次会に参加したことを後悔していた水原に、志田が近付いてきて…。 という始まり。 バイだけどゲイ寄りな水原は、そのまま志田をお持ち帰り、と…
説得力がすごい。 「カッコいいなあ」から「好き」になる過程が、「そう!そういうものだよね!」ってヘドバンばりに頷けてしまう作品。 同性でも目を引く存在感。 同じ会社に勤めているのは知っているけれど、名前も部署も知らない相手が気になっていた営業の浅田。 そんな中、新規プロジェクトで制作部を訪れた浅田は…。 プロジェクトのチームを組む観月が、自分が見ていた相手だと知ります。 仕事絡…
攻める!! みなさまの中で「攻め受けの暗黙のルール」ってあると思うんです。 「好きな攻め受けのタイプ」ではなくて、あくまで「暗黙のルール」。 たとえば「美人は受け!」とか、「短髪は攻め!」とか、「体格大きい方が攻め!」とか。 暗黙のルールっていうより、固定概念って言った方がいいかもしれません。 この「固定概念」を打ち破ってくる作品に出会うと、ひとは驚いたあとに「受容」と「拒絶」のどち…
よく「魔性の男」って出てきますよね、創作作品には。 だけど実際、実社会で会ったことある!っていう方はあんまりいないような…。 わたしの周辺にいないだけなのかな。 人たらしはふつうにいるけど、「魔性」ってまた別物って感じ。 「魔性」を持つと噂される永嶺が所長を務める営業所に異動が決まった赤江。 「異動」とは名ばかりで、海外赴任までした彼が地方の営業所に行かされることになった理由は「不倫…
この表紙に惹かれて、『ブーランジェリーの恋人』と一緒に購入したのが、天禅先生の作品との出会いでした。 食いしん坊ゆえ、食べ物が出てくる作品ばかり探し求めていたので、純粋なジャケ買いはこの作品が一番最初だったかも。 初読のときはだめでした。 頭が硬すぎて、松嶋の「誘われたら誰でも」設定が受け入れられず。 好きな相手を一途に思えないくらいなら、好きとか言うな!って思ってしまって。 ええ、…
天禅先生の作品って、最後のページの言葉でどっかーんと萌え度が上がるものが多い。 この作品も例に漏れず、最終ページで「おわー!」って鳥肌が立ちます。 担任の先生からいきなりダブりの比嘉の勉強を見てほしいと頼まれた(脅された?)野波。 面倒だと思っていたのに、いざ話してみると比嘉といるのは案外居心地が良くて…。 訳あり優等生と訳ありダブりくんです。 2人とも抱えている闇が結構深い。 …
思わせぶりな含みがたくさんあるストーリー。 表題作と同時収録で、必要な情報はある程度得られます。 ただその情報ですっきりするか、もやっと感が残るかは、読者の性格次第かなと思う1冊。 生き別れになった弟を探している孤児院育ちの三葉(みつは)。 彼にとって「故郷」と呼べるのは、孤児院のある町だけ。 数年ぶりにそこへ帰って来た三葉が出会った少年は…。 探している弟と同じ名前で呼ばれる…
真っ直ぐな恋愛を読むと心が洗われます。 余計なもだもだなしで、表紙のようなスカーっと晴れた青空のような気分になりたいときに最適です。 小学校の常勤講師になった杉浦秀(サカエ)。 新任教師紹介のときに、小学校の恩師・リュウ先生と再会して…。 再会もの、そして年の差です。 父親が母親や自分に暴力を振るうようになって、自分の無力さに傷付いていた秀に気付いて、手を差し伸べて、寄り添ってく…