草間さかえさんのレビュー一覧

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

いい話すぎる·····

今までファンタジーはあまり好きじゃなくて読んでこなかったのですが、「ショートケーキの苺にはさわらないで」でファンタジーもいいなと思い購入しました。

人間とアンドロイドってそんな〜とはじめは思って舐めていましたが。めっちゃくちゃ泣きました。阿部ちん!なんていい子!!

阿部ちんの人の良さとこの歳で付き合うということに慣れてない初々しさ。最高でした。あと何歳になってもあの口調っていうのも阿部…

3

Chocolat bunko After Story collection vol.1 グッズ

番外編13作品

アフターストーリーコレクションというだけあって、文庫の「その後」である番外編13作品でした。いずれも幸せそうで良いな!って思いました。

浅見茉莉『星模様恋模様』より「引っ越し騒動」
彰史の部屋に、引っ越しに来た垰。コンドームを発見して浮気を疑い…。

伊郷ルウ『愛してはいけない』より「今日も愛してる」
休日くらいは料理をしようと思い立ったけれど…甘い休日の一日。

石原ひな子『狼…

2

chocolat bunko after story collection vol.5 グッズ

番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

こんなにも心をうたれるのは

心優しいアンドロイドオタク・阿部と、つらい経験のせいで感情を表さない男性型アンドロイド・高嶺が、困難を乗り越え結ばれ、限りある人生を選び、添い遂げるまでの恋物語。
少しずつお互いに惹かれていく二人のもどかしいやり取りにキュンとし、過去の高嶺の主人の縛りを越えて二人が結ばれる場面には胸が熱くなりました。阿部が高嶺に看取られる場面、高嶺が阿部を想いながら命尽きる場面では、涙をこらえきれませんでした。…

3

おまえが望む世界の終わりは 小説

菅野彰  草間さかえ 

別れと出逢い

草間さんのイラストがとても雰囲気あって
年下ワンコの情熱に年上美人が絆されるんだと予想して購入させていただきました。
ところが主人公にも脇にも予想より重い設定があったりして
色々と考えさせられました。

俳優もしているゲイの佳人は、
自身が監督を務める作品の操演(火や火薬を扱う演出)を
以前も頼んだベテランの瀧川に任せたかったのですが
打ち合わせに一緒にいた若者・孔太にやらせたいと…

3

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

BL的萌えは必要ないと感じた

箱の中の続編。
前回は、攻めである喜多川が6年かけ執念で受けの堂野を探し出すまでのお話でした。
そして今作で再会し、苦悩し、模索しながら関係を作り上げていきます。

本編は1冊の半分ほど。
そこでは相変わらず萌えは行方不明でした(苦笑
ただ萌えを求めず普通の小説として読むならば、昼ドラ並みのドロドロさで面白いです。
女性はとことん嫌なやつとして書かれ、しかもその嫌な部分が本当にリアル…

5

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

前半と後半の評価の間をとりました

久々に読む木原作品。
ずっとなんとなく手に取らないでいた本作ですが、ちょうど今は重いものを読みたい気分だったので挑戦してみました。

表題作の主人公(視点主)は受けの堂野。
痴漢の冤罪で服役することになった30歳で、ごくごく一般的な思考の持ち主です。
そして同時収録の『脆弱な詐欺師』は、本編攻めの喜多川が、先に出所した堂野を探す依頼をした探偵・大江が視点主となっています。
こちらには堂…

1

So This is Christmas 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

地雷が天国に

「So This is Christmas 」

皆さんのレビューで地雷シチュがあると聞いて拝読。
おお、これは確かに凄い。ぼかすわけでもない、はっきりとしたリバ表現。やはりM/Mは凄いなと思いました。これ多分、国産BLの人気シリーズでやったら大問題になるタイプのお話。レビューがすんごい事になりそう(笑)けれど、そうならないのがこの作品のいい所。二人の愛が本物であると、ジェイクとアドリアンの…

6

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

さとさんらしい

会社を辞め実家へ戻り農業を営む30歳の数多と、新卒で就職した途端に倒産→無職の憂き目にあった万里。
そんな万里がやけになって数多の田圃へ自転車でダイブしたところを助けられ、お詫びに農家PRの為にこめ王子というゆるキャラ的な役割を引き受けることで進むちょい地味なお話です。
ただ、ちょいちょい挟まれる話(自分が撮った万里の写真をいくつも枕元へ飾る数多とか、数多がたった一人で大きな一軒家で暮らすこと…

2

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

二人の魔性の男


地味な顔立ちなのに何故か男にモテモテの女性が時折いますが、それの男性版といった感じです。賢く立ち回れたらとても楽な人生だったのでしょうが、いかんせんぼんやりした性格なので、それがトラブルのもとになるばかりの気の毒な人が今回の受けです。

男に一方的に惚れられトラブルに巻き込まれてばかりの名波(受け)は一文無しになってしまい、とうとう自殺を試みるまでになりました。それを助けたのは漆喰職人の比…

9
PAGE TOP