竹美家ららさんのレビュー一覧

しもべと犬 小説

玄上八絹  竹美家らら 

大切な存在だから突き放さなければいけないなんて…(涙)

智重(警視庁非公式部署の特殊犯捜査第五係所属)×信乃(人の細胞から作られた「犬」と呼ばれる生命体)

警視庁の非公式部署“特殊犯捜査第五係”に所属するメンバーは、過去に何かしらトラブルを起こし他の部署から追い出されたいわくつきの人間達の寄せ集めで、主人公の一人・智重も過去の大きな事件の生き残りでトラウマを抱えているというキャラです。そしてもう一人の主人公は信乃という名前の「犬」(人造人間のよう…

5

茨姫は犬の夢を見るか 小説

玄上八絹  竹美家らら 

命を預けられるほどの信頼と絆

奥村智重(刑事)×石凪信乃(犬)/玖上禪(傭兵)×篠宮犬姫(犬)

※この作品は「しもべと犬」の続編になります。

前作は“大事な存在だからこそ受け入れることが出来ない”と過去のトラウマにより頑なに信乃を拒絶する智重と、仕事上でもプライベートでも智重の信頼と愛情が得られずに傷つく「犬」の信乃との切ない関係が描かれ、ラストでようやく想いが通じ合った時には思わずホッとしてしまうほど張りつめた雰…

6

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

大注目の新人作家登場!

教師×生徒モノです。
クラス担任・桂の涙を偶然目撃した志緒は、それから桂を気にするようになります。
桂に話しかけられ初めは煩わしく感じていた志緒でしたが、毎日の何気ないやり取りを続けるうち、いつしか桂に恋をしている自分に気付きます。
しかし桂は過去の苦い出来事の反省から、一生恋人をつくるつもりはないと自らに言い聞かせ、志緒の気持ちにも応えられないと一時は距離を置こうとします。
しかし志緒の…

6

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あぁ、青春

 Amazonの評価の高さに惹かれて購入、大当たり!

 先生と生徒、一途で不器用な二人の、それはもう丁寧に描かれた恋愛模様にどっぷり浸って幸せ一杯。

 青春っていいなぁ。
 恋愛っていいなぁ。

 読み終えた後、そんな風に思いながら本を閉じました。

 派手さも、エロさもないけれど、登場人物全員がちゃんと自分で考え、地に足をつけて立ってるのがイイ。
 透明感のある文章から滲…

2

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

流れるような文章に引き込まれて

新人さんです、これがデビュー文庫のようですね。先生と生徒のカップリングでカップリング設定はありきたりなのですが、その、背伸びをしていない感じがかえって良かったんじゃないかなと思いました。

父親の母校の入試に失敗し来年編入試験を受けるために毎朝図書館での勉強を日課にしてる高校1年生の結城志緒は5月のある雨の日の朝、普段通り向かった図書室で現国の教師で担任の桂が本を読みながら泣いているところを目…

13

ア・プレイス・イン・ザ・サン コミック

竹美家らら 

今風に言えば「キャッキャウフフ」

例えばここに二人の男の子が居て、何とはなしに
じゃれ合っているのですがその様子が殆ど友人の
域を超えてカップル同然のオーラを漂わせている訳です。
それが多分「キャッキャウフフ」と言う物言いの表す
所です。
そして、この一冊にはそのキャッキャウフフがミッシリ
詰まっています。表題作なんてキャッキャウフフを
そのまま展開した様なものです。

H度は「少ない」と言う事になっていますが、…

2

いとし、愛しと言うこころ コミック

竹美家らら 

さりげなく、さりげなく

狂言回しと御伽噺が上手い具合に混ざり合って
織り成される少々不思議なラブコメディ。
寝室を覗かなくとも髪結いと便利屋の仲の加減が
判りましょう。

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