小山田あみさんのレビュー一覧

竜王子の天翔ける花 小説

戸田環紀  小山田あみ 

永遠の希望を感じさせる物語

優しい竜と天涯孤独な青年が織りなすラブストーリーです。
主人公・ルカの成長と召喚の謎、そして美しく強い竜たちーー
自然あふれる美しい世界観の異世界トリップファンタジーです!


うーん、あらすじ通りの展開なのですが、
その中でネタバレしちゃってるんですよね^^;
ルカが召喚された理由は、竜神への生贄でーーという所。
だけど、これ本当の真実では無いというところがポイント!
読み進め…

14

幽霊狩り~ヘル オア ハイウォーター1~ 小説

S.E.ジェイクス  小山田あみ 

FBIとCIA

…という世界観通り。
何ともハードボイルドで、アクションで、陰謀で。
男臭くて、緊迫して、痛々しくて。

元FBI、組んだ相手がことごとく死んだ、奇妙な予知感覚がある…というトム。
元CIA、親友の死に囚われているプロフェット。
この2人が「傭兵」として出会い、お互い強固に守っている自己をぶつけ合い、むき出しの肉欲を共有し、それでも馴れ合わず…というかなりディープでハードな設定。
だ…

2

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

受けのストイックさが逆にヤラシイ

14歳の時に盗賊団に誘拐されたレンと、その時仲間の手から守ってくれた盗賊団の長の息子・カイルの再会愛。
レンは幼い時から、敬虔なクリスチャンの継母に、姦淫は罪だときつく教えられているため、実年齢よりもおぼこいような感じ。そんなところをカイルも可愛いと思ったのか、乱暴されるようなこともなく、ひたすら甘く接してくれて、誘拐先での出来事なのにキュンキュンくる。
再会後は怪しい錬金術師イザイの登場で、…

4

捜査官は愛を乞う 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

変態の攻めの人、面白い。

初めてこの作家さんのお話読みました。
敬語攻めが気になり、探してて出会った作品です。出会えたことに感謝。

敬語攻めよりも、攻めの変態さにびっくり。いい意味でです。
この変態度と敬語がセットになってるからよかったのかも。

受けのツッコミも面白い。変態攻めに対して、そうだよな、普通引くよな、って思ってると、受けがスパっと返しをしてくれてます。相手はそんなものどこ吹く風ですが、そこがまた…

2

邪竜の番 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

攻めさんのカッコよさに悶絶。

初読みの作家さまでしたが、小山田さんの美麗表紙につられて購入。

タイトル、そして表紙のイラストからも推測できるように、今作品は「竜」がベースにあるファンタジーもの。この世界観がすごい。複雑でダークな竜の世界ですが、きちんと細部まで設定が盛り込まれ、さらにその世界観をきちんと描き切っているために一気にこの作品の持つ世界観に引きずりこまれました。

文章の書き方って好みがあると思うのですが(…

7

邪竜の番 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

この攻め、健気な上に哀しすぎる・・・!(TдT)

こちら、映画のような、壮大で感動的で異世界ファンタジーでした。

主人公が異世界にトリップしちゃった序盤から、感動的なフィナーレまで。
ハラハラだったりドキドキだったり、時に切なさに悶えたり。
そんな調子で、一気に読ませてくれましたよ。

それにしても、攻めがあまりに健気な上に哀しくて、心が痛んで仕方なかったわ~。
こういう、愛する人の幸せの為ならと、自身を犠牲にしちゃう攻めって弱い…

11

邪竜の番 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

愛は世界を変える!

うん、竜人・マリウスがとにかくカッコいい!
誰かを守るために身を尽くす献身的な男前攻めでした‼︎

異世界から来たユタの死際に偶然居合わせたケイは、
ユタの頼みで竜卵を託され異世界に飛ばされるーーという、
異世界トリップファンタジーです。
ケイはユタの遺言通り協力者であるマリウスと合流し、
異世界での生活をスタートさせます。

けっこう、トンデモ展開?と思ったのですが、
登場人…

8

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

笑って元気になれる本

大事な部分を切除されてしまったがために、成仏できずにいた幽霊と、特殊能力ありのちょっとトボけた小説家のお話。大事なところがない、しかも幽霊…それなのに受けの都合のいい特殊能力で、ちゃんとBL的展開になるところが素晴らしい。あまりにも都合が良すぎて、ついつい笑ってしまう。

受けの能力で、いろんなお野菜が攻めの失われた攻め自身となり、攻め本人と一体化するというイリュージョン。致す時には都合よく実…

1

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

受けがかわいく見えてくる

調教ものだけど、そこまでハードじゃなくて読みやすかったです。

2

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

しっとりした大人ならではの恋

全編通してしっとりとした雰囲気が漂っていて、良かったです。
東欧文学をきっかけに知り合った二人が、少しずつ少しずつ距離を縮めていく様子が丁寧に描かれていました。

いいなと思ったのは、まったく知らなかったものに出会って興味を惹かれたことにより、自分の世界がさらに広がるといったものが描かれていたところ。

受けはデザイナーで、雨に降られて時間つぶしのために大学の東欧文学の講義に潜り込むんで…

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