ぴんか
素敵な終わり方でした。廣瀬も花城も、澤も有原も、皆ようやく自分が満たされ心穏やかに身を委ねられるような相手を見つけたんですね。4人それぞれの形の幸せがすごく伝わってきました。特に、今まで本気で愛を注ぎたいと思える男に出会えなかった澤と、人生に後悔ばかりで自分の行動に自信の持てなかった有原が、お互い気を許し合い、まさに恋人らしいやり取りをしているのがたまらなかったですね。有原が廣瀬を好きになった経…
廣瀬×花城は巻を追うごとに安定感が増していきますね。最初の『マッチ売り』を読んだ時には、勝手に不穏な空気を感じていましたが、今のところこのカップルには不安をまったく感じません。そして、個人的にお気に入りな澤×有原の方も、今回は随分優しい愛の感じられる雰囲気を見せてくれて非常に満足でした。あとがきにもあるように、澤はただのSではなく、タイプの子には意地悪を言いながらも見えないところでいろいろ尽くし…
今回は澤×有原はさほど進展せず。個人的に有原の行く末が非常に気になっているので少し残念でしたが、恋敵となる花城と有原が出会ってしまったり、廣瀬が自分の祖父と花城の築いてきた関係を詳しく知ったり、今後に向けていろいろと伏線の張られる展開となっていました。廣瀬と有原は今回も出会えず、その過去も明らかにされませんでしたが、今後もこの2人がどんな友人関係だったかは明かされないのでしょうか。とりあえずは、…
草間先生独特のノスタルジックな雰囲気に、ワンコ攻め×誘い受け、執着攻め×不憫受けという組み合わせ、さらには複雑に入り乱れるベクトルという盛り沢山な内容で、続きが気にならざるを得ない作品でした。一体どんな結末へと繋がるのか、現時点ではまったく想像がつきません。有原が恋文を書いてしまうほど好いている廣瀬。まずはこの2人の関係性を紐解いてみないといけませんね。でも、廣瀬は有原が思っているほど清い生活は…