小山田あみさんのレビュー一覧

追憶の果て 密約の罠 小説

星野伶  小山田あみ 

前作のイメージから一転

元国際捜査課の刑事で、今は探偵事務所で働く真琴(受け)。
依頼人の久納(攻め)は、真琴が刑事をやめるきっかけとなった事件について何か知っているようで…。

攻め受け共に男らしく、特に久納が意外と紳士的な点が好感度大でした。
愛人として真琴をパーティー等に同行させる彼は一見強引で傲慢ですが、実は数年前から真琴のことを知っており、真琴がトラウマから立ち直れるようさりげなく励ましつつ、自分のこと…

7

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

恋はいつか終わる、という二人

表題作と続編の中編二本立てです。
棚橋(攻め)の彼女と元彼女、水原(受け)の元彼氏が登場します。直接の描写はなくても、それぞれと肉体関係はあっただろうなという感じはありますので、苦手な方はご注意ください。

「いつか終わる恋のために」
棚橋の目線です。同窓会での再会を機に、元担任の水原の家を訪問する仲になります。棚橋は親しくするうちに、いつしか水原に惹かれてしまいます。しかし水原は、以前不…

13

セクハラ外科医と怯えるバンビ 小説

朝香りく  小山田あみ 

好きな子イジメの典型ですね。 

シリーズものとは知らずに購入しましたが別に問題はないかな? アッサリと読めました。 受けは超恐がりでオバケの類が大の苦手なのですが、仕事部屋は霊安室の近く…。 その弱みを攻めに知られ、ごまかそうとするもバレバレ。 攻めは受けに対して条件を付けて仕事に付き合います。 とにかくそこから2人のコミカルなストーリーが続き恋人同士に。 その後がまた凄く面白い。 ショートが入ってたのですが攻めが過労で寝込んで…

2

きのこの谷の、その向こう 小説

名倉和希  小山田あみ 

この兄弟に学習能力はないのか

受けは罰ゲームで山に入り、遭難して攻めに助けれれる。 ちょっと世間知らずの坊ちゃんです。 それに少しイラつきつつも素直な性格なので親しみが持てます。 助けられたはいいが彼には凄い秘密が! まったく金持ちは何考えてるか解らないですが、なんと童貞なのにチンコに真珠? 義弟との罰ゲームで入れられたらしいのですが、なんで抵抗しなかったんだろうか逆に不思議に思ってしまいます。 それはさておき、それを攻めに知…

4

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

今までのイメージぶっ飛びですよ!

新人賞受賞作品となっていてええ今頃?とびっくりです。
改名したら新人扱いなのかな。

改名されても作品の持ち味は今までと変わりなくでした。
相変わらずキャラがいいです。この方はキャラを作るのが上手いですよね。
警察ものは得意なのかな。仕事描写もいつも通り細かいです。

受けは強気なオトメ35歳。攻めは天然ちゃんの32歳。
年上受けなんですが、オトメの柏木がかっこいい。あれ?オトメだ…

16

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

改名して臨む新境地か

B-PRINCE文庫の新人賞受賞作。
作者は井上ハルヲ(オハル)さん。
改名後初めての作品だから新人扱いなのか?
何にせよ、持ち前のキャラクター造形とお仕事描写の見事さは健在でした。

刑事部鑑識課の柏木(受け)は、映画館で出会った行きずりの男と寝る。後日、その男が公安部の管理官・西村(攻め)と判明し…というお話。

デンパ男とオトメ野郎なんて一体どんな珍味なのか、興味津々で読み始め…

19

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

泣けますよ!!おすすめです

 ぼろ泣きですね。
 人付き合いが苦手な小説家、遠藤告美と記憶障害を持った荒野朔太郎の恋。二人とも強引な性質ではなく、それぞれ性格や性質に負い目があるため、好きなのに友達でいようとする。切ない。
 一人で生きていく、もう誰とも恋愛はしないと決めて生きてきた朔太郎がその決意を覆して「そばにいてほしい」とつぐみに告げるシーンは泣ける。そして続編で、朔太郎がつぐみよりも長生き去るという約束を果たした…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

許される物語

お友達の大プッシュで読んでみたのですが、有難う!!友よ!!
凪良さんは「未完成」「美しい彼」「お菓子の家」に続いて4冊目ですが、これは大当たりですよ!
記憶障害を持つ青年と長年連れ添った相手に振られた作家のお話。
本当にもどかしいけれど、優しい物語でした。
未だ量を読んだ訳ではないけれど、凪良さんは恋愛ものというよりも自分の居場所を見付ける話を描かれる方なのかなと思いました。
連れ添って…

5

セクハラ外科医と怯えるバンビ 小説

朝香りく  小山田あみ 

イラスト美麗

外科医×病院事務チーフ。受けはクールビューティーな見かけとはそぐわない極度のこわがりなのですが、それを何かと自分をからかってくるドSなセクハラ魔の攻めに知られてしまい…という話。
展開自体は王道ですが、受けが「お化けこわい!」な怖がりさんなのが可愛かったです。最初から攻めは受けのことを気に入ってちょっかいをかけていたのですが、こわがりなのを知ってギャップにヤられ、本気になったかんじです。
受け…

5

淫魔を孵す 小説

沙野風結子  小山田あみ 

タイトルも素晴らしい☆

タイトルと表紙の、あまりのエロさにかえって手が出なかったのです。が、しかし、沙野さんに小山田さんの挿絵なら読まなくちゃ!ということで読んでみました。

自殺してしまった兄に対して罪悪感を持ち続け、自分だけ幸せになってはいけないと自身の感情を抑えつけている受けの宰。
対して攻めは医者として高度なテクニックを持ち、一見チャラ男に見えるけれどその実努力を怠らない。遊んでいるように見えて、受け一筋の…

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