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かわい有美子 小椋ムク
久江羽
ネタバレ
清泉学院生徒会シリーズ(?)3弾目です。 今回の生徒会長は女嫌いの弾正くんなのですが、副会長の堂本くんが“フェロモン番長”と異名をとるくらいのイケメンなので、せっかくの眼鏡君なのにいまひとつパッとしない・・・ もともと、弾正のことが好きな堂本くんが生徒会に入る条件として、白羽の矢が立っちゃっただけなのだから、それも仕方が無いところです。 ところが彼は、責任感が強く、やることはきちんとやる…
かわい有美子 杜山まこ
niko
茶鬼さんのレビューを読んで気になって購入しました。 大人の男性で、しかもある程度身分がある人たちは、 同性愛するのも、楽じゃないですね……。 BLの世界だと、なんとなく許されちゃうことが多い同性愛だけど、 この物語の中では、現実世界に非常に近く、シビアに描かれています。 ゆえに、切ない……。 どちらも家庭があって、なおかつ地位も高い。 いまさら同性愛とかしている場合じ…
雀影
「空色~」から遡ること、3代前?でいいのかな 清泉生徒会執行部シリーズ第3弾の会長と副会長は、真面目な堅物、眼鏡の弾正君と、歩くフェロモン堂本。 このお話、BL的にザックリまとめると ツンデレ弾正君が、堂本を、うっかり大きなワンコのように思って絆されちゃうが、実は… って感じかな。 弾正君は実に公平ないい子で、その上真面目で性知識もあまりないから、堂本が自分に対して恋愛感情を持ってい…
かわい有美子 金ひかる
むつこ
雰囲気は好きなんだけど終始バラバラでまとまりがなかった印象でした。 ストーリーに芯が欲しい、と切実に思いながら読んでました。 三角関係ふくむ恋愛要素、ホラーな部分、昭和初期を時代背景にしたことによるノスタルジックな空気感、これらのものをもっと上手くまとめたら名作になったかもしれないのになぁと。 三角関係については、黒木の存在の意味がいまひとつ伝わってこないんですよね。最初から主役カップルががっち…
かわい有美子
Goma2
「上海金魚」にはまって「透過性」でさらにはまって、この2組のカップルの行く末がすごく気になって手に入れましたが、どちらが好きな方にもオススメできる本です!! やはり「透過性」の2人のエピソードが大半ですが、上海金魚の二人もその後のエピソードなどかなり進展した様子が描かれています。 「恋する金魚」では2組のカップルが同じ空間で過ごすささやかな非日常の日々をちょいコミカルに描いていて、個人的にはほ…
ミドリ
「星屑シトロン」、4月発売が決まった当初から楽しみにしていましたが延期に延期を重ね… ついに発売になりましたね!! そしてムクさんのイラストが公開された時からずーーーっと気になっていたことが。 この二人、どっちが攻でどっちが受? 煽り文句も素敵。二人のルックスも超素敵。 しかしそんな二人のイメージは、実際読んでみるとかなり違っていました(笑) 華やかでフェロモン垂れ流し、と以前から…
茶鬼
このシリーズの学園モノだけは大好きだー!と叫びたいほどに、今回もよかった!!! 同じ学園が舞台なのに、一つとして同じタイプがいなくて、同じタイプのカプがなくて、そして代々の会長・副会長になる所以に、違う理由とタイプがあって、どれ一つとってもどれも魅力的なのがいいデス♪ 今回もキュンはあるのですが、それは見事に物語の中に自然に溶け込んでジワジワっと染みてくる、まるで題名の「シトロン」のようにシュ…
かわい有美子 竹美家らら
三回泣きました。 最初の別れ。 二度目の別れ。 そして、巡り会えたとき。 かわい有美子さんの歴史に対するアプローチの仕方、かなり好きです。 ここまで丹念に調べ、それを極めてナチュラルな視線でもって背景を描くことができる作家さんなんて、めったにお目にかかれない。 読みながら、唸らされるような描写がいっぱいでした。 魔都上海。今はなき魅惑的な街です。 その街を舞台に、イギリス人の主人と中国人執事の切…
旧大蔵官僚エリートを主役にした、ドロドロした愛憎の世界も佳境に入り、現実生活の疲れから互いの必要性を、互いに認識しだした3巻は、気持ちのすれ違いがより切なさを呼び、胸が痛くなりました! 2巻で司馬を出しぬいて秘書官として出向した為に険悪なムードになった桐原と司馬でしたが、和解をし、桐原の隠れ家での穏やかな司馬との逢瀬の時間を過ごした所から3巻は始まります。 今回の読みどころは、司馬が桐原の…
まだこれでもかと、桐原のバカさ加減に代わりに叫んでやりたい気分にさせられる第二巻です! 己の出世の為、身分違いの結婚をし、子種がないと分かった時に妻の妊娠が発覚、義父に有力政治家に手駒として男娼のような形で差し出され、それでもまだ出世をあきらめない桐原。 妻に裏切られながらも離婚できない桐原にとって、出世だけが彼に唯一残されたプライド・・・ それって余りに悲しすぎます。 すっかり不能に…