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ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
カラフル
まさしく、こういうミステリー読みたかったんです…!という理想型の小説でした。 ミステリー小説も犯人やトリックが云々というのは、年々興味が薄れていき、 その事件の起こる背景や動機に工夫がされていたり、目新しい題材(設定)に惹かれる傾向にあります。 その中で、この小説はアメリカならではの地理的要素や歴史背景も設定に生かされた重厚なストーリー展開がなされ、新鮮で非常に楽しめま…
凪良ゆう 草間さかえ
フランク
ネタバレ
これぞ私の求めていた理想の生徒×先生ものだった!!と軽い興奮状態に陥ってしまいました。 ハラハラしたり、泣いたり、切なさに打ち震えたりの連続で読後は心地良い疲労感にしばらく浸ってしまいました。 生徒×先生ものをある程度読んできて自分なりのナンバーワンがあったのですが、この作品はそれらを超えて私の中のナンバーワンに君臨することになりました。 「未完成」というタイトルも秀逸です。これほど…
ココナッツ
発売日に購入したのに、長らく積んでいました。 というのは、前作途中で度々読み進めなくなり、申し訳なくも眠くなってしまったからで… ただ個人的感想では、この続編の方がスリリングで面白かったです。 受け(エリオット・元FBI捜査官の大学講師)の父親発端の犯罪を絡めて、それへ意地でも介入しようとするエリオットと影からサポートする攻め(タッカー・FBI捜査官)とのやりとりが非常に良いです。 前…
草間さかえ
Sakura0904
執着を感じさせるものから爽やかなものまで、4作品で様々な恋模様を描かれていたように思います。表題作と『されど美しき日々』は前者、『おかしな男』と『銀杏のはなし』は後者といったところでしょうか。私は『されど美しき日々』と『銀杏のはなし』がお気に入りです。 ◆されど美しき日々 昔いじめられるようになった受けと、そんな彼に手を差し伸べてくれた委員長の攻めの話。久々に再会したら委員長は事故で記…
ふばば
この作品は実際の連載は長期にわたっていたのですよね。 私は一気に4冊読んで、じれじれとリアルタイムで追っていた方とは多分出発点そのものが違うのだろうと思います。 4冊読んで、またループ読みして、複雑な花城や澤が段々素直…と言っていいのかな…甘々恋人になっていく様子が心に沁み渡るような。 元々甘々カップルの廣瀬x花城はますます仲睦まじく。 はじめはひっどい始まりだった澤x有原も、澤が甲斐甲斐…
「やぎさん郵便」2巻、実質の3巻目。 あんなはじまりかただったのに、澤の持つ本質的な優しさに次第に慣れていく有原。 鬼畜を続けきれず、優しさをにじませていく澤。 トンネルの事を知っていてケロリとしている廣瀬に甘える花城。 …2組とも順当に?関係が良い方向に進んでいるようです。 心の問題だけでなく、花城は廣瀬と出会った事で過去のズルズルを一段落させる気分になったのか、廣瀬を伴って過…
「やぎさん郵便」としては1巻目ですが、「マッチ売り」収録分の続きで第9話からとなっています。 鬼畜・澤が実は女性たちから可愛がられている気配り男だったり。 花城のトンネルでの客である露語の教授が、色んな状況をすっかり知っていて面白がってる食えない奴だったり。 澤が花城にまだ抱いてる複雑な感情だったり。 廣瀬が、自分のおじいさんと花城が元々知り合いと知って色々邪推したり何かを思い出したり…
本作「マッチ売り」から「やぎさん郵便」3巻の全4巻、ずーっと前から積んでて、さあ読もう、今読もう、読むべきなのだ、読まねばならぬ…と悶々としつつ全然ページをめくれなかった鬼門の書物。 なぜこれほど敷居が高かったか? 4冊全て読んだ今でも、はっきりした答えはわかりません。 そして。 4冊全て読んだ今でも、「読んだ」ような気がしないのです。 うーん良かった〜!と晴れ晴れもせず、読んだそばから…
fandesu
何度目かの再読もついに最終巻です。 2018年8月16日に読み終わりましたが、この時点で『So This is Christmas』も出ていますけれどね。でも、あちらはあくまでも『番外編』。アドリアンとジェイクの物語に一定の結末がつくのはこの巻です。 『海賊王の死』の単行本の最後に、この本の出版予告が載っていたのを見た時には「これ以上、何を書くことがある?」と疑問に思ったものです。「所謂『…
電子書籍での再読。 「今、あたしはアドリアン・イングリッシュ祭りの最中」と友人に言ったら「何度目⁉」と大げさに驚かれたので数えてみたら、年に一回は再読していたことを発見しました。 何度読んでも面白いです。 これは、単に私が『読むのは早いけれどあまりよく覚えていない読み手』だからだけじゃないと思うんですね。読む度に新しい発見がある。読み飛ばしているからだけじゃなく、その時代や、私の年齢に合わせ…