竹美家ららさんのレビュー一覧

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

今回は絵師の選択ミスのような・・・

今、映画の撮影で東北の城下町がクローズアップされているからでしょうか?
今回の舞台は、そんな古さを残した城下町が舞台の、まだ城主の子孫が「お殿様」として別格の扱いを受けている町で、そのお殿様の若様と、都会からやってきた風来坊なアウトロー男のお話でした。
読み終えて、いつものキレイな文章はあるものの、殻をぶち破りたいと願う少年の不安定さが、文章にも現れていて、読んでいて不安にさせられる部分もいく…

6

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

初心者も上級者も楽しめる!

何より、読みやすいです!
文章もしっかりしてるし、絵もふんわりしてて可愛い!!
何も言うことなし!です
兄弟の絆がすごくキュンとしました

2

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

なにより双子ちゃんが可愛いんです。

登場人物それぞれに何か悩みや問題があって、ひとりひとりちゃんとそれに向き合って対処して。
BL小説だからと言って決してラブばかりじゃなく、なんだか萌えというよりも心がほっこりするお話でした。
話の雰囲気と竹美家らら先生の絵がすごくマッチしていて、読みやすかったです。

個人的には年下攻めに翻弄されまくってアタフタしちゃう年上受けが好きなんですが、この作品のおかげで新開拓しました。(笑)

1

隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

ワンパターン

一冊目はよかったんですが、二冊目になっても同じようなことで受けがグルグルと思い悩んでいるので、もういいよ、という気分に。
ちょっと残念でした。
耐えるというか、耐えまくりな攻めはよかったんですけどね。

1

帰る場所 小説

椎崎夕  竹美家らら 

もどかしさを楽しむ

再文庫化というだけあって、なんとなく昔っぽいノリですが、反発しながらも惹かれていくじれったい関係を楽しめる人にはお勧めです。
とにかく、受けがウザいほど、じれったいです。

0

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ふんわりほのぼの

杉原さん初読みです。
面白かったです~!そして可愛い!
また竹美家さんのイラストがすごくあっていてよかったです。

ブラコンの兄、章彦(受け)の家に弟の友達、高林(攻め)が居候としてやってきた!
少しの間、高林を住ませて欲しいと大好きな弟の願いを断れる筈もなく渋々居候させることに。
弟との楽しい暮らしを邪魔された章彦は、散々高林をよく思っていなかったけれどーー。

年の差にめちゃく…

1

On Your Mark コミック

竹美家らら 

見た目程甘くない。

 近年は、イラストレーターとしての知名度の方が高いかもしれませんが、竹美家さんはやっぱり漫画にこそその真髄があるかな、と個人的に思います。

 いくつかの短編からなる、本作ですが。
 淡いお伽話のような絵柄の中で、鋭い痛み…仕込み針のようなものが入っている、そんな雰囲気です。
 甘そうに見えて、苦い。

 表題作は、血の繋がらない擬似親子の話。
 息子が子供から男になること、親子の枠だけじゃ収まら…

3

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

ノスタルジーネオロマン

 英国貴族子息レイモンド(攻)×執事エドワード(受)
 第一次世界大戦から第二次世界大戦までの混沌とした上海を中心に描かれてます。
 ちょっと切なくてとてもかわいらしい話です。
 英国貴族の館でメイドとして働いていた中国人の母親に捨てられたエドワード。
 その英国貴族(レイモンドの父親)がエドワードを引き取り、屋敷の仕事をさせながらも子息のエドワードの遊び相手として月日を過ごし、やがて、レ…

3

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

楽しめました。

出だし、最初の数行が漱石の小説でも読んでいる気分になりました。
かなり婉曲な言い回しと表現で言葉を綴られる。
沢山の作品を読まれている文学好きな方だと推測。
前半、それがやや鼻に付く所もあった物の後半は随分読みやすくなりました。
これがデビュー作だという事ですが文章力は確かな人だと思いました。

当初桂に対しては「やな先k…(以下略)」だと。
口の訊き方とか教科書にチョークで殴り書き…

5

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

面白かったー

大好きです、こういうお話。
杉原理生さんの文体が大好きで作家買いしてるんですが、この作品のポップさはツボにきました。明るくてポップでコミカルでホノボノしてるんだけど、ドタバタ感がない。上滑りしてる感じもない。

キャラみんなが生きてました。
みんな最初と少しずつイメージが変わってくるんですよね。
で、私、攻めの気持ちとずっとシンクロしてました。
冒頭で「このブラコン兄ちゃん、あんまり好きになれない…

3
PAGE TOP