小路龍流さんのレビュー一覧

蜜猟区 小説

今城けい  小路龍流 

溺愛系ヤンデレ

2人のヤンデレが受けを計画的に手に入れる物語です。

攻めたちは受けに自分たちを好きだと思うように、暗示をかけていきます。やり方は、監禁したりしていてまさにヤンデレという感じなのですが、受けへの態度が甘い感じなので、状況と攻めたちの態度にギャップがあり、その二つのギャップがから受けのことが大好きなんだなということが伝わってきて良かったです。
また、最初は嫌がっていた受けがだんだんと暗示にかか…

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愛よ、灰にかえれ 小説

いとう由貴  小路龍流 

政治的事情で翻る愛

2010年発刊の古い作品の電子化のせいか、手抜きがある。
目次が作成されていないし、メクリが重くて遅い。

純朴で奸計に弱い受のユーリスは、単純ですぐ騙される。
奸計に気付かない受が抱く私怨。
自分の孤独に気づかず、強がる攻。
ユーリスが、奸計に気付いた時点で、後が分かってしまうストーリー。

擬装暗愚の孤独な王と疑う事を知らない性奴隷の物語、閨シーンはやや多め。
騙したり騙され…

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オーダーメイド花嫁 小説

高峰あいす  小路龍流 

人工生物の「花嫁」 SF系BL・・泣けた

高嶺先生の今作は、「 なん ちゃっ て SF」・・試験管ベビーの花嫁。
分かりやすく言うと、「綾波レイ」みたいな培養生命体。
この作品の造りこみはとても丁寧。
難を言うなら、D4はの結末は無理やり入れ込んでいる?設定の矛盾を感じた。

●舞台背景:近未来の日本。
伝染病で、女性が絶滅寸前。 国の対策で、試験管培養の女性を製造。
人工生命体の女性「花嫁」は、老化も、出産もしない。
試…

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年上の男性 小説

野原滋  小路龍流 

王道こそ正義

今までに何回も読み返しています。
とても好きな作品のひとつです。
昨日もさらーっと読み返してしまいました。
あー、好きだー笑



ストーリーは年上攻め、年の差恋愛の王道です。

兄の上司でもある畔上は、出会った日から、知己を甘やかす一方で、知己の芯の強さや真面目な部分を誉めて認めてくれます。
家族の言動にピリピリし、やや無気力に日々を過ごしていた知己を優しく導き、年上の余裕で…

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かりそめの恋人 小説

あすま理彩  小路龍流 

仮初が本当になるまで。

こちら、スピンオフ作品だそうだけど、前作を味読でも十分理解出来ました。
最初の方で、今作の攻め様が前作で振られた経緯や心情もきっちり書かれていましたので。

受け様の沙也と攻め様の芳隆は、共に優秀な外科医であり、学生時代から競い合ってきた関係。

そんなライバルだと思っていた沙也が、ある雨の日に芳隆を訪ねてくる。
恋人を失ったばかりの芳隆に、沙也は自分も恋人と別れたばかりで振り向かせた…

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後見人は恋に落ちる 小説

神香うらら  小路龍流 

一度諦めたけど読了!

うーん。この攻めはひどい。
辛すぎて途中で読めませんでした。ごめんなさい。
後半に萌えが待っていたとしても辛い。

母一人子一人で仲良く暮らしていた航。突然母が亡くなり途方に暮れていると、後見人だと英臣が弁護士と現れ引き取られ。

英臣は母が一時期愛人だった堂前英一の一人息子で。あの頃は航には一番幸せだったのだけど、英臣には…。

航の母が銀座のホステスで父の愛人だったから、英臣は…

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比翼連理 小説

あさひ木葉  小路龍流 

ちょっと変わった中華古典風のBL

★あさひ木の葉さんは、2010年に仕事復帰、暫く活動されていて、
また2018年から休筆されているのか、この作品以降、新作が出ていない作家。

Amazonでは、まあまあな高評価なのに、ちるちるでの評価は厳しい。
読者層が違う?・・というか、評価する読者が少ないのは何故かな。

あさひ木の葉さんの過去作を調べたら、変わり種のビックリ設定が切り札のオリジナルBLが特徴。
この作品も変わ…

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花散盗人(ハナチラスヌスビト) 小説

バーバラ片桐  小路龍流 

かけがえのない『赤いドレスの貴婦人』

2011年刊、あらすじにピンときて購入。
残念ながら電子書籍では挿絵なし。
謎の攻め×インターポール・美術特捜班所属の受け、作中で語られる幾つかの名画の薀蓄、絵画を盗むという脅迫状といった掴みからして、自分好みのツボが散りばめられていた。
でも、この話怪盗ものじゃなかったのね…

舞台がロンドン、パリから中東の王制国家・ベネダンへ移ると共に、ディラン自身の素性や彼が幾つもの絵画に拘る理由…

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年下男の愛人 小説

柊平ハルモ  小路龍流 

もっとサイコ攻めに

柊平ハルモ先生の2013年作品。

柊平先生初読みなのですが、この作品、ちょっと戸惑う…!

主人公は売れない俳優・鈴原一誠(いっせい)。
本人はヒーロー特撮ものを志望しているが、芽が出ないまま30才を迎えてしまった。
今日もまたオーディションに落ち…
また、一誠は独身ながら亡き妹の遺児を引き取って育てている。しかもその子は心臓病で。
そう、つまり「逃げ道は、無い」設定。
そこに…

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白鶴組に、花嫁さんの恋返し。 小説

高月紅葉  小路龍流 

悶々と悩むサトの心情を楽しむ本

「白鶴組に、花嫁志願の恩返し。」の続編。
武彦と里見慎也は、まだ籍をいれていないけど、周囲が認める新婚ふうふ、夫夫。
だけど、家の中で愛し合わないルールにヒコがしている。
訳は、・・絶倫の武彦が体力が無いサトを気遣って。
絶倫の夫と、華奢で健気なサト。
夫のタケが、テキ屋の元締めを継承する話が出て、
男嫁のサトが悶々と一人で悩んで空回り。

ヒコさんの仕事は、テキ屋の元締め。
そ…

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