西田ヒガシさんのレビュー一覧

LIFE,LOVE 2 コミック

西田ヒガシ 

父親への情を読み違えた

 2巻が高評価レビューの嵐なのを見ると、私はまだまだ頭が子供なんだなぁと痛感しました。分かりやすいハピエンばかりを求めているわけではなくメリバも好きだし、バドエンや別れる結末にも抵抗はありません。でも、この2人にはなぜか明るいハピエンを無意識に期待してしまっていたんだよなぁ。

 隆裕のジャックへの接し方が1巻とあまりにも違っていたのが一番冷めてしまったポイントでした。字も読めない、日本語も分…

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LIFE,LOVE 1 コミック

西田ヒガシ 

攻めへの愛おしさが爆発

 久しぶりに西田先生の作品を読みましたが、改めて稀有な作家さんだなぁと思いました。洗練された絵の漫画が溢れる現代においては大変失礼ながら画力が高いタイプの作家さんではないし、台詞やモノローグに含みを持たせる描き方でもなく、メインキャラはお兄さんというよりおじさんという方がしっくりくる人物が多いのに、ストーリーでここまで魅せてくれるのって実はめちゃくちゃ貴重なんじゃないかと思います。

 がたい…

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やさしいあなた… コミック

西田ヒガシ 

心に沁み入る作品でした

ちるちるさんのトピでオススメ作品にあがっていて、今回読んでみました。
心にじわじわと沁み入る作品でした。

好きな人の前では、乙女のようにドキドキして、舞い上がったり、カッコよく見せたい、ヤクザである自分を偽って夢をみていたい。
でも本当に好きな相手には嘘はつけない。好きになればなるほど、偽りの自分ではなく、本当の自分を好きになって欲しい、このジレンマが切ない。
自分は好きになってもらえ…

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アフターファイブ&ファイブ コミック

西田ヒガシ 

ほろ苦い、おじさんBL

 腐女子となり、結構たくさんの作品を読んできました。
最近の作家さんは絵が達者な方が多くて、「えっ、これがデビュー作?」とびっくりすることがよくあります。
でも、綺麗だけど誰の絵なのかパッと見ただけではわからないことも多く。

 あとBLといっても、女性以上に美しく女らしい美人さんがみんなから愛されて困っちゃう~みたいなのも多くて、括りはBLだけど、少女マンガ読んでるのと同じじゃん、ていう…

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彼とオバケと恋愛小説家 コミック

西田ヒガシ 

オバケちゃん我が家にも来て欲しい

西田ヒガシ先生のお名前は知っていましたが作品初めて読みました。人外大好きなので1話目からオバケちゃんにメロメロになって最終話9話までずっとオバケちゃんガン見してたしオバケちゃん大根に似てたから大根ちゃんって命名しながら読んでましたwww

オバケちゃんは取り憑いてる先の小説家の川上のコーヒーを飲んだり食事を盗み食いするんだけど、その姿がたまらなく可愛くて参った。

オバケちゃんの姿が見える…

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夜が終わるまで コミック

西田ヒガシ 

驚きの結末

 行方不明事件で不思議な出来事が続き、読み始めるとこの先どうなるんだろうかとページをめくる手が止まりませんでした。
 結末を知ると、影山は薬で眠らされているうちに生霊となって弟に憑依していたのかな、という感じですが、事件の顛末が斬新。西田先生、よくこんな展開を思いつかれたなとびっくりしました。
 指がくっつかなかったのは残念だったけど、逆に指輪で目立たせようという発想が影山らしくていい。積年の…

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肉食の部下 コミック

西田ヒガシ 

一度知ったら抜け出せない沼

 やっぱり西田先生の、壮年リーマン男性同士の恋愛はイイ。肉食の部下というくらいですから、部下の時田が奥手の上司をぐいぐい喰っていくのかと想像していましたが、読み進めるにつれ上司の香山の年齢を重ねたからこそ出る渋い色気、素と計算が絶妙に入り混じる駆け引きの仕方に引き込まれ、時田同様はっと気付いた時にはどっぷり彼にハマっていました。

 もちろん、時田が主導権を握る時もあるけれど。香山はそれも込み…

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影あるところに コミック

西田ヒガシ 

大人ならではの良さ

西田先生作品読むの久々です。数年前に7作ほど読みまして大人のざっくりとした作風かなという印象でした。その後、いろんなBLを読みまして今なら以前より西田先生作品の良さがよりわかるのではないかと本作を手にとりました。
やっぱり思った通りでした。大人のざっくり感はそうなんだけど、大味な中にも哀愁とか愛おしさを感じられてよかったです。

中道と堤が最初はそんな仲になる雰囲気ではなかったのに、堤が中道…

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ロマンティック コミック

西田ヒガシ 

極限の地でも浪漫を

 西田先生節がかなり効いていました。内戦が起きている国が舞台ということで、終始物騒で落ち着かない雰囲気が続きます。今現在もこんな暮らしを強いられている人たちがいるんですもんね。そんな国で出会う前田とジョン。前半はお互い刹那的な関係で終わらせるつもりなのが透けて見えていたけれど、わずかな時間を共に過ごすうち、いつの間にか言葉で語らなくても相手を深い所まで受け入れていることがじわじわ伝わってくるような…

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きっと恋に違いない コミック

西田ヒガシ 

すき

表題作がすごく好きです。
大それたことは起こらないストーリーですが、読んでいて凄く楽しかったです。
なんとも言えない絶妙なテンポと空気でした。コミカルだけどコミカル過ぎない丁度いい塩梅。会話も絵も絶妙で、二人とも可愛かったです。

起きていることはわりとくだらなくて、主人公(佐々木)が同僚(牧野)のパソコンを借りたら自分の写真が大量に保存されていて、牧野は俺のことが好きなのか? と困惑して…

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