かわい有美子さんのレビュー一覧

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

儚げな美人受けです

しっとりした大人の恋愛です。『透過性恋愛装置』にちょこちょここの二人が出てきて、気になったので読んでみました。

受けの佑季はちょっと影がある感じの美人です。ふとした時にしっとりした色気が漂う感じです。
攻めの滝乃は爽やかで察しのいい、上手に気遣いが出来るタイプです。

この二人が上海で出会い一緒に旅する事で恋に落ちます。元々は佑季が不倫相手と来ていて、その相手と揉めた事で滝乃と観光する…

2

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

受けの純粋さに絆されます!

評価の高さに手に取りましたが、もう一気読みです。
あらすじだけを読むとそんなに好みでは無く、長い間スルーしてしまいましたが、レビューを読んで何だかイメージしてたのと違いそうなので。レビューありがとうございます!!
あらすじで敬遠されてる方は要チェックですよ!!

とにかくワガママで自己中心的な受けの北嶋と、大人で物静かながら仕事が出来、包容力のある攻めの牧田が仕事がらみで出会い、物語が始ま…

8

金の小鳥の啼く夜は 小説

かわい有美子  金ひかる 

あなたに会えるだけでいい

たとえあなたの顔を見ることができなくても…。盲目の少年と元オペラ歌手の身分&年の差ラブストーリー。「オペラ座の怪人」をモチーフに描かれた時代物です。ああ、久しぶりに萌えたというよりきゅんきゅんしてしまいました。やっぱこういうお話に弱いのって年齢かなぁ。

裕福な年長者がいたいけで不憫な子に目をかけて護り、同時に才能を開花させて支援する。おまけに両者とも見目麗しいときちゃ、懐かしの少女漫画脳が活…

5

疵 スキャンダル3 小説

かわい有美子  杜山まこ 

距離を置いて気づきはじめた気持ち

疵スキャンダルシリーズ3作目。

秘書官職をめぐってのわだかまりも解消されて、いい関係に戻ったかと思われましたが、桐原が大事にしている同級生からハガキをきっかけに不穏な雰囲気に。
嫉妬した司馬が放った心無い一言にショックを受けた桐原はまたふさぎ込んでしまいます。

司馬も嫉妬しちゃうほどの自分の気持ちに気づかないし、うまく噛み合わない二人がじれったいです。
それにしてもお風呂で2時間メ…

1

疵 スキャンダル 2 小説

かわい有美子  杜山まこ 

受けの鈍さにイラっ

疵スキャンダルシリーズ2作目。

嫁が不倫相手の子供を妊娠し家庭に居場所がなくなった桐原は、司馬に保証人になってもらい逃避部屋を借ります。
司馬まで合鍵を使って頻繁に通っているのですが、大蔵省のキャリア官僚が1Kの部屋で1枚の布団に寄り添って寝ている姿を想像すると笑ってしまいます。

そんな中、官房副長官秘書職の候補に自分と司馬が挙がっていることをしった桐原は、篠田に頼んで秘書職を勝ち取…

0

疵 スキャンダル 1 小説

かわい有美子  杜山まこ 

職場の顔と家庭の顔

有能なエリート官僚として出世コースを歩んでいる桐原も、一歩家庭に入れば婿養子で肩身の狭い立場。
更に追い打ちをかけるかのように、子供ができないという事実が発覚し、男色家の大物官僚の相手まですることに・・・。

そんな時手を差し伸べてくれたのが互いに牽制しあっていた同期の司馬でしたが、弱さ丸出しで司馬にすがりつく桐原のもろさに驚きでした。
普段気を張っている仕事ゆえ、ちょっとしたことで弱さが…

1

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

エルヴァンも不憫だ

かわい先生2冊目です。こちらもファンタジーですが、生きるために姉姫に扮した敗戦国の王子と、生きるために攻め入った大国の王子のお話。

女奴隷としてエルヴァンの元に差し出されたカイは、夜枷の時に男だとバレないように毎回自国の話をします。
最初は自国を攻め入ったエルヴァンを良くは思っていなかったのですが、その人柄や、彼の苦悩を知るにつれ、カイはエルヴァンを好きになります。
女奴隷として、夜伽に…

3

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

儚い、綺麗なお話

ずっと気になっていたかわい先生をようやく読めました。
静かな文章で紡がれる日常が素敵でした。

あと少ししか生きられないカレルが、少年剣士ユーリスを買い取ります。ユーリスが日々の日常の中で、だんだんとカレルに惹かれていくのですが、その描写が素敵なんです!
ユーリスが好きになってその人のために頑張るところや、恋に対しての向き合い方や、形で残るものをプレゼントとか、純粋さがとにかく可愛い。

1

魅惑の恋泥棒 小説

かわい有美子  高峰顕 

盗んだ恋心さえも美意識が高い、のに…

受けの柳井は、旧華族の誇りを持っている元学芸員。
おまけに自分の容姿にも自信を持っていて、自身の美意識に引っ掛かった美術品に標的を定める怪盗の顔も持っている。
しかし、上には上がいるもので、彼以上に遣り手の怪盗が絡んできた。
攻めの沖は華やかな容貌に形成外科医の肩書きだけでなく、義賊の志を受け継いだ怪盗ときて、見事に美味しいところをかっさらっていくような男だ。

この小説、実は怪盗ものの…

1

オオカミの言い分 小説

かわい有美子  高峰顕 

会えない時間が愛育てる…のか…?

このレビューを書くにあたり既読の「魅惑の恋泥棒」と関連していたことを知って、思い出そうと頑張ってみたのですが…キャラが交差するような場面、ありましたっけ?(汗)…ダメだー、ぜんぜん思い出せない。

さて、健気に耐えるオオカミさん・末國と、オオカミさんの秋波にまったく気づかないニブチンな赤ずきんちゃん・高岸のお話です。キャリアステップは違えどそれぞれ弁護士として頑張る二人の男性が主人公なのですが…

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