小山田あみさんのレビュー一覧

華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

め〜ちゃくちゃスケールの大きい話になりそう!

彦十郎にめちゃくちゃ執着してた妖の存在が露わに……
玉兎と名乗るそいつは彦十郎に格別の想いを抱いていて、彦十郎亡き後は、その血を継ぐ光彬にご執心。
そして光彬と女子をくっつけて彦十郎の血を受け継いだ子を産ませようとしてる。

光彬も壮絶な人たらしだけど、その祖父・彦十郎ときたら人どころか妖までたらしこんでたとか、どーゆーことよ?!
おまけに今までのお話のあれこれは、実は玉兎が絡んでいるら…

3

誘淫オメガ―season2― 小説

砂床あい  小山田あみ 

世界観が

『~ハニーポット・オペレーション』からぶっ続けて読みました。

前作と比較して2人の関係はより強くなり、なおかつ『デレる司波』も見られます。なので、恋愛部分は読んでいて楽しい。

ちょっとばかり引っかかったのは、作られた世界観に「?」と感じることなんです。
出版社あらすじには、聖サリエル精神医学専門大学でのΩ連続不審死事件を潜入捜査し『やがて明らかになって行くおぞましい制度』に気づくこと…

7

誘淫オメガ ~ハニーポット・オペレーション~ 小説

砂床あい  小山田あみ 

やっと読みました

以前から「読もう、読もう」と思っていたのですが、何故か機会がなくて。元日に『誘淫オメガ-season2-』が発売されたのをきっかけにして読了。

私が面白いなと思ったのは、瓜生がΩの囮捜査官になった理由が書かれていないことなんです。勿論、社会の最下層として虐げられるΩの人たちを守りたいとか、自分もΩであるけれどそれに屈することなく戦いたいとか、そういう一般的なことは書いてあるんです。でも、個人…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

優しくて温かい

恋愛前夜のスピンオフかなにかだったんですかね?なにも知らずに本作だけ読みましたが、全く問題なく読めます。


凪良先生の書くお話って どんなお話でも 心に染み入る優しさがあります。

本作は特にそうで、シリアスだし悲しい寂しい部分もあるけれど、根底に流れるものは温かくて優しいです。

ほのぼのするような話ではないのに、読後感は穏やかで優しい感じです。


先生もおっしゃってるよ…

4

誘淫オメガ―season2― 小説

砂床あい  小山田あみ 

ちょっとやりきれない

「誘淫オメガ ~ハニーポット・オペレーション~」続編になります。
season2となってる通り完全な続きものなので、ご注意下さい。

で、こちら、オメガ性自体を利用して囮捜査官として活躍する主人公・瓜生と、前作でそんな彼と公私共にパートナーとなった上司・司波による、警察ものでありオメガバース作品になります。
前作が大変好みだった為、発売をめちゃくちゃ楽しみにしてたんですよね。
で、実際お…

11

Brave ―炎と闘う者たち― 小説

楠田雅紀  小山田あみ 

受けの職業意識って……

攻めが一途な年下ワンコで凄く良かった!
幼い頃から受けが特別な存在で、何度振られても一途に受けの側に居続ける姿に萌えた。

お話も、自分のせいで両親を焼死させてしまったと自責の念に囚われ続けている受けの苦しみと、その事件に関する謎が良い緊張感を生み出してなかなか面白かったです。

だけど、中立なのは受けに超〜モヤモヤさせられたから……
大きな炎を見るとフラッシュバックして動けなくなる人…

18

沼の竜宮城で、海皇様がお待ちかね 小説

綺月陣  小山田あみ 

沼の中に竜宮城


不動産会社の青年が仕事先で沼に斧を落としてしまい「金の斧、銀の斧」よろしく神様が出てきて気に入られる話。と見せかけて再会もの。

初読みの作家さんです。

相続した山の処分に困った依頼者により該当の山を査定するために三重にやってきた水上来人(受け)。
山に入った途端、携帯は県外になり、よせばいいのにそのまま先へと強硬し、見事迷子になってしまいます。
夕方になりこのままでは下山できな…

4

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ここまで書かれることの幸せ

『恋愛前夜』『求愛前夜』をそれぞれとても楽しんだ流れでシリーズをコンプリートしたくなり、本書にも手を伸ばしました。
たくさんのレヴューから、本作品は前2作品とは違って「分かりやすいハピエン」とは限らず、SSは評価も分かれていることは予習のうえで、怖々読みました。

感想は、タイトルのとおりです。
とてもリアルで切実、全身全霊の愛の結実を感じました。
といっても特に派手なイベントがあるわけ…

4

Brave ―炎と闘う者たち― 小説

楠田雅紀  小山田あみ 

消防士として捧げる人生

2020年刊。
それにしてもこの本の表紙、何だかBLじゃないみたいで恰好いいね。
タイトル通り、消防士の責務と誇りといった熱いドラマだった。
骨格のしっかりした話でがっつり読み応えがあり、火災現場の切羽詰まった緊迫感が感じられて良かった。

過去の火事で両親を死に追いやった罪悪感から消防士になると決心したイサム。
一つ年下のジェイクはイサムと同じハイスクールに進学し、選択授業も全て同じ…

8

Brave ―炎と闘う者たち― 小説

楠田雅紀  小山田あみ 

炎に隠された真実

今回は裕福な家の1人息子である幼馴染と
火事で両親を亡くして孤児となった日系人のお話です。

火事により過去の記憶を亡くした受様
攻様との再会で真実を思い出し、彼の想いを受けとめるまで。

受様は日本人の父と日系二世の母の間に生まれ、
純日本人の外見をもつ少年です。
受様は火事で優しかった両親を失うまでは高級住宅街に住み、
隣に住む白人夫婦と家族ぐるみの付き合いをしていました。

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