西田ヒガシさんのレビュー一覧

目を閉じないで コミック

西田ヒガシ 

背広祭り

6作品収録の短編集

「目を閉じないで」
「HOME」
イケメンだけど一つの愛を知らない男が、妻と死に別れた次長に恋していくお話。
情の深い次長さん。ゲイの部下を好きになったのは同情なんかじゃない。そこが言葉でなくジンジン伝わってくるのが西田先生の真骨頂。

「片想い」
ちょっと複雑な二重片想いもの。
尻軽なゲイ。お気楽ノンケに片想いのツンケン男。想いはすれ違い、それぞれ傷ついて…

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彼の肖像 コミック

西田ヒガシ 

情とおかしみ

3作品収録。

「彼の肖像」
高名な画家の母親に取り入っているらしい画家志望の若い男。
芽が出ないイラストレーターの息子は、この男が胡散臭くて目障りで。
だが本性を探ろうと付きまとっているうちに…
坊ちゃんがハングリー精神丸出しの執念に触れて変わるさまが非常にエモいし、情感というものがある。
所々の西田ヒガシ先生特有のギャグも効果的なヌケ感になっていると思う。

「誰がために」

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やさしいあなた… コミック

西田ヒガシ 

いいなとうーん…のどっちもある

帯が強すぎですよね、
こんなん気になるに決まってる。
[BL史上に残る、ヤクザ×ヤクザ最高の結末]
読んだ感想としては、
良かったとも悪かったともどっちともいえませんでした。

よかったところ
案外2人共素直なところ。敵対した関係だと分かってからも建前で生きずに気持ちを大事にしてる。
意地張って拗れる関係は見ててイライラするから、ヤクザなのに2人の時は可愛くなっちゃうとか何なんだよ…

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きっと恋に違いない コミック

西田ヒガシ 

価値観の激変ストーリー

2作品収録

「きっと恋に違いない」
ふとしたことからの勘違い、それがどんどん膨らんで…
これは一体何なんだ? 恋か?恋なのか⁉︎
ジタバタ、ドタバタ。そして。
きっと恋に違いない。と。
このお話のおかしみは、2人が10代でも大学生でも新入社員でもなく、2人とも課長さんのところ。
きちんと仕事をしている2人が、おかしな精神状態に振り回されちゃうところ。
表紙絵の、2人向き合って汗…

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フェイス コミック

西田ヒガシ 

決して甘々ではないけれど

2作品プラス「天国も地獄も」の番外編を収録しています。

「フェイス」
来日した某小国の王子と、彼についたSPのお話。
この王子。日本側の要望をいい加減に流し、SPの桜田はやりにくい事この上無いのだが。
実はコイツは王子の影武者なんですよ。
見破った桜田だけど、なぜかイタズラ小僧みたいな替え玉男に惹かれ…
…というお話。
ストーリーそのものより、力の抜けた2人のやり取りのおかしみが…

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天国も地獄も コミック

西田ヒガシ 

逃避行兼ハネムーン

2作品収録。

「天国も地獄も」
これはつまり「健やかなる時も病める時も」と同義なわけで。
どんな所でも一緒に、というこの2人は教師とヤクザ。
2人は元々高校の同級生。
今は教師の城田とヤクザになった姫野は、はっきりと言葉にはせず曖昧で思わせぶりな関係性を細く長く続けていたが。
ここからは組を抜けた姫野と、何もかも捨てた城田のロードムービー的な展開へ。
逃避行というには半バカンス、…

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見つめていたい コミック

西田ヒガシ 

西田先生はやっぱりイイ

西田先生のコミックスは全踏破してるはずです。
久々に「見つめていたい」、読み返しています。
他の方のレビューを読んでいますが、そんなにこの先生は下手なんでしょうか。
丁寧に描き込まないだけでまあシンプルなんだと思います。
先生の作品の中でこの「見つめていたい」は多分私の中でベスト3に入るくらい好きかな。
なんだって妻帯者もの、以前結婚していたヒトもの、が大好物でして。
この作品は堅物の…

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アフターファイブ&ファイブ コミック

西田ヒガシ 

めちゃくちゃいいよ!

第一話を読み終わったところですが、西田さんファンは必見ですよ!
期待値マックスなんで始まったばっかりだけど『神』点けちゃえ。

出版社あらすじにある様に、主人公の清水って『アフターファイブになるとスーツを脱ぎ、クラブで男を誘う」様な人なんですけど。
でも、それ以上に私がこの清水っていう人のイメージを持てたのは、お話の1ページ目にある『仕事自体が嫌になって来た あんなに本社に戻りたかったのに…

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天国も地獄も コミック

西田ヒガシ 

行間のあるコミックス

行間…
小説やメールなんかだと行間を読む、って話になるんですが、コミックスの場合はどういうんだろ。そっか、コマ間を読む?

そんな感じで、この作品(というより、この作者さんかも)は、ストーリーに書かれているセリフや絵だけじゃないところに物語があるような気がします。
だから、何度となく繰り返して読んでも面白く読める。
すごーく盛り上がるようなシーンじゃないけど、攻めの城田が、姫野を思い続け…

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夜が終わるまで コミック

西田ヒガシ 

ん~わからん

読んでいると頭の中が疑問だらけで、これが最後にはネタ晴らしされるに違いないと読み続けたらいつのまにか最終ページに。もう終わり?とびっくりしました。

疑問が最後まで解決されない、いわば伏線が回収されていない感じ。
けれど決してつまらないわけではない。気になって仕方なくて、読み進める手がとまりません。
ファンタジーちっくかつ、ミステリ要素もある。物語として純粋に面白かったです。

とはい…

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