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かわい有美子 竹美家らら
茎わかめ梅しそ
ネタバレ
かわい有美子先生は、bl小説を本格的に読み出すきっかけとなった大好きな作家さんです。小説では唯一、作家買いをしているくらい大ファンです。 先生の作品が安心して作家買いできる理由は、なんといっても魅力的な文章にあると思います。いい意味でライトノベルらしくない、正確で時に詩的な美しさもある表現や言葉遣いをされていて、読後は重厚な一般小説と同じくらい満足感と達成感があります。何冊も作品を出されてい…
キウィフルーツ
エドワードが本当に健気でした。健気受け作品で時たま見かける女性的なうじうじした感じではなくて、攻めの結婚が決まりそうなときでさえ、自分のやるべきことを見失わずにひたむきに攻めに尽くしていたり、戦渦を一人で生き延び、待つのではなく自分で海を渡って攻めに会いにいくのもとてもよかったです。こういう強さというのは男性らしく、blだからこそのお話でした。 戦時中という特殊な時代背景、身分や人種の違いな…
一穂ミチ 竹美家らら
くにゆみー
前半のリズミカルにテンポ良く進む物語は読みやすく、また面白いと思えました。 ですが、後半の流れが自分の思っていたものと何か違う…と思ってしまって、中立にしました。 途中の場面で一顕が彼女を庇護して、1%くらい悪いかもしれない、みたいな事を言う場面があるのですが、私からすればかおりさんは60%くらい悪いと思いました。 それと、整と同居人である和章が結構あっさり終わっているのでそんなにかんた…
フランク
私は攻めと同棲している彼女・かおりの思考回路がどうしても理解できませんでした。 結婚前で一年間セックスレスってもう破綻してる……としか思えないんです。 かおりは彼を好きだというし、居心地はいいし結婚したいと言う。 一顕に似た子供も欲しいと言う。 セックスをのらりくらりと一年間拒否をしている人の子供欲しい発言に思わず失笑しましたが、かおりの中では結婚後は排卵日に合わせてセックスを要求…
ririn
旧版の作品の方がすっきりしているなという印象です。 こちらの作品は加筆が多い分だけ、無駄な描写が多く、テンポも悪くなっていて、いろいろ重いなと感じました。 BL的な恋愛描写よりも、登場人物(特に女性)の描き方が凄く気持ち悪いので、そこで好みが分かれるかなと思いました。また、彼女とセックスできないから男の体に~までの流れが不自然で、やはり、何度読み直しても体の関係に行く理由が分かりませんでし…
ぷれぱーる
初めてレビューを書きます。 作品の素晴らしさを伝える語彙が足りないのが、非常にもどかしいです。 シリーズ3作目の今作ですが、その中で一番好きな作品となりました。 途中のドキドキ、イライラ、ハラハラはありますが、ラストの多幸感で、「終わり良ければすべて良し」と思わされてしまいました。 作者の一穂ミチさんのあとがきが一言だったのも、思いがこもっていてとても良かったです。 こちらこ…
東雲月虹
実を言いますと、旧版が発売されてすぐ読んだあと めちゃくちゃ打ちのめされました。 こんなずどーんとくるお話もあまり無いな、と。 どこまでもリアルで恐怖さえ感じるほどでした。 一顕の彼女・かおりの先輩が特に。 当時読んだ時の衝撃ときたらホント相当なものだったんです。 いえ、私がかおりの先輩のような経験をしたわけではありませんが 誰もが羨む幸せそうな夫婦にもそんな事実があるなんて。 女…
ももよ
萩原は、同棲中の彼女にセックスを拒み続けられる日々を送っていた。同じ会社の総務部で働く整は、両親が事故死し、自分を支え一緒に暮らしてくれた幼なじみ和章に報われない愛を抱えていた。そんな2人が間違えて送ったメールから出会い、惹かれていくお話。 メールは、普通の会話から始まり、何となく送ってみようかなぁと感じてしまうやり取りから、徐々に自分たちの今の状況を話すように。 会社は同じなので、顔を会…
まりぽん812
暑い中、外での仕事から社に戻った一顕は、エントランスで観葉植物の入れ替えに立ち会う整の傍を、軽く挨拶して立ち去ります。帰り道、整から『目があったのにささって逃げた』と、ちょっと非難めいたLINEが届いて…。真夏の汗をめぐる二人のやり取りが、楽しいです。 一顕がそそくさと立ち去ったのは、整に汗だくの自分を見せたくなかったから。 そして整も、総務の女子たちが「萩原さんは真夏でも颯爽としている」…
片面は本編表紙イラストの二人の全体像、もう片面はショートストーリーになっています。 全身が見えると、印象がまた変わりますね。アップだと二人の顔がすごく近づいて見えたのですが、立ち位置から見ると、実は少し離れていたみたいです。 おそらく、「ふったらどしゃぶり」の最後で整が差し掛けた傘を、一顕が開く場面なのでしょうね。二人の視線が合わさっていないのが、そのときの二人のぎこちなさをうまく表してい…