白鶴組に、花嫁志願の恩返し。

hakutsurugumi ni hanayomeshigan no ongaeshi

白鶴組に、花嫁志願の恩返し。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×28
  • 萌15
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
114
評価数
33
平均
3.5 / 5
神率
21.2%
著者
高月紅葉 

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イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784879190048

あらすじ

幼い頃、変態の毒牙から自分を守ってくれた少年――ずっと消息不明だった彼・武彦は、
露天商の元締めを生業とするヤクザ一家、白鶴組の組長代理になっていた。
彼に会おうと白鶴組を訪ねる大学生の慎也。
だが途中で事故に遭い、「武彦に恩返しがしたい」ということ以外の記憶をすべて失ってしまい…。
はぐれ者揃いの男所帯。四歳児から厳ついオヤジまで、皆のハートを掴み押しかけ女房となった慎也。
あとは武彦を落とすだけだが…。

表題作白鶴組に、花嫁志願の恩返し。

岸本武彦、白鶴組組長代理、29
里見慎也、記憶を無くした大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

ヤクザに恩返し

里見慎也(受・愛称「サト」)が主人公ですが、武彦(攻)の視点もありますので、二人の心情が分かりやすく読みやすいです。特に、武彦の苛立ちや戸惑いが書かれているのは良いなぁと思いました。

肝心の武彦は、里見をやや邪見に扱いますが冷酷になりきれませんし、その他の白鶴組のメンバーには最初から可愛がられていて、二人をくっつけようとします。微笑ましいですが、その分、里見の不憫さは薄れたように感じましたので、「冷たい攻に、不憫な境遇の受が健気に尽くす」展開を期待した身にはちょっと物足りなさもありました。

ただ、武彦は単に里見を助けたわけでなく彼自身にも思惑があったという過去の話や、4歳の陸の登場など、読みごたえがある内容でした。イラストも、武本の三白眼でガラの悪さが表現されていた、里見とも再会のものが迫力があって良いなぁと思いました。

5

鶴に恩返し

 小さい頃に変態オヤジから性暴力を受けていたところを攻めに助けてもらい、大人になってから恩人に礼を言いに行こうと「白鶴組」を探している最中に記憶を失う。
 幸運なことに白鶴組の人に助けられて世話になりながら、受けが組の一員(というか家族)に加わっていく話。
 攻めとちゃんと付き合う前は、セックスしようキスしようって受けから誘ってたのに、いざ付き合って、そういう雰囲気になるとヤダヤダ言うのには
「??」と疑問。嫌よ嫌よも好きのうちどこでは無い拒否に、いや……自分で誘っておきながら? と終始謎だった。
 組の奴らのキャラクターがとても味がある。

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