かわい有美子さんのレビュー一覧

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

初々しい!

丸ごと一冊、ひとつのストーリー。

久しぶりに、なにコレ!と叫びたくなるほどの
純情ワカモノ初恋物語、的なお話でした(笑)

いやもう、めっちゃ好きです、こういうの。

たくさん読んでいると、ドロドロしたものとか
どどどえっちぃのとか、色々あります。
もちろんそれらも大好き(笑)なのですが、
たまぁにこういうのを読むと、
ムズムズムズムズする感じで体をよじり、
終いには恥ず…

2

猫の遊ぶ庭 小説

かわい有美子  山田章博 

非常に興味深い吉田寮での生活・・・

京都の某国立大学の実在する寮を舞台にした作品という事で、ご当地ものの好きな私は迷わず手に取りました。

男子寮ではないのですが、圧倒的に男子が多そうで、更には大変個性的な面々が住んでいる吉田寮。
そんな個性的な寮生達、寮の建物の描写(作者の吉田寮への思いが伝わってくるような良い描写です)、学生生活の雰囲気、京都の暮らしの雰囲気、更には京都の様子も活き活きと伝わってくる作品でした。

BL…

1

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

いいなぁ高校生

ひっさびさにガチで高校生モノを読みました。いや~面白かった!てゆーか、可愛いよ、ウン、楠ノ瀬、あんた可愛い。顔こそ物憂げな「天使さま」だけど、中身はチョー元気で明るい体育会系健全男子。部活のバレーも、突如祭り上げられた生徒会長の重責も、伝統校ならではのいちいちミョーにリキの入った行事の数々も、すべて全力投球、真っ向勝負。とっても単純明快で分かりやすいことこの上なしのキャラ。せっかく周りが1年かけ…

3

Calling 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

至福のタッグ

 祝!かわいさん花丸ブラック進出!!

 -そうはいってもかわい作品なので、あまりあられもない描写だとか鬼畜なキャラとは無縁です。エロを書いてもそこはかとなく品の良さの漂う、いつもの路線を踏み外してはいません。そして特筆すべきはやはり、絵師さんでしょう。円陣闇丸さん。わたしはかねがね、現役絵師さんの中で1,2を争う画力の持ち主ではないかとひそかに尊敬申し上げております。どんな難しい角度からでも…

7

金の小鳥の啼く夜は 小説

かわい有美子  金ひかる 

Angel of Music

ミューオタでもあり特に「オペラ座の怪人」が好きなワタシとしては読まずにはいられませんでした!
作家さんと同じくクリスがファントムを選んでほしい派なので、この物語に気持ちよく酔えました。

時代は大正。この時代背景もなんかそそられます。
ウィーンに留学していた英彬は、東洋人にもかかわらずオペラ歌手としてたいへん期待されていた。だが嫉妬にかられた何者かに放火され半身に火傷を負い日本へ戻る。

11

金の小鳥の啼く夜は 小説

かわい有美子  金ひかる 

純粋無垢な受けに救われる

あしながおじさん、マイフェアレディ的なストーリーです。
将来を期待されていたオペラ歌手の攻めが酷い火傷をおってしまい、夢も希望もなくなって排他的になっていたところ、純真無垢な盲目の受けに出会って救われていきます。
カタルシスです。
親子のような関係性だったので、萌えはあまり感じませんでしたが、純粋に良い話でした。
幼い受けが攻めに学ぶことの楽しさや人としての喜びを教えてもらう場面では、思わ…

3

金の小鳥の啼く夜は 小説

かわい有美子  金ひかる 

オペラ座の怪人

「人でなしの恋」と少しだけリンクしている作品だそうです
自分は読んでいないので、主人公以外でフルネームでの登場人物だったので
あれ?と思っていましたが・・・
最後の最後でこういうことか!とリンクしている部分に感心です

半身に酷い火傷をおって顔には仮面をしている攻め様と
どこぞの外国の血を半分持っている盲目の受け様。

オペラ座の怪人のお話を知らない自分なので、どちらかというと・・…

7

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

ふしあな

つくづく、惚れた欲目って恐ろしいなあ、と思います。あれほど頭が切れてしたたかで、周囲の人々の思惑を読むのにも長けていて、向かうところ敵なしに見える千秋。なのにただひとり、心から愛した侑央(ユキ)を見る目だけは曇ってるんだよなあ・・・それが千秋のすべての不幸の源のような気がします。

 作者のかわいさんご自身がおっしゃる通り、ユキは天然毒婦の素質おおいにあり、です。「ユキウサギ」で描かれた高校…

8

Zwei ツヴァイ 小説

かわい有美子  やまがたさとみ 

追わない男

 「饒舌に夜を騙れ」の橋埜が「逃げる男」だとしたら、本作の須和は「追わない男」です。
 情が薄いわけでも、想いが軽いわけでもない。むしろ、高校の時からかれこれ15年も、変わらぬ強さでずっと一人の相手に恋している、いちずな男なのに。親友と呼ぶにはあまりに密な、でも互いの若さゆえに一線を飛び越える勇気を持てなかった高校時代。すこしずつ距離が離れて行った大学時代。そして須和は検事に、想い人の山下は警視…

6

月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

幸せの形

シリーズ物だけれど「透過性恋愛装置」はCDだけ「上海金魚」は未読、個人的に「月」がタイトルにあるものを読んでみようという試みの一冊として読みました。
「透過性恋愛装置」のCP、牧田と北嶋の関係がわかっている上で読んでいるので問題なしでした。
しかしやっぱり北嶋は性格ブスだなぁと再確認w ぜんぜん素直じゃないところがかわいいとも言えるんですが。
ラストにはこの二人のSSもあって北嶋が牧田にちょ…

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