小山田あみさんのレビュー一覧

邪竜の番 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

攻めさんのカッコよさに悶絶。

初読みの作家さまでしたが、小山田さんの美麗表紙につられて購入。

タイトル、そして表紙のイラストからも推測できるように、今作品は「竜」がベースにあるファンタジーもの。この世界観がすごい。複雑でダークな竜の世界ですが、きちんと細部まで設定が盛り込まれ、さらにその世界観をきちんと描き切っているために一気にこの作品の持つ世界観に引きずりこまれました。

文章の書き方って好みがあると思うのですが(…

7

邪竜の番 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

この攻め、健気な上に哀しすぎる・・・!(TдT)

こちら、映画のような、壮大で感動的で異世界ファンタジーでした。

主人公が異世界にトリップしちゃった序盤から、感動的なフィナーレまで。
ハラハラだったりドキドキだったり、時に切なさに悶えたり。
そんな調子で、一気に読ませてくれましたよ。

それにしても、攻めがあまりに健気な上に哀しくて、心が痛んで仕方なかったわ~。
こういう、愛する人の幸せの為ならと、自身を犠牲にしちゃう攻めって弱い…

11

邪竜の番 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

愛は世界を変える!

うん、竜人・マリウスがとにかくカッコいい!
誰かを守るために身を尽くす献身的な男前攻めでした‼︎

異世界から来たユタの死際に偶然居合わせたケイは、
ユタの頼みで竜卵を託され異世界に飛ばされるーーという、
異世界トリップファンタジーです。
ケイはユタの遺言通り協力者であるマリウスと合流し、
異世界での生活をスタートさせます。

けっこう、トンデモ展開?と思ったのですが、
登場人…

8

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

笑って元気になれる本

大事な部分を切除されてしまったがために、成仏できずにいた幽霊と、特殊能力ありのちょっとトボけた小説家のお話。大事なところがない、しかも幽霊…それなのに受けの都合のいい特殊能力で、ちゃんとBL的展開になるところが素晴らしい。あまりにも都合が良すぎて、ついつい笑ってしまう。

受けの能力で、いろんなお野菜が攻めの失われた攻め自身となり、攻め本人と一体化するというイリュージョン。致す時には都合よく実…

1

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

受けがかわいく見えてくる

調教ものだけど、そこまでハードじゃなくて読みやすかったです。

2

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

しっとりした大人ならではの恋

全編通してしっとりとした雰囲気が漂っていて、良かったです。
東欧文学をきっかけに知り合った二人が、少しずつ少しずつ距離を縮めていく様子が丁寧に描かれていました。

いいなと思ったのは、まったく知らなかったものに出会って興味を惹かれたことにより、自分の世界がさらに広がるといったものが描かれていたところ。

受けはデザイナーで、雨に降られて時間つぶしのために大学の東欧文学の講義に潜り込むんで…

3

スレイブ・ゲーム 小説

綺月陣  小山田あみ 

題名は不穏だけど

初めは受けに手を出すトーマと、それに気が付いていない攻めにイライラしながら読みました。

しかも受けはトーマに弄ばれても嫌悪感も、攻めに対する罪悪感もないから誰を好きなのだろうと謎でした。

受けとトーマとの関係を疑っている攻めが、無理矢理奪取するのかと思ってました。

でも何もせずにトーマから電話が来て、ようやく部屋に乗り込んだ時には?と思いました。

初めて受けと攻めがセックス…

1

月を食べて恋をする 小説

沙野風結子  小山田あみ 

表紙の美しさにため息

叔父と甥の禁断の愛がテーマだが、特殊設定のない現代モノは沙野先生の作品にはちょっと珍しいかも。

3年間も自分との関係を忘れた恋人と同居しながら、攻めが悶々としてひたすら耐えている、というところがこのお話の切ないポイントだとは思うんだけど、そもそも肝心の、なぜ叔父さんが13歳も下の血の繋がった甥に恋したのか、という部分が書かれていない。
なので叔父さんの気持ちになかなか入り込めないし、甥っ子…

4

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

定番のありがたさ

読んでみると若干古さを感じさせる作品です。
それは、ここ数年のBL小説が変容したせいかもしれません。
ですが、いい作品であることには変わりはない。

定番で先の読めるBLでしたが、安定の面白さがありました。
十年後、また読み返してみると感想が変わるのかもしれません。
えださんの作品はそんな魅力があります。

0

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

一人称が受け入れ難し

設定を見て、なんて面白そうなんだろう!と期待していました。二度目の高校生。逆行小説が大好きなのでわくわくして読み始めたのですが、攻めの一人称が「わたし」でキャラクターとして好みではなくちょっと残念でした。
大人と子供の差別化としてもこの一人称は作品として正解ですし大人の初恋は最高です。
高校生の頃ならきっと好きにならなかったし、大人になった自分だからこそ見えることがたくさんあり、惹かれて恋をし…

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