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朝丘戻 丹地陽子
あんバターパン
ネタバレ
前巻でメリバ(人によってはバドエン?)な終わり方を選択した2人。あの海岸から歩和がレイプされる日に戻っていた。そして歩和の名前を聞いたことをきっかけに一人も全てを思い出した。 2人は前回の選択を教訓に、違う道を選ぶように生きていくが、全てが大円団とはいかなくて…。 人生は思うようにはいかないんだよと朝丘先生から諭されるようでした。やり直しの人生を送っても結局他人を変えることは出来ない。…
カミラ
とりあえず恋愛ものとしてみると、うーん。です 恋愛の起承転結を期待するとしんどい。 メイン二人の思考が偏りがちで、共感できたら面白いのかもしれないけど、私は難しかった。 守ってもらってる事に思うとかがあるなら、もう少し自衛を頑張ろ。って思うかなぁ 消してくれてありがとう。でなく、消す事で苦しい思いをさせてごめん。って思える子が好きっす もう二度とあんな思いさせない。って思える子がいいなぁ…
朝丘先生のお話を全て読んでいる訳では無いですが、高頻度で孤独、切なさ、寂しさ、もどかしさ…みたいなものと向き合わないといけなくなるように思います。とっても苦しいです。でも、多分そこを味わいたくて読んでしまうのだろうな、とも。 須賀一人が仕事帰りに家の前にいたのは見知らぬ少年で、昔祖父母と飼っていた黒猫のハナだと名乗る。追い返すものの家を出ていかず、不思議な共同生活を始める。その中で一人は自分…
kurinn
本編で気になってた歩和と彼の母親とのその後の様子を、コミコミさんの小冊子で知ることが出来ました。店にやって来るお客さんと歩和との会話で、彼が母親をどう思っているのかが分かります。 やはり簡単にことは進む訳ではなく、歩和と母親がそれぞれ距離感を測りながら交流していました。それでも久家さんから見れば以前よりは大分ましになったようでした。 そして、施設に祖母に会いに行った時に一人は父親に初め…
上巻読んでからひと月以上経ってました。 下巻のあらすじを読んで彼等の向かう先がどうなるのか凄く心配でした。 評価も凄く迷ったのですが、伏線を丁寧に回収してて個人的には満足でしたので神評価と致しました。 『このて 右』はやはり「一人とハナ」の続きでした。簡単に言うなら「一人と歩和」で海で消えた2人が過去に戻ってやり直すお話です。 ただこの過去があの時間軸のお話なのか、または違う時間軸…
夏蜜柑◯
受けが情緒不安的すぎて…感情の起伏についていけませんでした。 許せないことは許せない、殺したい、消したいと綺麗ではないドロドロとした感情をストレートに言える子なのは好感が持てるけど、けど…私の中で首を傾げてしまう部分が多かったです。 あと言葉遣いで躓くことが何度かありそれも物語に入り込めない一因でした(「久家さま」は畏まりすぎだし…とか)。 あと何より私は斉城さんという人間を理解できない。ず…
ポッチ
「このて」の下巻にして完結編。 上巻は「このて 右」、で、下巻の今作品のタイトルは「このて 右」。 このタイトルの意味が、読み進めるごとに分かってくる仕様になっています。 上巻でハナの正体に気づいた一人。 そして、ハナ、もとい歩和の壮絶な過去に対面した一人は―。 というところから下巻はスタートします。 その人それぞれが持つ「正義」「正しさ」そして「愛情表現」は多種多様な…
ちろこ
1ヶ月に渡る物語の完結です。 とーーっても濃厚なストーリーでした。 前巻で感じていた疑問の回収と、かずとと歩和のBL展開、歩和をレイプしていた奴らへの制裁に終始するだろうと思っていたら、それに加えて新たな問題も出てきて、これがもう…本当に苦しい。 前巻で感じた疑問解決を1つだけ。 歩和は未来でかずとに消されて、過去に戻ったことになっていました。かずとは過去の"かずと"なので、当…
朝丘戻先生のデビュー20周年記念だし、2ヶ月連続の上下巻刊行と知り買わないわけがありません。 想像通りに面白いのは流石だと思いましたが、予想外にしんどい内容でした。 上巻にあたる「このて 左」は、かずと視点の「一人とハナ」と、歩和(あお)視点の「一人と歩和」の2部構成になっています。 「一人とハナ」ではかずとの前に現れた死んだ飼い猫「ハナ」だと名乗る少年との交流が書かれていました…
作家買い。 朝丘先生の新刊は、あらすじからもわかるようにファンタジーもの。 そして、とっても切ないお話でした。 タイトルは、「このて 左」ですが、来月(2022年9月)に続編の「このて 右」が発売になります。今巻読み切りの作品ではないので、完結してから読みたい派の腐姐さまは今しばらくお待ちください。 ということでレビューを。 普段ネタバレ上等でレビューを書いていますが、今作品はあ…