草間さかえさんのレビュー一覧

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

もっと萌えたかった・・・

中古貴金属買取チェーン店「百顆」に勤める座波榛名は、閉店間際に婚約指輪を売りに来た矢神比呂に、気まぐれで夏みかんを振舞います。
その夏みかんを食べて、それまで淡々としていた比呂がぽろりと涙を零します。
比呂のことが妙に心に残った榛名。
数日後、榛名はセフレ(女)の機嫌を損ねホテルの前で打たれるのですが、その現場を偶然比呂に見られてしまいます。
比呂が榛名の腫れた顔を手当てしたことをきっかけ…

3

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

足湯に使っているような幸せな気分になれました

朝電車に乗って読み始め、降りる時にうっかり落涙しそうになりました。はや。
うそ、もう落涙?と焦ってしまいましたが、3編はいっていて1篇目が90P。
1篇目の山場ということで落涙ポイントに間違いなかったようです(笑)
本当にしょっぱなからキュン死にしそうになりました。
そして幸せーな気分で終われました。ので神。
ネグレクトがダメな方は、ちょっと考えた方がいいかもしれないです。
悲惨な記述…

5

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

泣き過ぎて目が腫れあがりました (。´Д⊂) ウワァァァン!!

「箱の中」を読了。続きが気になって、気になって、今作を手に取りました。前作では出所後、堂野(受)が女性と付き合い、妊娠を機に結婚をすることになったところで終わりました。いよいよ堂野(受)と喜多川(攻)の再会。どんな展開が待っているやら。

目次
・檻の外(受け視点)
・雨の日(攻め視点)
・なつやすみ(高村尚クン視点)

あらすじ
堂野(受)は妻子と共に買い物に出かけた帰り、所用で…

11

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

不器用な野獣系の攻め 良いよねー(*´Д`).*ス.*・キ.*・

最近ようやく作家買いを卒業し、数多おられる諸先生方の作品を乱読しようと思っていた矢先でしたが…どうやらハマってしまったようです、木原先生の魅力あふれる作品群に。ということで、次に読む作品はこの人気作をおいて他になく、手に取りました。

目次
・箱の中(受け視点)
・脆弱な詐欺師(探偵の大江視点)
・それからのちの(探偵の大江視点)

あらすじ
混んだ電車内で痴漢と間違われた堂野(受…

2

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

冤罪の必要ないような

木原さんの作品なのでこれでもかというほど主人公を不幸にしますね…。でもBLとしてちゃんと萌えます。

1つどうしても納得いかなかったのが主人公の堂野が冤罪で刑務所に入るって点ですかね。冤罪である必要あるかなって。実際痴漢の冤罪なんてほとんど起こらない事なんだし、実際に性犯罪起こして刑務所入るでも良かったのでは。それだと刑務所で可哀想な目に合ってもあんまり胸が痛まなくて済みます(笑)。
喜多川…

1

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

役割固定に意味がある

既にパートナーとして一緒に住んでいる二人が、一緒に暮らしているからこそ、お互いの感覚の違いやお互いに譲れないことをどうやって乗り越えていくかを、それぞれの家族と今回の事件の謎を絡めて描いた作品。
年若い読者さんには、ベトナム戦争の頃の反戦運動家達に関わる事件なんて、ほとんど歴史ミステリーでしょうね。
前作からこの続編が出るまで結構間が開いたので、私自身、前作での事件に関してはかなり記憶が薄れて…

2

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

やっぱりAIモノはいいですね…

けっこう前凪良ゆう先生の「ショートケーキの苺に触らないで」を拝読したがなんとなく感想はまだ書けていない。先日もう一度読み直したということで感想を書いてみたので読んでいただけたら嬉しいです。

もともと先生の作品が好きで、さらにあらすじを読んでAIの設定だと知ったら躊躇いなく買った。帰ってから一気に読み終えて、本の名前の意味を知った途端号泣してしまった。
物語は近未来の日本をバックグラウン…

7

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

選んだ言葉の一つ一つ

翻訳モノのミステリー小説、フェア・ゲームの続編です。
事件自体は1話ごとに完結していますので、前回を読んでいないと全くわからないということはありませんが、主役2人が結ばれるまでは前回に描かれていて、こちらではすでに同棲中で周りからもある程度周知のカップルとなっています。

自分は前作が大好きで大好きで、分厚い内容にも関わらず何度読み返したことか・・・。続編を翻訳して頂けるのを今か今かと待って…

20

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

初邦訳作品の続編

2013年に邦訳が出た『フェア・ゲーム』の続編。
大学講師(元FBI捜査官)のエリオットと、彼のFBI時代の同僚・タッカーの物語です。

最近までアドリアン・イングリッシュシリーズの邦訳が続いていたこともあり、ラニヨン作品と言えばそちらの印象が強いですが、
同作家さんの初邦訳作品の続編がこうして日本語で読めるようになったのは感慨深いです。

あらすじ:
前作で再会し、再び恋人として付…

10

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

誠に勝手ながら

んー、やっぱり愛のないSMは私はどうしてもダメなようです(そういう場面が出てきます)。山場を迎える前に2度ほどもう読むのやめようとくじけそうになりました。そして極め付けは、実の父と息子がらみの話の展開。。。これも苦手分野。なので勝手ながらこの評価に至りました。

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