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剛しいら 朝南かつみ
こにしそる
ネタバレ
肌色な表紙なので艶っぽいお話なのかと思ったのですが、しっかりとしたお仕事もの、業界もののお話です。 贋作作家という犯罪性のあるお話ですが、知らなかった世界がなかなか興味深く描かれていました。 主人公の幸洋は面倒見のよい年上美人というキャラクターです。 対して相手の脩平は天才贋作作家ですが、しっかりしているのに年下の子供っぽさのある不思議なキャラクターでした。 幸洋は脩平親子の身の回りの…
佐倉朱里 朝南かつみ
マキヲ
佐倉朱里さんの作品はこれまでファンタジーしか読んだことがありませんでした。ざっくりとした言い方になりますが…上手な人は現代モノも上手なんですね。物語の見せ方が非常に巧みで、プロローグで気になるエピソードをチラ見せしておいて、その後じわじわと事実が明らかになるという展開に惹き込まれました。 主人公の翼(たすく)は殺し屋です。ただし物語自体に血生臭さはなく、ナイスガイな攻×寂しがりな美人という素…
妃川螢 朝南かつみ
M+M
1冊すべて表題作で、啓(受け)の視点でストーリーは進みます。 啓は大学を中退して、一流ホテルでコンシェルジェとして働いています。VIP客の「ありえない要望」にも笑顔で対応し、人が喜んでくれることにやりがいを感じていたところ、ホテルのオーナーの友人であるマクシミリアン(攻め)に突然専任になれと要望されて…という話です。 啓にはお金が必要な事情があり、金でカラダを買うという客の誘いに一瞬揺…
沙野風結子 朝南かつみ
時代劇も忍者モノも、もちろん沙野風結子さんの作品もいくつか読んできましたが、ここまで「分からない…」と思ったのは初めてでした。萌えポイントが分からないとかそういう意味ではなく、シンプルに起承転結がよく分からなかった。私がアホだからか。 彬匡はなんであんなに最初から不敬で不遜なマッド野郎だったのでしょうか。そしてクライマックス以降は憑物が落ちたようにまともになって、呆気に取られました。や、理由…
バーバラ片桐 朝南かつみ
まぎぃ
こちらはネタバレしない方がよいと思いますのでがんばってみます。 結構前に読んだので細かいところは忘れてますが、今も印象深い作品。軍服ものはいくつか読みましたが、中でもこちらがピカイチでした。 美人受けの花房。スパイ容疑で囚われ、まさに絶体絶命。昔の厳しさを思えば、抜け穴などないように思えます。そこへ取り調べのためにやってきた、かつての部下、牧野。まっすぐな好青年のような雰囲気が文章から…
いとう由貴 朝南かつみ
表題作と後日談ショートの2作品が収録されています。 月永(受け)と義康(攻め)の両方の視点だけでなく、他の登場人物の視点も入っていてドラマっぽいなと思いました。 表紙、冒頭のカラーイラストで言うに及びませんが、朝南先生の艶のあるイラストが堪能できます。月永の怪しい魅力がどわっと伝わってきました。欲しい場面に挿絵も入っているのも嬉しいです。 もっとドロドロした展開になるのかと思ったので…
もこ
坊さん!兄弟!復讐! 背徳的な要素むんむんの本作。 時代背景もあるのですが、文章が堅苦しくて 雰囲気を感じました(*´ω`*)くぅ 挿絵の坊主ぐあいがまたエロスでよいです。 お話しはといいますと 現国主の父である元国主の嫡子である受。 それは現国主の母しかしらない事実。 秘密裏に家族を殺され、幼いながらに逃げた受は 寺院で稚児として過ごす。 寺の坊さんたちには稚児としてアレ…
凪良ゆう 朝南かつみ
凪良はコミカル系から入ったので、シリアスは初読。もともとヒューマンな感動物語は苦手なのです。 が、やはり文章力でしょうか、ぐいぐいと読ませますね。サスペンスの趣もあり、ストーリー展開が気になって一気読みでした。 雑誌掲載の中編に続編をつけたような構成。1つ目はハピエンで、これで物語としてはいったん終わったように思います。 恵まれない境遇で詐欺師となった受けを、純朴でまじめな医者が癒や…
こだま
この作品とイラストがほんとぴったりでした。 じわりじわりと積み重なっていく感じが伝わってきて、 とても素敵です。また再読決定です。
麗音
吸血鬼、触手というキーワードに惹かれない私には積極的に読みたいジャンルだとは思いませんでしたが、朝南さんの描く美麗な領主とクールビューティな神父様を拝見したくて思い切って手に取りました。 過去の出来事で出世の道を断たれた司教(現在は祓魔師)が悪魔払いのためにやってきたトランシルバニア地方で出会った美貌の領主フィレンツ。 神を信じ日々精進していたのに信じられない目にあって司祭としての身分…