小山田あみさんのレビュー一覧

ふかい森のなかで 小説

水原とほる  小山田あみ 

乱暴な方法です

深い森=心の檻から引きずり出された主人公
ふかい森とは、主人公が引きこもる部屋。
心を守る城壁でもあるけど、外部遮断をする心を閉じ込める檻でもある。

陰湿ないじめを学校で受けていた主人公、
苛めに誰も気づいてくれない、助けてくれない。
家に帰っても両親は不和、
母親はある日突然恋人と出ていって、
浮気と仕事で忙しい父親は、金は出すけど子供に時間と手間を割くことが無い

誰も、…

1

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

一冊で終わりじゃなかった

自分には久しぶりの警察ものです。
前から気になってた作品でした。
一日かけて読みましたがなんと!続きがあったのですね。
どうりでセックスして合間に事件が起こりまたセックスしての繰り返しで、あの宗教団体の事件はうやむやになるのかなあと思ってたら、最後のあたりで雰囲気が変わり不穏な未来を予告する内容があり。

振られては傷つきもう誰も本気で好きにならない、体だけゆきずりの関係でいいと思う主人…

2

狐宝 授かりました2 小説

小中大豆  小山田あみ 

まさかの2巻でうれしいです。

2巻がでてるーーー!
と思って即購入しました。
あれ、イラスト作家さんかわっちゃったんですね。。。
好みは1巻の問さんだったんですけど、それより中身!肝心なのは!
とおもって読んだらあるある設定の記憶喪失系のお話でした。。。

うーん、ここで記憶喪失つかっちゃうのかー。と。事故ではない、実父からの嫌がらせ記憶喪失なんですけどね、、、
ここでかー、そうかー、というのが正直な感想でした。…

1

調教は淫酒に濡れて 小説

砂床あい  小山田あみ 

イチャイチャしてないのに甘い♪

大好きな調教は媚酒の香りの続編。
本編「調教は淫酒に濡れて」
ショートで「女王の独白」「公開調教」の2本が入っております。

しかし、あらすじを読むとなんだか不穏な雰囲気(*⁰▿⁰*)
ワイン事業で思わぬ事態に直面した宗司。力を貸すと申し出た知人が潤音を差し出せと言い出して…だと!?
この人が居れば全て大丈夫と思わせる、気高くも愛に溢れた宗司が変わっていたらどうしよう、自分を捨てないと…

3

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

濃ゆくておもしろい〜!

女装攻めが結構好きなんで、時代物で、女装攻めで、しかも御台所×将軍ってどーゆーこと?とワクワクしながら読み進めましたが、面白かったです。
超〜〜〜執着攻めで、上様を手に入れるために策略張り巡らして、男なのに御台所として嫁いでくるとか笑っちゃいますよね。

上様に対する狂おしいほどの愛がとにかくすごくて、ワクワクしました。
攻めの腹黒さといったら凄まじいものがあるんだけど、でもそれはすべて上…

3

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

痛くない本物のSM

タイトルは作者様が後書きで仰っていた言葉をお借りしました。
これ、私の様なSM初心者には大事な事だったりします。ハードな物読みたいなぁーSMとかどうだろ?と思っても、痛かったり汚かったらどうしよって二の足を踏むんですよね…。
大丈夫です。こちら、痛くも汚いシーンも無いのに本格的なSMを堪能できる素晴らしい作品となっております(*´꒳`*)!

愛を知らない潤音と"本物"…

5

奪取 ~嵌められた潜入者~ 小説

結城一美  小山田あみ 

これは良いトンチキ

久々の大当たりです。
悪い奴らに騙されたり、家族に害をなすと脅されてスパイ行為をはたらく美貌の男性が出て来るお話は、トンチキ率が高い様な気がするんですけれども、気の所為でしょうかね?

トンチキトンチキと連呼しますと、まるで小馬鹿にしている様に聞こえるかもしれませんが、それは大きな誤解です。素晴らしいトンチキ作品は作品世界がきちんとしていないとダメなんです。今作で言えば移植用臓器の製作と移植…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

広げたときに美しいなら

さすが名作と言われるだけの作品です。
特に最後のSS!担当さんもおさえて書きたいものを書ききれるのはやはり人気作家さんだからですよね!私は断然あってよかったと思った人でした。彼らは愛し合い続けて最後を迎えたのだと確信できる。だってゲイの風上にもおけない男 伸仁は10年付き合ってつぐみを振ってるわけで、どんなに愛し合った2人でもそんな事もあり得るのを冒頭で早々に描いてしまってますから。そこまで書き…

5

「狐宝 授かりました2」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

リアルコスプレでイチャイチャ。

 子供達が寝静まった後、千寿と和喜は二人で大人の時間をまったりと楽しんでいたところ。

 千寿のしっぽをもふもふし過ぎて、くすぐったがったのを、可愛い、と言ったら、お仕置きと称して和喜にリアル狐の耳&しっぽが。
和喜は、自分以外にはあるもけ耳としっぽが羨ましかったようなので、嬉しそうでしたけど。
んで、千寿がお返しとばかりに、和喜のしっぽをもふもふしていたら、そのままいい雰囲気に。…

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狐宝 授かりました2 小説

小中大豆  小山田あみ 

家族の絆を何度でも。

 前作では、千寿の祖父である百王丸には認めてもらったけど、今回は総領である父親に認めてもらうまでのお話になってます。


 妖狐の総領息子である千寿が攻め様であり、その愛しい伴侶である和喜が受け様です。
前作で生まれた三つ子ちゃん達も元気にわいわいしてます。



 幸せに過ごしていた5人家族の前に、千寿の父、五百紀が現れます。
勝手に人間を伴侶にした事に怒り心頭の五百紀は、千寿…

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