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一穂ミチ 竹美家らら
まりぽん812
ネタバレ
「ふさいで」発売記念サイン会・お土産の小冊子に加筆されたものだそうです。サイン会に行けなかったので、読めてとても嬉しいです。 熱海の冬の花火大会の日、設楽と栄が睦人一家を訪ねる「うたかた花火」は、2段組みで20ページ超とボリュームがあります。栄の視点で、その後の睦人一家の穏やかな暮らし、ホテルでの設楽との熱い一夜が描かれています。 栄は成り行きで、睦人の息子・宗太と二人、夜の海岸で花火…
夜、設楽のマンションで過ごす栄。おそらく事後なのでしょう。栄のジーンズが床に放り出されています。 設楽のパソコンの履歴に熱海のリゾートマンションを本気で探す気配を見た栄は、理由を問いただします。 自分が五十の頃には栄に番組(ザ・ニュース)を全部任せられるだろうから、早期リタイアも悪くないかな~って、と冗談めかして話す設楽。どうやら、五十の頃には頭にキレが無くなるから、がっかりされる前に引退…
ことり小鳥
11年間関わっていなくても、ずっとお互いの存分が背中を押し合ってたとは、ある意味純愛だと思う それでちゃんといい仕事をして評価されて、大人の恋愛ってこうじゃないとね それにしてもあの飄々とした設楽さんがこんな過去を抱えていたなんて、一穂さんのサイトのこばなしにもあったけど、あの時こんなこと考えてたのね!という新たな気付きが面白い しかしほぼ新人に近い部下に手を出していたとは、設Pやるな 笑 …
kanaco
このシリーズの中では重めで切ない大人バージョン。 一言で言うと好き!! 横顔と光彩で設楽Pと相馬さんは同期かと思っていたらまさかの10歳差とは。 あの時も過去に何かあった風ではあったけれど、 元々ここまで想定して竜起となっちゃんカップル版を先に書いてたなら 一穂さんてやっぱり組み立てがうまいと思う。 同人誌も沢山書かれてるけど、そのどれもが蛇足じゃなくて それぞれの出来事や心の動きが…
A5サイズ片面です。半分が本編表紙の設楽と栄で背景が白色、もう半分がSSになっています。 背景が白色だと、二人の雰囲気もずいぶん明るく感じられて、SSの内容にぴったりでした。 SSのタイトルは、「かくして」。 これには二重の意味があるのかな、と思いました。 「ザ・ニュース」のスタッフは番組内恋愛禁止でよろしくね、と設楽が言っているのを耳にした栄は、どの口で言ってるんだ、と呆れます。…
失
私はかねてから加害者が守られる世の中に違和感を覚えています。 しかしこの作品ではいじめ問題が単なるネタになっていると感じました。 この作品に関して傷ついているのも救われるべきなのも奥くんだと私は思います。 仕事にも友情にも家族愛にも心を砕いてこなかった勝手な生き方をしてきた栄が、奥くんに一度も対峙せずに被害者面しているのが腹立たしい。 栄は祖母のことで奥くんに恩がある。奥くんが行動にで…
「横顔と虹彩」と合わせて、何度も読み返しました。萌えよりもモヤモヤを大きく感じるのは、なぜなのだろうと。 睦人が「事件」を起こした理由は、いじめで自殺した弟は被害者なのに、家族が泣き寝入りするしかなかったことでした。リアルな社会問題です。でも、それが、栄が傷ついた、生放送のオンエアDが怖くなった、この二つを描くためだけに使われていたことに、モヤモヤを感じました。たとえフィクションでも、リアル…
東雲月虹
あの……読後は本当に言葉にならないです…。 のっけから私情で申し訳ないのですが 栄のような人間って基本的に好ましくないんですよ。 言葉が乱暴で年上を敬おうともしない感じとか。 あんな人が職場にいたら胃に穴あくどころじゃないなとも思うし。 なのに芯もちゃんととおっていてこうまで魅力的な人物にしてしまえるのは さすがとしか言いようがありません。 深がなぜあれだけ栄に心酔していたのかよ…
さもさ
なっちゃんが奥さんと同じこと言ってるんだな。 死んでもうたら、駆けつけたところで変われへんやろ 地位とか名誉、金ではなくて仕事に対して縄張り意識持ってる男の人って良いな。 つか国江田さん、毎度番外編で横から心をかっさらってくんですがやめてください格好良い。 一穂さんキャラの中で密とか雪とかの捻くれた人が好きなので栄はほんと、ほんとあれです。尖りっぷりが半端なく鋭角。触るもの皆傷つけ…
雀影
シリーズの大人組の番外編。 この本、挿絵もないし、前半は延々とお仕事のお話だし、栄は口を開けば悪態だしで、いくらBL世界のお約束である所の、周り中の男は皆同性カップルの呪いが強力だろうと、この栄が、 この栄が、呪いの沼に本当にはまるのかどうか、 実にハラハラしながら読み進んだわけですが、、、。 既に明らかになっている未来に到達するためには、この位の力技とスピードとが必要だったんだな、と…