堕ちゆく者の記録

堕ちゆく者の記録
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×26
  • 萌13
  • 中立11
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
22
得点
104
評価数
41
平均
2.9 / 5
神率
14.6%
著者
秀香穂里 

作家さんの新作発表
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イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199005091

あらすじ

9月1日、俺は目覚めると、檻の中に囚われていた──』ある日突然、勤務先の青年社長・石田(いしだ)に監禁されてしまった、デザイナーの英司(えいじ)。「今日から君をAと呼ぶ。これは三十日間の実験なんだ」石田は1冊のノートと鉛筆を渡し、日記を書けと命じてきた!!名前と自由を剥奪され、身体も精神も支配される──官能と狂気に晒されて、人はどこまで理性を保てるのか、衝撃の問題作!!
出版社より

表題作堕ちゆく者の記録

アパレルメーカー社長 石田敬一(K)
アパレルメーカーデザイナー 阿東英司(A)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数22

ただの監禁陵辱物じゃない

今まで読んだ秀香穂里さん作品の中では今作が一番傑作だと思います。

あらすじだけ言ってしまえば拉致監禁陵辱物なんですがこの作品はそれを越えてもっと深く、人の心理の奥深くまでえぐりとる様に描かれてます。
最初はAこと阿東英司[受]の日記から始まります、日付は9月1日。
この日からデザイナー英司は社長である石田[攻]によって彼の自宅の一室に特別に誂えた大きな檻へと閉じこめられ、名前も奪われただ「A」とのみ呼ばれ監禁される事となるのです。
石田は心理的にも身体的にもありとあらゆる手段をもって英司を追いつめていきます。
そして日記を書けと鉛筆とノートを彼に渡し、その日記が巻頭の文章に繋がるのですな。
Aの日記と平行して、自らをKと称する石田の日記も書かれておりその日記が後になればなる程大きな意味を持ってくる描写は見事。
彼らの会話に加え、彼らの日記が作中で交互に登場し、英司の強靱な精神力が少しずつ歪んで行く様子と、石田が何を求め考えて彼を追いつめていくのかの謎が深まって行き次第にこの作品の凄みに引き込まれて行く思いで読みすすめました。
監禁されている時間がたてばたつ程に己の精神がおかしくなっていき、そしてそんな自分を自覚している英司。
生後一ヶ月半で捨てられていたと語る石田。
読んでいる途中でふと石田はコインロッカーに捨てられたのではないか?と気付きました。
最近ではあまり聞きませんが、70年代にコインロッカーの中に赤ん坊を捨てるという事件が多発して、当時社会問題にもなったこの事件はショッキング性もあってその事件を元にしたマンガや小説が結構あり、そういう意味ではこの作品もその内の一つに加えていいんじゃないでしょうか。
コインロッカーに捨てられた赤ん坊を描いた代表的な作品として初期の村上龍さん作品に「コインロッカー・ベイビーズ」(←BLじゃないですがこれもっそい傑作です)があるのですが、石田もそのコインロッカーベイビーの一人だったのだな、と思いました。
英司を閉じこめていた大きな檻はコインロッカーの象徴であり、まともな感情を持たない石田にとって幸せな家庭で平凡に育った英司はプロトタイプ的存在。

一度は石田の元から脱出した英司は、再度その檻へと足を運びます。
そこにあったのは監禁中に自分が書き続けた日記とデザインのノート数冊と、もう1冊石田の書いた日記が。
英司をAと呼んだ意味、自らをKと称した石田その意味も最後で分かります。
入り交じる感情描写は読みごたえ充分。
ピアッシング等の痛いシーンもありますがエロ陵辱を越えた互いの魂の結びつきが描かれてます。
あとがきでこの構成は実験的で賭けの様とありますが、見事に成功していて、ずっしりと読みごたえのある話を読みたい方にお勧めです。

ホントはタイトルを「BL版コインロッカーベイビー」にしたかったんですがそれだとネタバレになっちゃうので断念しましたー。

9

確かに実験作です

非常に恐ろしい物語です。
凝った構成やみなぎる緊張感、息を詰めて読む感覚、呆然とするような終結…
この読み応えは神級ですが、BLの萌えは?と言われたら、いわゆる「萌え」は無い、のです。
美しい社長はサイコで、1人の社員を全く前触れなく拉致し、監禁し、人格を奪ってゆく。
確かに肉体的なレイプ、陵辱はあるけれど、終盤まで被害者は狂った社長を憎み、どうにかして正気を保ち、逃げ出してやる、と考え続ける。
社長は彼を「A」と呼び日記を書くように命令します。
この日記が、「A」となった英司の心境の移り変わりを読者に表すような構成。同時に社長の石井も自らを「K」と称して、何故こんな事をするのか、何故英司なのか、何を求めているのかを書き綴っているのです。
これらが石井が英司に行う非情な行為、また脈略なく示す優しさの描写の合間に交互に入ってくるのですが、これらは正直なところテンポ良くという訳ではないので、元々甘さ皆無のこの恐怖物語の納得できる説明にはなっていないように感じました。
まず石井の心が歪んだ訳がわからない。助かった事がそんなにイヤだったの?生きたくて叫んでいたんじゃなかったの?
また、最後に英司が何故自分から抱かれたのかも唐突に感じてしまいました。
…という私にとっての不明点はありつつも、監禁中に石井のための服飾デザインが頭に溢れ出してくる様子などが非常に印象的。
ラスト、舞い戻ってきた英司を迎える石井がそのデザインを実現した服を着ているのを見るその瞬間が目に見えるよう。
狂気じみた監禁の被害者と加害者が、切り札と騎士になるその瞬間。
どこか不気味で恐ろしい、でもやめられない。そんな作品でした。

7

ゆーちん24

ふばば様
こんにちは。コメント欄にて失礼いたします。
以前お勧めしていただいた小説を、少しずつではありますが読み進めております。
サスペンスの中でもこういったジャンルは一般小説では読むことがなかったため、とても新鮮に感じております。よい出会いとなりました。本当にありがとうございました。
監禁中のデザインの描写は、固定された舞台の中、鮮烈な印象を与えてくれましたね!

面白くて一気に読み耽りました。

「黒い愛情」をきっかけに読むようになった作家様ですが、やはりこの方の人の精神に切り込んでいくお話はグイグイと引き込まれる魅力があります。

本作は、正しい世界に住む人間を変えてやりたいという妄念に取り憑かれている人間(石田)が己の理想のような「正しい人間」の主人公(英司)に出逢い、監禁して調教しようと画策するお話なのですが、読み進めると徐々に分かってくるのは、石田が心の奥深くに抱えている正しさへの強い憧憬と、それを持っている英司へのある種の信仰心のような畏敬の念。
なのにそれを壊したいと強く望む石田のこのちぐはぐな行動の意味は何なのだろうと頭を捻り、あぁこいつは絶対的なものが絶対的であることを証明するために自分にとっての偶像を破壊しようとしているのか、という読解に辿り着けた時、何かストンと腹落ちするものがありました。
壊れてほしくない自分の理想を全力で壊しにかかる石田はサイコパスだなぁとは思うけれど、自分の手なんかでじゃ到底壊すことなんて出来ないと証明できた時に救いに繋がるというのは解らないでもない気がします。
そのうえ英司は石田の想像を更に遥かに超えていたのですから。
9/23のKの日記に出てくる「きみは私の正気」という言葉が読み解く道しるべになったかなと思います。

それはそれとして。
英司の方を理解するのが私には難しいなぁ。
ただ、ストックホルム症候群ではないだろうなぁ。だってそれだと「壊れている」じゃない。
英司は英司で何かから解き放たれてちゃんと自分の意志で戻ったんだ、と読んでいいお話だと思います。
なんとなくだけど、デザイナーという英司の職業を考えると、アーティストとかクリエイターには時には必要な「狂気」を手に入れたんじゃないかな。
昔の正気100%の英司では生み出せなかったものが、石田の狂気に触発されて生み出せるようになった。
つまり石田の逆で、英司にとっての石田は「きみは私の狂気」というところじゃないかな。
そんなふうに読み終えていますが、、、でも私は凡人だから、なんだか命を削りそうな生き方だなぁ、ちゃんと2人で長生きしてよー!なんて願わずにはいられません。

「黒い愛情」同様にこちらも評価がかなりバラけていますが、恋愛を越えたような関係性がお好きな方は面白く読めるんじゃないかなと思います!

4

愛の芽生える要素はある、のか?

秀香穂里さまの本が読みたくて、購入。
監禁ものばっちこーい!でしたが、しょっぱなからっすか。いきなりっすか。好き過ぎ⇒誰にも渡したくない⇒監禁、じゃないんすかー。
現実味(トイレの回数少な過ぎじゃね?どうやって、部屋改造すれば誰にも知られずに監禁部屋なんて作れるねん?とか)は薄いので、読んでいて「??」って感じでしたが、そこは秀香穂里さま。読ませてくれます。
あんな目にあわされたのに、英司が戻ってきちゃうのは動機として弱い感じはしますが、ラブラブハピエンなんでいいです。
あと、挿絵が素敵だと思います。

2

意味が深めの監禁ネタ


常軌を逸した執着や独占欲からくる監禁ネタではなく、スタートは攻めの意図あっての実験のようなもの。
だからはじめにチラつく愛や恋要素はなく、淫乱にしたいわけじゃないという攻めのおかげで、性的な行為があっても即堕ち完堕ち状態はなくじわじわと楽しめました。

日記を通して双方の心の内も分かるので、話に入り込みやすかったです。


この生活を強制されたA(受け)にとってはたまったものではないですが、それを行うKにとってもAを通して命をかけているようなゾクゾク感があり、檻の中にいる者と外の者…立場の優位は違うはずなのに、終盤は共倒れギリギリのような危うさを感じ新鮮でした。
Aもよく抵抗して頑張っていたと思いますしラストに辿り着く流れも強引ではなかったと思います。

ただメリバになるのでしょうか。
Kがこんな監禁をしたことによりAが変えられたという事実は間違いなく、これがなければ理想的な上司と優秀な部下の関係のまま、何事もなかっただろうなと思うと心が震えます。

ようはKによってAは確かに変えられた、Kの行動によってAの恋愛感情に似ているかもしれない何かが生み出されてしまった、という人工的な感情、落ち着いた関係に恐ろしくもありつつなんとなく惹かれます。

二人ともハンサムすぎて目の保養でした。

2

こころの闇と向き合う

拉致監禁陵辱ものです。

アパレルメーカーのデザイナー阿東英司(A)はある日突然社長の石田敬一(K)に拉致され、頑丈な檻の中に監禁されます。
1ヶ月限定と言われるものの、全く原因もわからずに戸惑う英司。
何不自由なく育ち外見も申し分なく、社長業もパワフルにこなしている石田は、出生に秘密がありそのトラウマを抱え心に深い穴を持っていて、自己肯定感の確立のため「成人男子を拘束して、思うまま再教育を施したい」と思います。
そして、ごく普通の家庭で育ち、仕事に夢を抱き勤勉に働いてきて、才能の限界を感じたときは諦めて現状で頑張ることもできるし、社長の期待も大きいデザイナーだったし、性格も決して悪くない英司に白羽の矢を立て、衣食住のみならず排泄・セックスに至るまで支配され、生活全てを石田無しでは生きていけない状態に少しずつ追い込んでいきます。

それでも英司は気丈に正気を保ち折あらば脱走・復讐する為に、石田の傍若無人なやり方に反発してみたり従ってみたり、あれこれと計算していくことを覚えます。
しかし何日も経つうちに、石田を憎む心を持ちつつも、彼の持つ深い穴に惹かれていき、狂気に堕ちそうになる自分を保つ為に、毎日書くことを義務付けられている日記帳にデザイン画を描くようになります・・・・・

最終日に近いある日、偶然が重なり英司は脱走するのですが・・・
ここまでは英司が気丈に正気を保ち続けていたように思えますが、十月一日のKの日記が全てを物語っています。それまで狂人としか思えなかった石田が人間に近づき、全うな人間だと思っていた英司が少しだけ壊れることにより、支えあう二人の関係が出来上がったのです。

状況としては狂っているとしか言えないお話ですが、先日読んだ同人誌「狂人推奨」に比べれば、余程愛のあるお話だったかなと思います。読後感は悪くありませんでした。
カバーの石田の睥睨しながらも闇を宿す表情と、英司の挑むような目線がストーリーを訴えています。高階氏のイラストも秀逸です。

4

ラストまで一気に読んでしまった。

拉致、監禁、陵辱、調教…
とても正気の沙汰とは思えない単語ばかりが並ぶ話なのですが、読み始めたら止まらなくて一気に読みきってしまいました。

私は普段新しい本を手にすると、まず挿絵を確かめて、ストーリーを飛ばし読みして、作者様のあとがきを読んで、と行きつ戻りつしながら読み進めるのですが、この話だけはよけいな先入観を与えずに読みたかったので飛ばし読みをせずに読み進めました。

檻の中に閉じ込められて、自由を奪われただけでなく、生も死も一人の男の手に握られて、あらゆる屈辱を与えられた人間がどうなるのか…。
色々な想像が頭をよぎるけれど、どれも嵌っているようで嵌っていない。

普通の人間ならば1週間も過ぎたところでかなり精神的な崩壊が起きてきそうだが、英司はなかなか石田に屈しない。しかし、それでも、物語が進むに連れて、壊れていないようでいて、確実にゆっくりと壊されていくさまを目の当たりにするになる。

ラストに近づくに連れて英司が何を選ぶのかうすうすわかってくるのだけれど、それでも気を抜く事は出来なかった。

なんだろうこの興奮、この高揚感。変えられてしまったのはもしかすると読み手自身なのかもしれませんね。

3

理解不能な狂気

先日初めて監禁モノを読んで、すっかりそのシチュエーションにハマってしまいまして。
監禁といえばピリピリと緊迫した空間、謎、何者かの強い執着が見どころ。

ある日目覚めると突然、デザイナーとして勤務する会社の社長・石田によって檻の中に監禁されていた英司。
身体の自由を奪われ、食事や睡眠、排泄までも管理され、恥辱を与えられる日々が始まります。
何故石田が?仕事はうまくいっていたし、関係だって良好だったはずなのに?
何もわからない中、必死にプライドを守り抵抗する英司でしたが、石田の魔の手は英司の性的な部分にまで伸びてきて…。

執拗な愛撫で絶頂寸前まで追い込んでから「性欲」or「食欲」の選択を迫ったりと、英司を追い詰めていく石田と、与えられる屈辱と性的快感に抗いつつ、自分が変えられてしまう予感に葛藤する英司。

石田は、強引に、でも緻密にじっくりと、精神的・肉体的支配をしようとしてきます。
英司は娯楽ひとつない檻の中、気が狂う一歩手前で死ぬか生きるかの戦いを強いられる。
そしてとうとう高められた欲望を解き放つときがきて…。

もう、ただひたすらにえげつなく、エロい!
でも石田は、英司が快感に喘ぐことは喜ぶのに、英司が快楽に堕ちた淫乱になることは許さない、厳しい支配者なのです。
そこに愛はあるのか?あるのは狂気だけなのか?
あー、わからない。
常人には全く理解できないよ。
繰り広げられる陵辱については「K(石田)の日記」を通じてwhy?の説明はされているにもかかわらず、その理屈は理解出来ないのです。

1ヶ月間と決められて始まったこの監禁生活。
その約束は守られるのか?
解放後2人の関係はどうなるのか?
展開や結末がまったく想像出来ないため、最後までハラハラ。
ラストはやはりそうなるのか…と。
狂気が身を結んだというべきか。
Kの勝利のようでいて、A(英司)が女王的ポジションに君臨したようにも見えて、なかなかに面白いラストだったと思います。

もしこれが対女性の監禁物ならば、力の差による支配が大きすぎて、あまりに悲痛で多分読めないと思います。
男性の、同性に対する“何をされても屈したくない”というプライド、マウントを取られまいとするマインド。
このへんの関係性が、男同士特有のものに感じられて、ものすごく興味深く読むことが出来ました。
萌えはないけど、この手のテイストの小説には無理にそのへんは求めません。下手するとバランス崩れるので。
評価は萌〜萌2の間です。

フィクションでしかあり得ない、あってはならないシチュエーションを読む。
そんなことが、私の中では小説を読む楽しみの一つとなっています。

2

どの評価も押しにくい

ちるちるさんの評価って、☆によってポイントが変わるわけですが、
それで言うなら、☆4を付けたいくらい私にとっては面白いストーリーでした。
だけど、☆4って萌×2じゃないですかー……
面白くはあっても、萌えは無かった……

しょっぱなから2日半ほど一杯のスープで過ごして、
中頃には一日二回の食事、最後のほうに三日の断食って、Aはガリガリになったんじゃ?
一日二回の食事なのに一日一回の排泄って無理があるんじゃ?
そもそも二人に愛はあるのか?

とか、考え出すときりが無いので、とりあえず萌を押しておきます。
狂ボタンがあればポイントは関係なく間違いなく押してたw

ただし、内容はとても面白かったです。
最後、Kが勝敗を綴った日記がありましたが、私はどちらかというとKの勝ち、
もしくは両者納得ずくの段階で両方勝ちだと思うんですよねぇ。

とにかくAはKによって堕とされてしまった。
実際にこういう事が出来るもんなのか分かりませんが、恐ろしいお話です。

1

ホラー小説か、ミステリー小説のような作品

会社の尊敬していた社長に、突然に拉致、監禁、調教されるというお話しです。

あらすじからはblにはありがちな展開かなと思いましたが、こちらのお話しは甘い展開や萌えられる要素がないです。

身体の調教も少しありますが、どちらかというと食事を抜いたり、お風呂に入れない、排泄を我慢させる、放置するなど、生命の危機を感じさせて、精神的に受けを追い込んでいくのが、主体のお話しなので、攻めが受けに愛情の気持ちがあるのかわからないです。

追い込む攻めが冷静で受けのことを、実験動物のように観察している節があります。

あげくに他の男に襲わせようとしたり。
そうはならなかったけど、攻めが嫉妬とかで止めたのではなくて、受けが追い詰められて壊れたから、相手の男がその気をなくしたという愛のない痛い展開です。

最後、せっかく逃げだせた受けが攻めの檻に戻っていくのが、よくわからなかったです。
攻めの気持ちに絆されたというより、精神的な暴力に人格変えられてしまった感じ。

もう少し攻めが受けに人間的な愛情をみせれば、結末をハッピーエンドに感じたと思いますが、そういった甘い萌えがなく、実験じみてます。

サイコな攻めが受けを実験的に洗脳したような印象に思えてしまいました。

お話しはありきたりなblとは違い、展開が読めなくて一気に読んでしまいました。
bl小説というより、ホラー小説か、ミステリー小説を読んだ印象です。
あと、イラストが繊細で綺麗です。

1

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