新田祐克さんのレビュー一覧

春を抱いていた afterward コミック

新田祐克 

愛の力、という言葉が最も似合う物語

 前半は香藤と洋介の回想、香藤を失ってからの岩城の生活、洋介の想いがメイン。最終巻の終盤は怒涛の展開で、何度も自分なりに噛み砕いてなんとかハッピーエンドだと思えた、というのが正直なところだったので、香藤と死別した後もけっして岩城は辛かったばかりではなく、ちゃんと周りの温かさを受け取れていたんだなというのをこちらで知ることができ、ようやく心から結末を受け入れられた気がします。洋介の存在も、本当に岩城…

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春を抱いていた afterward コミック

新田祐克 

救済の一冊

話がそれはそれは壮大すぎて、先生の想像力に屈服しました。
『春を抱いていた』終了後の救済の一冊。
最終巻を読んで、え⁈なんでなんでこのラスト?やだ〜涙涙!だったそんな私を救ってくれました。

今を生きる全春抱きファンがこの世から死んだ後も、2人の遺伝子は未来永劫、遠い宇宙で永遠に何世代も生き続ける、という壮大な妄想をこの一冊は与えてくれて気が狂いそうです。
エモすぎて腐女子冥利につきます…

12

春を抱いていた afterward コミック

新田祐克 

その後、その先に広がる愛の世界

タイトル通り、
春抱き、その後。

「スペアキーの条件」
既刊の「愛してるでは重すぎて」の少し後の時間軸と思われます。
そして、主人公は香藤の甥っ子・森口洋介。
洋介は岩城さんと同居していて、世間では七光りをはじめほんとはデキてるなどあれこれと噂されていて。
そんな時、洋介はバスケドラマの主演に決まり、共演にバスケユースメンバー出身の天樹がオファーされる…(あ、天樹は紫衣翔くんのお相…

5

プラチナパスタ コミック

新田祐克 

深く考えず絵を見るのがよい

b-BOY アンソロの関連作品まとめ、みたいな単行本です。

料理長に囲われている料理人、間宮。田舎のレストランをまかされています。
ハーブを下ろす平良と、魚をおろす大須賀がどちらも間宮狙いで、いつも抜け駆けはせず必ず3Pなのがお約束ですね。

平良は考え深い大人、大須賀は向こう見ずだけどまっすぐな青年という設定。どっちかというと間宮は平良に気があるようですが、最後まで決着はつかず。

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キスアリキ。 3 コミック

新田祐克 

タイトルが憎い

 いやあ、最後まで面白く、魅せてくれました。正直、六実の血筋に関する云々はちょっと余計なような気もして、読んでてどっと疲れましたが、他の結果の根拠として納得がいくようにするためには必要だったと思うので、そこは自分の頭のキャパの問題ですね。その他のシーンは本当にどこをとっても満足のいく内容でした。

 六実が麻人に拉致されたと知り、たった1人で北斎の事務所に乗り込んでいった透。無鉄砲にも程があり…

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キスアリキ。 2 コミック

新田祐克 

この受けには文句なくついていける

 2巻でそれぞれのキャラクターが一際魅力を放っていました。特に、前半戦での透の漢気には脱帽! 中性的な顔立ち、華奢な体躯からはギャップがあり過ぎる、落とし前の付け方。それをぐだぐだ悩まずに、瞬時に口にできる決断力。危なっかしいとも言えるのかもしれませんが、己の身を切る覚悟も躊躇なくできてしまう彼に、改めて惚れました。喰えない男に囲まれた環境で、部下達に心から慕われるような男になりたいと、必死に男ら…

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キスアリキ。 1 コミック

新田祐克 

新田先生の裏社会ものにワクワク

 新田先生の作品は、どんな業界の話でもその世界観を描くのに手を抜いている箇所がまったくないなと感じます。今までに読んだ『春抱き』シリーズは本当に芸能界にいたかのような描き方、『公使閣下の秘密外交』は間近で外交官達の駆け引きを見てきたかのような描き方に感じました。そして、今回はヤクザ、裏社会の作品。まだ1巻なので抗争など殺伐とした展開はなく、導入も特殊で笑える要素もありますが、今回も1巻目で読者の心…

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僕の声(2) コミック

新田祐克 

目新しい

面白かったです!!
声優業界ってのが珍しくて、でも仕事への向き合い方はどの仕事も一緒だなと思う所もあり。
上智が風間の気持ちがここにないの分かってるって知った時の辛さ…ここからどうなるの?ってとこから15年近く経ってるんですけど…続きは読めるのでしょうか…

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春を抱いていた ALIVE(1) コミック

新田祐克 

最高の夫婦

さらなるステージへ登った二人ですね。
岩城は社長と俳優の二足のわらじで、しかも大河ドラマの信長役!大好評で。

佐和さんと雪人の行き違いも切ないです。
雪人の想いが届かず佐和は荒れてしまい。
雪人は大人になったね!大人の男として佐和を支えたいんですね。一生。
今回も岩城のおかげで佐和が雪人の考えを知り誤解も解けて。

そして、岩城が意識不明で倒れて緊急入院と手術。
香藤を失うくら…

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春を抱いていた(14) コミック

新田祐克 

感動をありがとう!

最終巻で怒涛の展開!ジェットコースターのように次から次へと上へ下へと起こりまくり!
まさか14巻でこんなに色々あるとは!

岩城の事務所独立問題から社長逮捕からの展開は見事でした。社長の息子の暴政に立ち向かう岩城。事務所のみんなを守ろうと。結果とんでもないことが起こりましたが人情味あふれる春抱きですからね、きちんと回収されます。

社長業に俳優に忙しい岩城。過労で倒れてしまい…。
その…

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