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凪良ゆう 小山田あみ
マンボウ
ネタバレ
忘れるのは、生きて行く上の救いだと思います。嫌な事も辛い事も遠くへ行くのですから…。けど、これがあるからこそ生きて行ける、忘れたくない覚えていたい人、楽しい時、…それを全て折りとられる朔太郎。それに連れ添うつぐみ…。日々の暮らしを綴り、朔太郎の思い出を…そして、つぐみの日々の語り。それが作品になりつぐみ亡き後、優しく朔太郎を包んでくれているようで、あぁ…ずっと、涙と鼻水、ほろほろ垂れ流し状態です。…
れんり
とてもやさしい風景がイメージできる文で、さらに心情がせまってくるようでした。 いろいろな事と向き合い、受け入れ、また悩み。生きていく中で常にその繰り返しをしているのだと、ずっしりと考えさせられました。 互いを思いやるが故に離れるところでは、せつなすぎて号泣。 その後の話のSSは、いろいろ意見がわかれるところだと思いますが、誰しもが老いという流れの中で少なからず体験していくことなのだろうと…
橘盾
この作品の読後感は、読者の立場によって大分違うのではないかと思いました。 家族・恋人と将来を展望できる人、危うい人、できない人、 先に遺したい人、遺したくない人、遺せない人、 足掻いてる人、諦めている人、 経済力も対人スキルも低いゲイの告美(つぐみ・35才)はーできない人・遺せない人・諦めている人ーです。 だから、若くて好青年の朔太郎は、本当なら近付いてはいけない存在だと思ってい…
ハイ爺
いい話なんだが、と気が重いまま書きます。 まず、あらすじで記憶障害とネタバレしてるのが残念でした。 作者のせいではないが。 あと、記憶障害も手垢のついたネタだし、主人公が作家という設定も、 出てくる少女漫画家が男というのも。どこかで何回も読んだな…という感がした。 こと作家が作家を書くことは。 どこまでご自身を反映させてんのかな、と気になる。 作家であることの愚痴なんか読みた…
snowblack
親類縁者もなく、あまり売れない作家の仕事のつぐみは 同棲していた10年越しの彼に別れ告げられた。 転居もしなくてはならず、沈んでいたある日、 公園でなんでも屋の朔太郎と出会う。 その縁で朔太郎の祖父が営むレトロなアパートに引っ越したつぐみは、 明るく思いやりのある朔太郎の人柄に少しずつ惹かれていくが…… ステンドグラスやタイルに彩られたアパートの、個性的な住人達。 彼らの…
ユッキ
雨降りvegaはじめ最近の高評価の作品はあまり心にも記憶にも刺さりませんでした。今回もあまり期待してはなかったんです。記憶障害の題材にしても安芸まくら著「明日も愛してる」鮮烈で、映画の題材にもよく使われるもので新鮮さもないですし・・・・判り易いチープさはなく、変なドラマチックな盛り方もなくただただ静謐で優しくてけども辛くてけれどこの本を手にした事がとても嬉しくなる様な一冊でした。blでは無いけど…
砂床あい 小山田あみ
yoshiaki
◆あらすじ◆ 主人公は、孤児として育った潤音(じゅんね 20代)。売り専ボーイをしているうちにマゾに目覚め、金持ちの「ご主人様」に飼われますが、事業に失敗した「ご主人様」は潤音を捨てて失踪。 その後SMサロンに身を寄せた潤音は、プロの調教師で、ワインバーなどを手広く経営する宗司(30代半ば)の下で、ソムリエ修業兼M調教を受けることに。 サヴァン症候群にも似た異常な記憶力の助けもあって、た…
高原いちか 小山田あみ
marun
兄弟義兄弟入り乱れた3P禁忌もの、汐月家三兄弟が主役のこの作品は、 眼病を煩い、数年先には失明してしまうことが運命づけられた汐月家次男の三輪を 中心に、実兄の京と義弟で末っ子の梓馬とが三輪を巡って愛憎劇を繰り広げるもの。 きっかけは末っ子で甘ったれの梓馬が三輪に恋心を抱いていて、病を告げられ 絶望のうちに死を選ぼうとした三輪を捨てる命なら自分が欲しいと梓馬に請われ、 弱っていたところ…
矢城米花 小山田あみ
牡丹燈篭
矢城米花先生初の遊郭もの。発売前から期待していました。 舞台は風営法が廃止された現代日本。主人公・柚木千郷の両親が旅行中に事故に遭い、会社社長の父は亡くなり、母は昏睡状態になってしまいます。時期を見計らっていたかのように会社の幹部たちが動き出し、千郷の会社は倒産。千郷は借金に追われることになります。そのとき彼の前に現れたのが国東廉。国東は千郷に相続放棄をして屋敷と土地の売却を迫ります。しかし…
眉山さくら 小山田あみ
霧島伊都
「ビーボーイ&ダリア ノベルフェア2013 inアニメイト」 の告知で初めて知りました。 新刊チェックで粗筋を読んでみて、最近はマフィアの花嫁ものはマンネリ化していて、 そこまで内容に対して強くは惹かれなかったのですが、小山田先生の表紙に惹かれ、 フェア対象商品の中で単発モノだったので、今回はフェアのために購入しました。 表紙絵は、手前に伸ばされた受けの左手が特徴的だと思いました。 …