草間さかえさんのレビュー一覧

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

魔性とたらしのダブル男前!

これは優しい中原さんv
面白かったです!

左官職人という設定も面白いですが、
それをここまで色っぽく昇華してしまう
中原さんの筆力が素晴らしい!

このお話はとにかく出てくるキャラクター達が皆愛おしいv
魔性と言われながらも、素直で努力家の名波に、
とにかく漢気溢れて懐の大きなたらしの比嘉。
そして老いも若きも比嘉に傾倒する名波の同僚の面々!

中原さんのお話には、
こ…

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魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

男が惚れる男×魔性の男

「男を狂わせる魔性の血を引き継いでしまった青年」という設定が面白かったです。
地味な容姿なのに、なぜか男に恐ろしいほどモテてしまうという青年・名波(受け)が自分をめぐる出来事に絶望し、自殺を図ろうとしていたところ比嘉(攻め)に助けられます。

その魔性っぷりが半端ないです。
一目惚れ系ではなく、時間を過ごすうちにじわじわ作用して気づいたら相手が狂ってるという超厄介なタイプで、次第に周囲の男…

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未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

攻の成長がいい!

教え子と教師。
大好きだけど、バレるのではないかと読んでいてハラハラ。阿南(受)は、教師だからと一線引いているのに、瀬名(攻)はまだまだ子どもで、自分の感情で突っ走るタイプ。
もう、痛々しくて見ていられないくらいです。
でも、そんな瀬名が自分の未熟さに打ちのめされ別れを決めてからが、たくましい!かっこいい!
自分の土台を作って、誰からも咎められないようにし、阿南と幸せになろうとする瀬名。前…

3

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

ストレートなBLでないけれど、泣きに泣きました。。。

最後に収録された「なつやすみ」まで読んで、漸く不朽の名作と言われている事に納得しました。
それぐらい「なつやすみ」が素晴らしく、もともと創作物で涙するタイプの人間ですが、この作品には泣きに泣かされました。。。

表題作の「檻の外」も冒頭を読んでいた時には、予想もつかなかった終盤展開が待っていました。怒涛の展開でありますが、わざとらしくなく、淡々と話が進みます。話的には堂野家族の話が中心な…

3

やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

この時代の雰囲気がたまらなく好きだ

 素敵な終わり方でした。廣瀬も花城も、澤も有原も、皆ようやく自分が満たされ心穏やかに身を委ねられるような相手を見つけたんですね。4人それぞれの形の幸せがすごく伝わってきました。特に、今まで本気で愛を注ぎたいと思える男に出会えなかった澤と、人生に後悔ばかりで自分の行動に自信の持てなかった有原が、お互い気を許し合い、まさに恋人らしいやり取りをしているのがたまらなかったですね。有原が廣瀬を好きになった経…

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ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

すごく疲れた。

ごめんなさい。
ここから読まないでくださいね。








これは泣かせる為に書かれたものなのか。と思ってしまいました。
BLである必要があるの?と思ったりもしました。
これだけの高評価の中このレビューを書く意味はないのかもしれません。

でも、とてもしんどかったんです。戦争。徴兵。事故。
設定で泣かせる話に仕立てられたという感じすらしてしまいました。
アンドロ…

5

やぎさん郵便 2 コミック

草間さかえ 

眼鏡の奥の優男

 廣瀬×花城は巻を追うごとに安定感が増していきますね。最初の『マッチ売り』を読んだ時には、勝手に不穏な空気を感じていましたが、今のところこのカップルには不安をまったく感じません。そして、個人的にお気に入りな澤×有原の方も、今回は随分優しい愛の感じられる雰囲気を見せてくれて非常に満足でした。あとがきにもあるように、澤はただのSではなく、タイプの子には意地悪を言いながらも見えないところでいろいろ尽くし…

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やぎさん郵便 コミック

草間さかえ 

澤の心を覗きたい

 今回は澤×有原はさほど進展せず。個人的に有原の行く末が非常に気になっているので少し残念でしたが、恋敵となる花城と有原が出会ってしまったり、廣瀬が自分の祖父と花城の築いてきた関係を詳しく知ったり、今後に向けていろいろと伏線の張られる展開となっていました。廣瀬と有原は今回も出会えず、その過去も明らかにされませんでしたが、今後もこの2人がどんな友人関係だったかは明かされないのでしょうか。とりあえずは、…

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マッチ売り コミック

草間さかえ 

この相関図と属性はたまらない

 草間先生独特のノスタルジックな雰囲気に、ワンコ攻め×誘い受け、執着攻め×不憫受けという組み合わせ、さらには複雑に入り乱れるベクトルという盛り沢山な内容で、続きが気にならざるを得ない作品でした。一体どんな結末へと繋がるのか、現時点ではまったく想像がつきません。有原が恋文を書いてしまうほど好いている廣瀬。まずはこの2人の関係性を紐解いてみないといけませんね。でも、廣瀬は有原が思っているほど清い生活は…

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アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

萌えとは何か

先が気になり、ぐいぐい引き込むチカラがあります。読み終わるまで集中して世界に没頭出来ます。
感想は素直に「面白かった!」と言えるものですが、しかしずっと「これってBLなのかな…?」という疑問が頭によぎる作品でもありました。
たまたま主人公がゲイだったというだけで、一般の「サスペンス色の強いミステリー」なのでは?と。確かにベッドシーンはありますけれども、それは大人向けのミステリやサスペンス、ハー…

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