小山田あみさんのレビュー一覧

刑事に口説きの純愛 小説

高月紅葉  小山田あみ 

これぞ、大人の純愛!!

「刑事に~」シリーズ2作目。
今作で第一部完になるそうです。

気を失ってる刑事の大輔に、インテリヤクザである田辺が無理矢理突っ込んだ所から始まったこの二人。
情報提供者と、見返りとして身体を差し出すと言うだけの関係だった二人が、今作でとうとう結ばれるんですよーーーー!!
作中では、なんと五年も経ってるんですよね。
いや、感慨深い。

それと、今作で「仁義なき嫁」の一巻に、時系列と…

16

詐欺師は恋に騙される 小説

  小山田あみ 

こまけーことはいいんだよ

読んでいて、細かいつっこみ所があるような気はする。
気はするんだけど「そんなことより」キャラクターに感情移入して幸せになって欲しいし頑張ってと応援したくなってしまう。そんなお話な気がします。
多分、つっこみ所というのは、主に犯罪行為とかそれに対するバックボーンとか心理とか会社組織の思惑とか展開とかそういった場面になんだけど、いかんせん身近なものでないので決定的な違和感を見いだせないのかもしれな…

6

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第10作

極道スーツ本編8作プラス、番外編1作の9冊に続いての本作。
内容的には、木崎x諏訪の不在が引き続き通奏低音のように流れていますが、新展開が始まります。
何と、シチリア・マフィア編…!です。
芦澤の組は、組長の隠し子が見つかった、という事でまた後継者問題で揉め事が起きそうな不穏な空気です。
一方榎田には、イタリア・ミラノで行われるイタリアテーラーメイド協会主催の交流会イベントへの招待状が届く…

1

極道はスーツを秘密に閉じ込める 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第9作

極道スーツの本編7作、プラス番外編1作の8冊に続いての本作。
内容は、前作の「極道はスーツを愛で貫く」の続編となっています。
タイトルが毎回違い、何が何作目なのか分かりづらい状況でなかなか手が出ない…という方も多そうですね。確かにココから読んでも何が何だか…?になります。
興味のある方は、1作目から読むことをおすすめします。

さて、本作。
「〜貫く」で登場した悪徳刑事・野口が暴れまく…

2

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ コミコミ特典SS小冊子「異形たちの夜」 グッズ

恵渡城中奥での密談

本品は『華は褥に咲き狂う~火華と刃~』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。

恵渡城の宝物殿の宝物達のお話です。

天下を治める将軍の住まう恵渡城。

そこに集う将軍の臣下たる幕臣達が
将軍の寵愛や立身出世を賭けて
権謀術数を巡らせるように

人ならざるモノたちもまた
密やかな戦いを繰り広げていたのです。

城内の中奥に位置する宝物殿は
代々の将軍の遺品や献上…

0

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

光に惹かれる陰の苦悩

本シリーズは公家から嫁いだ美貌の御台所と
文武に秀でた清廉な八代目将軍のお話です。

受様の施政に反する幕僚の暗殺計画を阻み
攻様が隠していた秘密を打ち明けるまで。

受様は陽ノ本の八代目将軍です。

受様は前将軍の7番目の男子でありながら
城下にて祖父の勲等を受けて育ち
恵渡を襲った凶悪な流行病の為に
八代目将軍の座に就きます。

受様が西の都から娶った正室は
男性な…

3

極道はスーツを愛で貫く 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第8作

正確に言えば前作が「番外編」でしたので、シリーズとしては7作目。しかし、本作の内容は前作「番犬は悪徳弁護士に狂う」の続編となっています。

冒頭から芦澤が木島に銃口を向け、榎田が絶叫するシーンから始まる本作。
オープニングからハードボイルド感がハンパない。
組に黙って下っ端を殺して埋め、組長の孫娘・優花と結婚を前提に付き合いを始めながらも諏訪と恋をした木島。
諏訪は初めて「愛されている」…

1

番犬は悪徳弁護士に狂う~極道スーツシリーズ番外編~ 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第7作、番外編。

極道スーツシリーズと同時進行している「木島x諏訪」の番外編が遂に1冊としてディープに展開する本作。スピンオフというよりも「極道スーツ、シリーズ第7作」としての存在感です。
シリアスながら甘々に展開する極道スーツ本編の「芦澤x榎田」CPとは打って変わって、こちらの「木島x諏訪」編は誤解、すれ違い、思い込み、言葉足らず、タイミングの悪さ等々、うまくいく要素も甘さもない…
そんな破滅系CPが、いよい…

2

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

光彬無双!

読み終わった瞬間に、大きく息を吸い込んでいるのに気づきました。
『息をもつかせぬ』ってこういうことなんだなぁ。
中盤からの怒濤の展開がとんでもなく劇的なんですもの。
もう『椿三○郎(白黒の方)』を、念願叶ってフルスクリーンで観た時くらい興奮してしまいました。
時代劇、特にチャンバラ好きにはたまらない1冊です。

小山田画伯のイラストも豪華絢爛!
おまけに色っぽいことこの上ない。
も…

6

極道はスーツに二度愛される 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第6作

シリーズも6作目となり、新しいアプローチで攻めてきます。
やっぱり、忙しい合間を縫って芦澤が会いに来て榎田をエロとろに抱く、だけではマンネリですからね!
さて、今回芦澤と榎田を襲う試練は…!
ズバリ「記憶喪失」なのですよ。
うーむ。私は個人的に記憶喪失展開は苦手で。なぜなら、この展開が来ると物語に逃げを感じるから。
しかし、さすがBLエンタメ王・中原一也先生は切り口が一味違う。
組の後…

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