中原一也さんのレビュー一覧

愛は憎しみに背いて 小説

中原一也  小山田あみ 

剣道と瑞々しい竹林、そして乱れる陣乃がいいv

正直、前半は……というか物語の三分の二位は辛いばかりで、
これは中原さんの(私的)手を出してはいけないパターン(『淫雨』参照)か⁈と、
多大にハラハラしつつ読み進めました。
しかし、残りの後半と巻末のSSで満足して本を閉じました。

陣乃にしろ蘇芳にしろ、少し定番から外れたキャラで、
特に陣乃はいい意味で期待を外れたキャラでした。
蘇芳はいい男なんだかやなヤツなんだか、ちょっと微妙……

0

美獣とケダモノ 小説

中原一也  國沢智 

ドSでドMな受け様の心理描写が巧み

kindle unlimlted 対象作
Amazonにオススメされたので、前知識なしに手に取りました。

特に、オヤジ好きという訳ではない私。
中原一也さんの作品は何作か読みましたが、可もなく不可もなく。
萌えるポイントが私とは微妙に違うなーと、作家買いに至らず。。。

ということで、unlimlted対象でなければ、本作を読むことはなかったはず。
Amazonさん、素敵な出会い…

2

東郷課長のどすけべな指先 小説

中原一也  逆月酒乱 

東郷課長最高!

確かに東郷課長のどすけべな指先ですね。
東郷課長最高!こんな課長が欲しい。

沢木の課長駄目ですにも萌えました。
男盛りで仕事ができて部下の信頼も篤く男前で大人の色気があってスーツが似合ってセクシーで、どんなにスーパー攻め様なの!さらにどすけべで絶倫で変態さんで美味しすぎます!

受けも地味だけど本当は美形でくそ真面目で不器用でドジっ子新人くんで可愛いです。

沢木と最初のエッチの…

1

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

恩師はお見通し、なのだろうね…

生活が不安定な日雇い労働者達の為に診療所を開設して切り盛りしている青年医師・坂下の奮闘記、5巻目。

斑目が医師を辞めて街にやってきたのは未だに拭えずにいた過去の罪悪感が原因だった。
そういった過去を知るきっかけとなるのは、坂下達が暮らす街に貧困者の保護を銘打って活動し出したNPO団体『夢の絆』のスタッフの一人に医療過誤で亡くなった元患者の身内が居たから。

今までもヤクザに追い詰められたり執着心…

1

極道はスーツを引き裂く 小説

中原一也  小山田あみ 

波乱万丈

今作も波乱万丈てんこ盛りでした。

最初はラブラブだったのに~。
あの芦澤が愛してるとか耳元で囁くとか。
榎田もどんどん開発されちゃってついつい思い出しては仕事も手につかない状態で。

そんなとき芦澤の天敵塚原が現れ二人は辛いすれ違いからの塚原の罠にはまって、また榎田がさらわれてしまいます。

もちろん芦澤が助けに現れますが窮地を意外な人物が救ってくれます。作業場でのおしゃべりも伏…

1

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

「楽しい」に慣れてはいけない場所

『愛だというには切なくて』
読み終えて表紙を眺めるとタイトルの良さが沁みました。

男同士の恋愛。
仲間意識から芽生える友愛。
叶わず終わった片思い。
”さよなら”の後に待っている出愛い。

楽しいばかりでない、
ちょっぴり切なさを含んだそれぞれの愛。

シリーズ4作目になるとおなじみのメンバによる
わちゃわちゃとした日常を読む楽しみがありました。
でもこの作品の舞台は、…

1

極道はスーツがお好き 小説

中原一也  小山田あみ 

激動の3ヶ月

色んな意味でスーパーで俺様で猥褻で絶倫でフェロモンムンムンなヤクザさんと、純情で真面目で仕事熱心なテーラーさんのお話でした。

読み返そうと思ったら見つからなくて再購入しました。

3ヶ月間のお話ですが内容が濃いです!いやあ色々ありました。

しばらくは攻めが恐ろしかったのですが、段々と受けに気持ちが傾いていくうちに恐ろしさも薄れ男前で器の大きなエロエロなかっこいい人だなと。
受けも…

2

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

絶妙、とりあえず絶妙‼

魔性にも色んなタイプがあると思いますが、この作品は地味顔のジワジワくる系です。
まず、そこからドストライクで萌え、さらに男前な中年、そして職人と萌え要素満載でございました。
そんでまた、この攻め様の言動がイチイチかっこよくていや、この攻め様だから許される言動でもあり、色んなとこで萌えさせてくれます。

また、複数人の会話のシーンがあるんですがそれぞれ話し方にも特徴があるので迷子になることも…

7

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

途中から驚愕の急展開

電子書籍で読了。挿絵はありません(残念!)が、あとがきはあります。

あとがきによれば『オヤジ受け二作目』とのこと。
紙の本は2009年刊行ですので「中原さんでも二作目なのかぁ……オヤジ受けってまだ10年経っていないジャンルなんだなぁ」と感慨を深くしました。オヤジが愛でられるの、私は好きです。

幼い頃に『同性に言い寄られる魔法』を妖精にかけられた皆川は、異性には『ジミヘン(地味で変な奴…

2

詐欺師は獣に騙される 小説

中原一也  鬼塚征士 

ドラマCD化してほしい……

小説やコミックだけでなく、CDも楽しまれる方なら特に共感していただけると思うけど、
読んでいて声が聞こえるキャラクターというのに出会うことがたまにある。
私にとってこの作品の黒川園長がまさにそういうキャラクター。
一旦とある声優さんの声が浮かんじゃって以降は、
読んでる間中、さらには後日読み返してみても
ずっとその方の声で脳内再生されちゃって。

まあ、声云々をおいておくとしても、

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