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6/20(合計:192件)
定広美香
霧笛丸
ネタバレ
定広美香先生が描く刑務所は、日の光から隔絶された地下にある「合衆国刑務所」、レベル3の凶悪犯たちの吹き溜まりでの生活を楽しめるヤツだけが「アンダーグランドホテル」と呼ぶ・・・。 刑務所の閉ざされたシチュエーションで展開される、一筋縄ではいかない物語ですね。フィッシュとセンの愛は刑務所で育まれた純愛だと思います。 下巻になると、シュッとした切れ者の刑務所長ムトーや、センは親友だと思っていたノ…
リアルでは絶対に一生無縁でいたい刑務所ですが、フィクションの世界では大いに興味を掻き立てられます。閉ざされたシチュエーションでの濃ゆい展開にドキドキしてしまうんですかね。 私にとってbl 小説でムショものといえば、英田先生のデッドロックシリーズなんですが、コミックではこの、定広美香先生の「アンダーグランドホテル」になりますね、先日読んだばかりなのに幾つもの場面が焼き付いて時々(主に寝る前☆)読…
Hinana
正直よく分からなかったというのが感想です。 表紙はイメージかと思っていたので、まさか両腕を切っちゃうなんてどんな狂気!!とドキドキしながら、完全に怖いもの見たさで読んでいたのですが、どこまでいってもピンと来ず。。 変に猟奇的にならずに人間味があったのは良かったのかもしれませんが、独占欲や執着心があるのに、他人と受けを共有しちゃってる時点でアウトでした。。 しかもパトロンが全然魅力的じゃなくて…
VJV
すごいものを読んでしまった。これが究極の愛の形か。 肉体的に痛い漫画は苦手だと思っていたのだが、意外にもあっさり読めました。四肢欠損モノなのでかなりアブノーマルな雰囲気なのですが、作者の絵が美しく、グロさを感じさせない、いっそ綺麗に見える。 SMも、プレイとしてのソフトな物は割と好んでいたのだが、「傷つけたいS」と「傷つけられたいM」の感覚がなんとなくわかった気がする。トマの美しい指を愛でつつ…
スイーツケイ子
うわー、なにこれ! こんな作品があったのかー! 読後どっぷりとこの世界にはまってたまま1週間経過。ああリアルタイムに読んで姉さんたちとワイワイ言いたかったよぉ! ヽ( ̄▽ ̄)ノ 中学時代、Banana Fishにハマりまくっていたクラスの女子全員にお勧めしたい! (そういえばなんでこっちもFishなんだろう?) In These Words/Guilt Pleasure とか好きな人にお勧…
まのあそのか 定広美香
マキヲ
答姐トピックで「トンチキBL」とのご紹介を頂き、読んでみました!はー……読み終わって(´・ω・`)こんな顔になりました。 全く違うカップルのお話が三作収録されていますがトンチキぶりも世界観も一貫性がないので、エロス強めの作品集として楽しむものだと思います。思うところは多々ありましたが…まあ本人達が幸せならいいか。うん。 定広美香さんて小説イラストも描かれるんだな~しかもエロエロ…と思い…
トーゴ
目標を持って進学したタブと、ただ同じ時間を共有したいドック。 確かな愛情を信じて疑わない2人の無敵とも言える世界を覗き見て幸せな気持ちになります。 けれど一歩外に出れば新しい環境。新しい交友関係。 いつ、何が原因で心変わりしてしまうかと不安に駆られるドック。 寄りかかる比重が違うせいか、不意に訪れる負の感情に苛まれるドックの姿を見るたびに一抹の危うさを感じてしまいます。 メランコリーとの…
その情熱が舞い上がり無我夢中となるはずなのに、同性だからと慎重になってしまう。 アメリカが舞台のせいか、ゲイであることに対する後ろめたさ、そうせざるを得ない背景に、より奥行を感じることができます。 それでも思いとどまれない気持ち。 タブとドックの感情と欲望の間にある溝が元カレの登場で大きく捻れ、ドックに想いを寄せるジェニーを傷つけ、それなのになぜセックスをしないのか。 タブにまとわりつく空…
みみみ。
本筋から少しズレますが、私、定広さんの作品に登場するダークサイドなキャラがどいつも好きで、この作品だとキャンディ売りの〔メランコリー〕。 こいつさえいなければ…!と憤るホント最低なクズ野郎なんですが、寂しさとか虚しさとかそういう負の感情に心が支配された時にこういう奴が甘い蜜を手に近付いてきたら、タブ同様、私だって突っぱねれるかどうか。 悪い男には何かしら魅力があるものです。 最良の回避策は、…
評価を神にしないのは、これはもう単純に私の嗜好とのギャップによるところ。 作家様自らが「唯一悔いなく描き切った作品」と仰られている通り、作品としては間違いなく名作だと思います。 80年代後半~90年代に描かれた作品と言うことで、定広さんの作品は今読んでもあまり時代的なギャップを感じずに読める普遍的なものが多いですが、これは如何にも古典的な美学を感じる作品でした。 導入となる『空気の存在』…