菅野彰さんのレビュー一覧

色悪作家と校正者の結婚 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

祝♡完結

本シリーズは人気小説家と彼の時代小説の校正担当者のお話です。

受様が自室の退去依頼で攻様との同居を考えた事から
攻様の伴侶となる未来を望み、結婚を決断するまでと
2人の婚姻を祝う宴を描いた短編を収録。

攻様は時代小説のミリオンセラー作家、
受様は攻様の校正を担当する校正者です。

唯我独尊で対人関係で度々トラブルを起こす攻様と
世間そのものに疎く他人の感情の機微に疎い受様は…

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かわいくないひと 小説

菅野彰  葛西リカコ 

ままならない関係

「かわいくないひと」が実はかわいかったというのは、何度読んでも良いものだなあと思います。

今作の受けである雨宮は、個人的にはどちらかというと、かわいくないひとというよりもクセが強くて生き辛そうな人といった印象が強かったです。
天才肌の空間デザイナーの彼のキャラクターがハマるかハマらないかで評価が分かれる作品かもしれません。
私はというと、うーん…攻めの瀬尾視点で雨宮を追っていくと、彼の分…

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末っ子、就活はじめました 毎日晴天! 19 小説

菅野彰  二宮悦巳 

真弓、就活はじまる。

タイトル通り、遂に真弓の就活がはじまりましたの回。
クーラーの小話も面白かったです。
子供の頃の勇太を救いたい、その気持ちから引換にしてはならないものを差し出してしまった真弓。
もう枯れ葉燃やす会で燃やせないし誰に相談できない最悪の状態で、続きが気になるけどすぐ新刊来るのとてもありがたいです。
個人的にとても良かったのが2段ベッドで会話するふたりは相変わらず良いなと。もはや同棲の時も持って…

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Chara Collection EXTRA 2023 グッズ

ヤエルが好き

毎年恒例のEXTRA。4,5が神、1,2が萌2なので、うーん萌2かな。
以下読んだもののみコメント。一番は5かな。

1.寄宿舎の黒猫は夜をしらない 番外編 鯛野ニッケ先生
  「ジーンの手料理」
  ユキのランチやら晩御飯をせっせせっせと作るジーン。
  味噌汁が胃に沁みる~というユキの表情にくすっと笑い、
  幸せそうに見つめるジーンの表情に「♡」となったと思ったら
  最後に…

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『太陽はいっぱいなんかじゃない』ご購入特典書き下ろしペーパー「甘すぎない生活」 グッズ

幸いをもたらす存在

本品は『太陽はいっぱいなんかじゃない』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、四郎が英知と藤原家を訪れるお話です。

夏休み、
英知は志郎のパートナーとして藤原家を訪問します。

四郎の父・五郎は四郎の"彼氏"が
神代先生の白州先生とは人生はわからないものだと
しみじみ言います。

四郎は"彼氏"という言葉に反応し
革新派を名乗っ…

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太陽はいっぱいなんかじゃない 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

傷ついた過去を認めて未来へと歩きだす

今回は議員秘書から転身した野党の代議士と
保守派の代議士を父に持つ野党の議員秘書のお話です。

攻様が受様との出会いで新たな道へと歩み始るまでと
本編から数年後の続編短編を収録。

攻様の父は屋敷の主である自由党の有力代議士を崇拝し
秘書として仕えたのちに代議士となったのも
主である代議士の意向です。

攻様も実父同様に代議士一族に仕えますが
攻様が心を寄せたのは代議士の次男…

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太陽はいっぱいなんかじゃない 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

実は…

実は私は菅野彰先生の作品が苦手で、腹が立って読むことをやめてしまったシリーズがあります。
そんな中で唯一読み続けているのがこちらのシリーズなんです。麻々原絵里依先生の挿絵がこの作品にとても合っているのも理由です。

今作は「ドリアン・グレイの禁じられた遊び」で大失恋したあの方が主人公でした。抜け殻のような英知が可哀想でもあり、双葉を手に入れようと選んだのが議員とか「ふざけてんのかテメェ」とか…

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『太陽はいっぱいなんかじゃない』ご購入特典書き下ろしペーパー「甘すぎない生活」 グッズ

家族になる

四郎の家を英知が訪問するお話でした。いいんです、いいんですよ、ほんとに。あまりに「いいなあああああ!」と思ったので神にしました。本を買われるなら絶対コレついている本屋さんで。ほんとにおススメです。

++

何が良いって、四郎の家族。各種ご発言を抜粋。
一郎・二郎「裏切者がきてるってホント?」「わー裏切ったのに態度が保守」
三郎「お前面食いじゃないってあれほどいってたの、嘘だったんだな…

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太陽はいっぱいなんかじゃない 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

生きる

シリーズ買い。正直言って、あー……と思う箇所もあるのですが、ある部分がめちゃくちゃ好きなので萌2寄り萌にしました。スピンオフで、これ単独で読めるかというと絶対勿体ない。是非是非シリーズで。本編230P弱+後日談15P+あとがき。

双葉との人生を獲得すべく、父のように慕い仕えてきた政治家の不祥事をリークし、野党から出馬、政治家となった英知。しかし双葉は宙人との人生を選んでしまい、何も残らなくて…

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太陽はいっぱいなんかじゃない 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

人間らしい強さと弱さに共感

英知×四郎


前から読もうと思っていたシリーズ。
新刊の今作が初めて読んだけど、
問題なく、楽しめた。

英知と双葉のことが気になって、
あとがきでの先生のおすすめ通りに、
『激しすぎる憂鬱』と『禁じられた遊び』も読む予定です。


最初のページから、
主人公の英知の
恋の終わりの虚しさにもう胸が締め付けられる。
38歳の彼が、
30年間にわたるただ一人の恋を抱え…

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