秀香穂里さんのレビュー一覧

くちびるに銀の弾丸 小説

秀香穂里  祭河ななを 

「しゅみじゃない」けどとりあえず

なぜか無性に傲岸不遜なキャラの出てくる小説が読みたくなり、手当たり次第に検索して俺様キャラの描写が凄いとのふれこみだったので手に取りました、

以下、続編「くるぶし~」とあわせての感想。
うーん、文章はしっかりしてるし、ゲーム業界のことも調べられてはいるんだろうけど、キャラに全く感情移入できなかった。
受けにノンケ男を転ばせるほどの魅力を感じられなかった。

逆に作者後書きですら「人で…

0

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

愛はトラウマを救う

秀香穂里先生作品の中でも最も高得点を得ている作品ですが、やっと読みました。
今では秀先生作品を色々と読んでいるので「秀作品」のバラエティの豊かさは知っていますが、私の場合、あくまで私個人の意見なのですが、はじめは「秀香穂里」と言えばキレキレの、ドロドロの、エロエロの、ダークなハードBL、という印象だったんですね。
本作は、そのイメージそのままの作品です。
本性を隠したドSの同僚が、ロックオン…

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烈火の契り 小説

秀香穂里   

青すぎて重いほど。絶海の孤島の空

荒々しくも美を感じる彩先生の表紙と口絵が実に素晴らしい!
本作は、沖縄県の今は無人島になってしまった小さな島・神喜島を舞台として、リゾート開発計画と古来の因習が絡み合った、サスペンス・ミステリー風味のBLです。

10才の夏、父に連れられて行った神喜島で2人で遊び回った1週間。
心の中で、島の少年・高良光司をずっと忘れずにいた大里斎(いつき)は、勤めている不動産会社の計画する島丸ごとのリゾ…

3

3シェイク 小説

秀香穂里  奈良千春 

萌え萌えあり過ぎ

こんなにもカッコいい受けが、これまたカッコいい攻めさま二人に愛されるお話 めっちゃ王道で大好きです。情熱的な年下となかなか腹黒の年上攻めさまに狙われて、結局自分も深みにはまりまくって、萌えの要素がふんだんにあり過ぎて萌え転げまくりです。タイプが違う攻め2人の話は2冊の本を一冊にしたような内容になるので萌えないわけがないです。お話も業界物で華もあるので映像化してもらいたいと思ってしまうくらい素敵なお…

1

運命の歌~純愛なるΩ~ コミコミスタジオ特典書き下ろし小冊子 グッズ

行き先不明の旅の目的は

本品は『運命の歌~純愛なるΩ~』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編後、週末にお泊りデートをするお話です。

オメガの誠の恋人はアルファで
高級車を操る年下の高校生・裕貴です。

一週間前、
誠は泊りがけの外出に誘われます。

誠は体の弱い母をひとりきりにするのは
気が進まなかったのですが
夏空が続く最近は母の体調も良く
笑顔で送り出してくれます。…

1

運命の歌 ~ 純愛なるΩ ~ 小説

秀香穂里  のあ子 

アルファの男前度が足りない…

今回は高級外車を乗り回す高校生と
一匹狼のコンビニバイトのお話になります。

誰も寄せ付けなかった受様が
境遇が違い過ぎる攻様の運命の番になるまで。

この世界には3つのヒエラルキーが存在します。

生まれつき才能と容姿に恵まれ
ピラミッドの頂点にたつアルファ、

その次に位置するのが
穏やかな気質で人数も多い
普通の人間であるベータ、

そして世界の最下位とされるの…

4

双子の秘蜜 小説

秀香穂里  高久尚子 

まさに蜜なお話し。

タイトルと表紙からして、そういうお話なんだろうなとは思いましたが、
最初から三人仲良く……という展開でなかったところが面白かったかな。

それぞれがそれぞれに魅力的で、情熱的。
壱也も双子が執着するくらいには可愛い。

ちょっとした波風はありますが、
ストーリー的にはそう大事件もなく。
それでも最後まで読めたのは、壱也の揺れる感情について行けたからかなぁ。
それと、徹の言葉攻と、…

0

運命の歌 ~ 純愛なるΩ ~ 小説

秀香穂里  のあ子 

ネタバレ注意!

うーん…なんかあっさりした終わりかた。
受けと攻めの設定は好きだし話の前半部分は受けのお母さんへの想い、攻めとの出会い、攻めからのアプローチ などが描かれていてテンポよく物語が進み感情移入して読めましたが話がラストに向かうにつれてなんか話が単調になってきた感じで ラストもこれで終わり?みたいな感じでした。
ソリッドのNo.2と攻めがヤクザに捕まってボコられる設定は必要なのか…。
受けにバイク…

3

王子様はちょっと残念 小説

秀香穂里  yoshi 

プリンスチャーミング登場!

うわ〜、甘いわ〜!
監禁とか3Pとか執着なども非常に巧みな秀先生ですが、本作のようなサクッと読めて後味も良いラブコメもいいものですね。
後味が良い、と書きましたが、それはハピエンだから。
タイトルにもありますが攻め・館石彰文の「王子様」具合は驚きですよ。なんじゃこりゃ〜!というくらい経済観念がずれてます。
学校に通うのもリムジン、家には執事やメイドやシェフ、ホテルではスイートルーム以外泊ま…

4

シェフは強欲につき 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

ちょっとバブリーだけど

秀香穂里さんのルビー文庫「〜につき」のラブバトルシリーズ?の中で最も面白かった!
舞台は、格式の高い老舗フレンチレストラン。
格式の高さ故に当然敷居も高く、顧客の固定化と先細りを案じ若い感性でまた盛り立てたい、という思惑で同じ28才の副支配人とシェフを起用する…という冒頭。
そのフランス帰りの新進気鋭のシェフと若き副支配人のカップリングですが、正にラブバトルの設定通りバチバチと散る火花。

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