草間さかえさんのレビュー一覧

夜道を一人で歩くとき 再録 コミック

草間さかえ 

何だか胸のあたりがじんわりとして、泣きたくなるような

「夜道を一人で歩くとき」
タイトルであり、そしてこれにまつわるフレーズが作品の中のキーワードとして使われています。

私はお話の筋云々よりも何よりも、この「夜道を一人で歩くとき・・・」というこの詩的な発想が何よりも素晴らしいと思いました。
どうやったらこんなロマンチックな事を思いつく事が出来るんだろう・・・
どうやって啓示を得るんだろう・・・・
(ちなみに私は・・・一人で歩いている時、…

2

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

父ちゃん!!!

フェア・ゲームの続編。
タッカーとエリオットの二人はゲイカップルとして同棲していますが、そこにエリオットの父の過去にまつわる事件が絡んできて二人も巻き込まれていく…というストーリー。ベトナム戦争やヒッピームーブメントが関連する過去の謎解きがとても面白い一冊になっています。
次々に出てくる人たちはみんなどこか怪しいし、エリオットは無謀にもいろいろ突っ込んでいくし…ハラハラし通しです。
結果的…

7

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

脳内で映画化してます。

面白いですよね。ミステリー、FBIものとしての面白さもちゃんとあるから続きが気になってページをめくる手が止まらない感じ。(実際は電書読みでしたので、タップする指ですが)
アメリカドラマが好きな人ならイケると思います。

ミステリーとして超傑作とまでは言いませんが、ゲイものロマンスとのバランスが良い。事件に関わるドキドキと恋愛のドキドキがうまい具合です。

小道具やエピソードのそこここに、…

1

やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

大団円、そして文句なしの神

マッチ売りから始まって四冊め。
今までの三冊は全て薄暗い表紙だったのが、真っ青な空が眩しいこの表紙。(ワンコ廣瀬だから青空が良く似合いますこと)
作品の中身を表しているようなこの晴れやかさ。

一つの作品の中に性格が全く違うカップルが二つ存在して、この3巻目はそのカップル達が交互に出てくるんだけど、どっちも甲乙つけがたい!
廣瀬×花城カップルは安定感抜群で長襦袢着て絡んでるときの会話だの…

4

やぎさん郵便 コミック

草間さかえ 

すこーしずつ変化が見えてきたかも。

澤に変化の兆しが!薄皮一枚ずつ剥ぐ程度だけど有原に少し執着したり他の男に嫉妬する様子が出てきました。よしよし。
手を差し伸べて「そうか 帰るぞ」と言ったあたり、なんか澤の優しさが見えた気がしたんだけど気のせいかな?
この二人の先はまだまだ見えません。

廣瀬は安定のワンコぶりなんだけど、自分に自信がなくて花城に好かれる理由が欲しいと思ってる。
理由なんていらないから!
あなたの花城はあ…

1

マッチ売り コミック

草間さかえ 

恋文に翻弄される四人のお話

自分がたてた「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#ans_71862
でおすすめ頂いたこちらの作品。

一言で言えば、もっと早くに読めば良かった!!!です。

読み始めて最初に私のテンションを上げてくれたのが攻めの廣瀬。
途中から私の大好物で…

6

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

もっと萌えたかった・・・

中古貴金属買取チェーン店「百顆」に勤める座波榛名は、閉店間際に婚約指輪を売りに来た矢神比呂に、気まぐれで夏みかんを振舞います。
その夏みかんを食べて、それまで淡々としていた比呂がぽろりと涙を零します。
比呂のことが妙に心に残った榛名。
数日後、榛名はセフレ(女)の機嫌を損ねホテルの前で打たれるのですが、その現場を偶然比呂に見られてしまいます。
比呂が榛名の腫れた顔を手当てしたことをきっかけ…

3

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

足湯に使っているような幸せな気分になれました

朝電車に乗って読み始め、降りる時にうっかり落涙しそうになりました。はや。
うそ、もう落涙?と焦ってしまいましたが、3編はいっていて1篇目が90P。
1篇目の山場ということで落涙ポイントに間違いなかったようです(笑)
本当にしょっぱなからキュン死にしそうになりました。
そして幸せーな気分で終われました。ので神。
ネグレクトがダメな方は、ちょっと考えた方がいいかもしれないです。
悲惨な記述…

5

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

泣き過ぎて目が腫れあがりました (。´Д⊂) ウワァァァン!!

「箱の中」を読了。続きが気になって、気になって、今作を手に取りました。前作では出所後、堂野(受)が女性と付き合い、妊娠を機に結婚をすることになったところで終わりました。いよいよ堂野(受)と喜多川(攻)の再会。どんな展開が待っているやら。

目次
・檻の外(受け視点)
・雨の日(攻め視点)
・なつやすみ(高村尚クン視点)

あらすじ
堂野(受)は妻子と共に買い物に出かけた帰り、所用で…

11

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

不器用な野獣系の攻め 良いよねー(*´Д`).*ス.*・キ.*・

最近ようやく作家買いを卒業し、数多おられる諸先生方の作品を乱読しようと思っていた矢先でしたが…どうやらハマってしまったようです、木原先生の魅力あふれる作品群に。ということで、次に読む作品はこの人気作をおいて他になく、手に取りました。

目次
・箱の中(受け視点)
・脆弱な詐欺師(探偵の大江視点)
・それからのちの(探偵の大江視点)

あらすじ
混んだ電車内で痴漢と間違われた堂野(受…

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