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70/82(合計:811件)
かわい有美子 杜山まこ
茶鬼
ネタバレ
旧大蔵官僚エリートを主役にした、ドロドロした愛憎の世界も佳境に入り、現実生活の疲れから互いの必要性を、互いに認識しだした3巻は、気持ちのすれ違いがより切なさを呼び、胸が痛くなりました! 2巻で司馬を出しぬいて秘書官として出向した為に険悪なムードになった桐原と司馬でしたが、和解をし、桐原の隠れ家での穏やかな司馬との逢瀬の時間を過ごした所から3巻は始まります。 今回の読みどころは、司馬が桐原の…
まだこれでもかと、桐原のバカさ加減に代わりに叫んでやりたい気分にさせられる第二巻です! 己の出世の為、身分違いの結婚をし、子種がないと分かった時に妻の妊娠が発覚、義父に有力政治家に手駒として男娼のような形で差し出され、それでもまだ出世をあきらめない桐原。 妻に裏切られながらも離婚できない桐原にとって、出世だけが彼に唯一残されたプライド・・・ それって余りに悲しすぎます。 すっかり不能に…
かわい有美子 小椋ムク
saya
かわい先生の小説もすごくいいですが、ムク先生の挿絵が作品のよさを引き立ててくれています。かわいいお話なので、ムク先生の挿絵がすごくあっています。小学生、中学生のときの峰はとってもかわいく、高校生になった姿はかっこいいです。また衛守も素敵です。たまに、小説と挿絵があってなくてがっかりすることがありますが、この作品でそんなことはないです。 私は、今作『流星シロップ』を読む前に『空色スピカ』を読ん…
読み終わって、痛いよ、痛すぎるよ、コレ!! まだ愛とか恋とかそんなところまで行ってません、っていうか行くのか? 90年代の大蔵省官僚(現在なら財務省)、エリート街道をばく進する為に自己を犠牲にして、うっ屈を溜めた男達のエゴむき出しのお話。 最初の『雑踏の中で』では、司馬と桐原という男が北の温泉場で秘密の逢瀬をしているような描写。 でも全然好きとか愛しているとかいう言葉もなく、甘い雰囲気…
かわい有美子 今市子
エレニ
まさに受の粘り勝ちといったお話でしたね。実に15年にもわたる執着愛には感動を覚えました。ここまで一人の男を思い続けられるって凄いです! 若手企業家、九鬼の秘書である御巫の仕事は、九鬼のビジネス・プライベイト両面をサポートすること。御巫の仕事ぶりは隙がなく、行き届いたものなのですが、御巫は九鬼の前では一切感情を覗かせることなく、機械のように振舞います。過去の可愛く一心に自分を慕ってくる御巫との…
かわい有美子 緒田涼歌
久江羽
19世紀の神学校にいる、神学生・セシルと彼に執着する悪魔・オスカーが主人公のお話ですが、神学生を悪魔がたぶらかすお話ではないところがこのお話の面白いところだと思います。 まず、セシルが優等生の神学生でありながら、信心深いわけではないところや、オスカーが悪魔でありながら大変人間くさく、あるときは残虐でありながら“悪い”部分がそれ程無いところが斬新でした。 お話の中で、なぜ彼らがそのような存在…
風鈴
攻め×受け について 最初は俺様、中盤辺りから健気っぽいような…。 見た目、悪魔・堕天使・美形(悪魔だし~w) × む…難しいです。健気とは言えないような気がするし可哀想な子でしょうか?笑い方を忘れた子です。 見た目、目をみはるような美形ではありませんがやや綺麗寄りらしいです。大人し目で眼鏡着用 ストーリー について ファンタジー・シリアス調です。笑えるようなところはほぼありませ…
『天国より野蛮』って一体何の意味だろう? あらすじを見るに堕天使(悪魔)と神学校の生徒・・・悪魔が野蛮ってこと? 最後まで読むにその”野蛮”の意味が不明でした、一体どういう意味だったのか? お話は、下級の淫魔・ロジャーが目を付けていた神学校の生徒・セシルに、何となく堕としてやろうと近づいた上級悪魔の堕天使・オスカー。 セシルは身体は平気で差し出すも、オスカーは心だけは得られずに、そこか…
かわい有美子 竹美家らら
SNOOPY
英国貴族子息レイモンド(攻)×執事エドワード(受) 第一次世界大戦から第二次世界大戦までの混沌とした上海を中心に描かれてます。 ちょっと切なくてとてもかわいらしい話です。 英国貴族の館でメイドとして働いていた中国人の母親に捨てられたエドワード。 その英国貴族(レイモンドの父親)がエドワードを引き取り、屋敷の仕事をさせながらも子息のエドワードの遊び相手として月日を過ごし、やがて、レ…
かわい有美子 南田チュン
むつこ
胸の奥の柔らかくて繊細な場所が、チリチリと優しく炙られているかのような、なんとも言えない切なさを感じるお話でした。 この感覚、ほんと好き。 最近めっきりBLでしか感じることのできなくなった(悲)、いわゆる「恋のときめき」ってやつだ。 京都弁も良かったし、京都の老舗店の雰囲気も良かったな。 ストーリーじたいは地味です。 最後まで煮えきらない受けの心理に、モヤモヤが残る方もいるんじゃないかなと思いま…