水無月さららさんのレビュー一覧

純白の少年は竜使いに娶られる 小説

水無月さらら  サマミヤアカザ 

孤独な王の秘密と義兄弟の愛

出だしから母似の美少年、ラシェルの出自の秘密の香がぷんぷんで、あらすじの筋を追いやすかったから、悩まないで読めました。 
★「ラシェルは母より王に似ている」・・と書いていたら、分かりやすすぎでしょう(爆笑)
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年老いた伯爵の後妻に入った王女は、身ごもっていた。
嫁ぎ先で伯爵の子として王女は男子を生むが、赤ん坊を抱こうとしない。
赤ん坊の名前は伯爵が「ラシェル」と命名。

伯爵が…

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純潔の精霊王子とドラゴンとの密やかな誓約 小説

水無月さらら  兼守美行 

国を護る

兼守先生の挿絵目当てで購入。水無月先生らしい、不思議テイストな人外さんのお話でした。攻め受けともそんなに好きではないのですが、水のしっとりひんやりしたような感触、お話全体の雰囲気が好きだったので、萌にしました。本編230P超+あとがき。(カラー口絵のエリアスが超絶好きです!!!!!!!!美しい!)

アストリア王国の東の国境を護る辺境伯ビューロー家。長男エリアスは生まれて40年余りたつのに、美…

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純潔の精霊王子とドラゴンとの密やかな誓約 小説

水無月さらら  兼守美行 

流れと気持ちが伝わりにくかったかも……

兼守先生の表紙に惹かれて読みました。
ヴァリエと呼ばれる人外ハーフが主人公のファンタジーです。

水の精霊の血を引くエリアスは、見た目は子ども中身は40代のヴァリエです。
そんなエリアスが戦争による国の危機を救うために向かったのは、ドラゴンが眠る洞窟。
ドラゴンのヴァリエであるルーイを目覚めさせ、国を救ってもらう代わりに差し出したのは自分自身でーー…!

戦争に手を貸してもらう代わり…

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海賊上がりの身代わり王女 小説

水無月さらら  サマミヤアカザ 

お似合いの2人

良く名前を見かける作家様なのに、読んだのは3作目だと思います。(大昔の作品は記憶に残ってないだけかもです)


「いたいけな弟子と魔導師さま」がクスッと笑えてとても大好きな作品だったのですが、それに比べると硬派な印象の作品でした。

それでも萌は確かにあって、ローレンスとデイヴィッドのビジュアルが物凄く素敵でした。
そしてストイックなはずのローレンスが、デイヴィッドだけに欲望を覚えると…

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いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

ショタだけどショタじゃなーいっ!

『受け』リシャール
金髪に青い目 美しいことこの上なしっ。
品がありおっとりしていて。
だって大国の王子様なのだもの。
『攻め』ギスラン
最後の魔法使い。
目鼻立ちぎょっとするほど整っていて、黒髪は長くてくしゃくしゃで赤青緑銀が混じってる。
右目が紫で左目が緑・・・あぁなんて美しい。
また言葉遣いが良いのよ。
なんともいえない『べらんめぇ』調で。
上手いなぁ!
200才を軽…

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「桜ノ国~キルシュブリューテ~」書き下ろしペーパー グッズ

雪舞う遠い東欧の地で

本編終了後のお話。
あの後無事にオーストリアへ着いた様子の2人。

季節は冬です。
ザルツブルグ地方にある惣一郎の実家…というか、ヘッセン公爵家の城に住んでいるのでしょうか?
風邪で寝込んでしまった祖父(公爵)の名代として会合へと出掛けた惣一郎の帰りを待つ文弥。
文弥は今後どうするのかなと思っていたのですが、どうやらウィーンの大学に通っているようですね。
この後の時代を考えると不安な…

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桜ノ国~キルシュブリューテ~ 小説

水無月さらら  宝井理人 

桜の雪舞う旧制高校

初春に降る雨のような、どことなく陰鬱でひんやりとした空気を感じる。
やや癖がありますが、物静かで詩的な雰囲気が漂う美しい作品でした。

時は戦前・大正時代。
舞台となるのは全寮制の旧制高校。
この時点で既に惹かれてしまうものがあります。
学生達の少し気取ったようにも見える、あえてドイツ語を織り混ぜた会話や、和と洋が交わったこの時代特有の描写が随所に見られます。
言葉遣いもどこか古めか…

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いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

いたいけすぎて萌えた

受けのリシャールが可愛いくて可愛いくて、読んでて悶えまくりました。あらすじは他の方が書いてくださっているので省きます。

幼児から少年、赤ちゃんとリシャールの精神状態で姿がポンッて変わるんです。そのタイミングがまた面白かったです。元々は金髪で青い目の麗しい王子なので、赤ちゃんの姿は天使なのです。

魔導師のギスランにとって可愛い弟子が、特別な存在になって行くのも分かる気がしました。リシャー…

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美少年は32歳!? 小説

水無月さらら  高星麻子 

何これ!

終盤まで2人がどうなるのかが分からず、ラブ度が限りなく低い作品だったと思います。

天野と知春の身体が入れ替わってしまったのは面白くて、読んでて何度もクスッとなりました。

攻めが高校に行く間に、彼氏の恵斗に知春の世話を頼んでます。恵斗に知春が襲われそうになったり、天野が女子高生と付き合い出したりと、2人がくっ付きそうにもないままに物語は進みます。

2人で生きて行くと決心して初エッチ…

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海賊上がりの身代わり王女 小説

水無月さらら  サマミヤアカザ 

中世ヨーロッパの地中海な印象

楽しい。途中あわただしいなと思うところもありましたが、最後が猛烈にニマニマして終わるので読後感がとても良かったです。キャラが印象に残るかと問われると?だったので萌にしました。なんちゃって地中海の海賊と島国のお話、本編270Pほど+あとがき。

弱冠18歳の王女が跡取りの、ランタット・シーに浮かぶ島国ラガンサ。そこの海軍出身で現在は王女の側近くで護衛を務めるローレンスは、休暇で知り合いの船に乗せ…

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