かわい有美子さんのレビュー一覧

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

心地よい

葛西先生の挿し絵の美しさにうっとり。
お話もその雰囲気ぴったりの美しさでした。
男だと知っていたとなるまで長かったけれど、そこからはもう艶かしい夜伽風景たまりませんな。
受けが私個人の理想ぴったりな健気ちゃんでして可愛いし美しいで読みながら息づかいが…w
最後まで安心して(王子達の今後を考えると不安要素は残りますが…不憫で)読めたのでホッとしました。
疑問に思うことは多少なりありましたが…

4

甘い水 2 小説

かわい有美子  北上れん 

甘い水とは何であるのか

上巻レビューがついにアップできました。この勢いで下巻レビューにも挑見たいと思います。
上巻の初めのぎこちない雰囲気はどこへやら、すっかり雪解けして(一線も超えましたしね)、宮津には「お前らいつの間にそんなになった?」と不思議がられる下巻の神宮寺と遠藤です。
一気に下巻まで読み進めると、神宮寺のキャラ描写に若干の違和感があるかもしれませんね、基本的にワンコなのは変わりませんが、何というか、より…

5

甘い水 小説

かわい有美子  北上れん 

アサルトスーツの男たち

こちらは好き過ぎて、以前にレビューを書きかけたもののグダグダになり、一度は断念した作品です。評価もかなり前に入れてました☆
萌え萌えに萌えたんですよねー。特殊部隊、美人受け、ワンコ攻め、惹きつけられて止まない要素で構成されてるんですもの、萌えないわけがなかろうー!な感じは今も褪せてません。
さて、かわい先生の「甘い水」は、警視庁特殊班捜査係、略称SITに属する精鋭の男たちの物語。寮シリーズの…

14

甘い水 2 小説

かわい有美子  北上れん 

攻めも受けも男前でかっこいい! 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

2巻中、2巻目。
1巻目を読み終えた後すぐに本作を手に取りました。
さてさて主人公たちのその後の進展やいかに?

まずH後の二人が、お互い気まずさからよそよそしくなったり、微妙な関係に至ったりせず、いたってフツーな会話を展開しているのが良かったです。
あと二人きりでいるときの、お互いを呼び合う言い方が好きです。

神宮寺(攻め):「あんた」(←敬語攻めなのに何故か)
遠藤(受け):…

6

甘い水 小説

かわい有美子  北上れん 

ワオ!初Hはまさかの〇〇プレイか?!(=´Д`=)ハァハァ

何かシリアスなものが読みたくなり、手に取ったのが本作。
警察ものです。「天使のささやき」のスピンオフとのこと。
ホントはそっちを先に読むべきだったのね~(>_<)
本作が面白かったので、いつかきっと読む(`・ω・´)キリッ

さて本作ですが、かなり沢山の登場人物が出てきます。
それにちょっぴり難解な警察用語も。
心して読まないと、こんがらがってしまうかもしれませんよ~、念…

6

朧小路の恋の花 小説

かわい有美子  宮城とおこ 

サラリとしつつ、また読みたくなってくる

以前読んで、評価も去年に入れていたものです。
接客上手な美人受けと男らしい板前の物語で、割とサラリと読んだのですが、何だか忘れられずに無性に読み返したくなってきました。
受けの光希はカフェバー「桜月夜」を一人で切り盛りしています。このお店は姉で売れっ子芸者の美代春のもの。攻めの吉澤は高級料亭の板前さん。
京都、祇園を舞台にさらさらと流れるように進む、再会ラブです。
改めて見ると、光希と吉澤…

1

今、風が梢を渡る時〈後編〉 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

爽やかな読後感

一気読みでした。かわい先生×笠井あゆみ先生という取り合わせ、しかも時代物で舞台が京都なんて…。しっかりと練られた時代考証(あとがきからもよくわかります)、硬質な文体に安心してどっぷりと物語の世界にのめり込んでしまいました。

前編では、夏期休暇前に沢良木(さわらぎ)がよからぬ連中によって大怪我を負わせられ、看病していた鴇浦(ときうら)が心配して帰省する沢良木を京都駅まで付き添って見送る場面で終…

7

今、風が梢を渡る時〈前編〉 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

文芸作品を読んでいるよう。

時代は大正。舞台は京都帝国大学予科である三高の寄宿舎。兵庫の寒村出身で小作農の四男だった沢良木犀(さわらぎせい)は成績優秀だったため、当時村には居なかった医者になるべく村長宅へ養子に出されていた。首席で第三高等学校に合格した彼は、寄宿生活を始めることになる。

鴇浦智巳(ときうらさとみ)は堺で成功した商家の次男で、鷹揚で誠実な人柄の好青年。彼もまた医者を目指し寄宿生活をしていた。沢良木が落とし…

6

疵 スキャンダル4 小説

かわい有美子  杜山まこ 

良きライバル

疵~スキャンダル~シリーズ完結編。

この二人は一体どこにむかっていくの?!と思いながら読んでいましたが、
なんだかドロドロしていた人間関係が綺麗におさまっていくではないですか。

篠田との関係精算も一波乱あるかなと考えていましたが意外とすんなりでした。
桐原と奥さんも、恋愛感情は抜きの支え合う家族として丸く収まった感じでしょうか。
(ただ個人的には奥さんの気持ちの切り替えが早すぎた…

1

月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

受けに隙がありすぎるんですね

このシリーズが本当に面白くて、3作を一気読みです。

さて、今回はスマートで大人な攻めと無自覚な誘い受けです。

受けの橋本は真面目で努力家、そして人に対する思いやりがある本当にいい子です。しかし、田舎育ちの純朴さや、清潔感があり上品ながらも親しみやすいその容姿から、ひどい男に騙されたり、つきまとわれたりと悲惨な目にあってます。男運が悪いというよりは、隙がありすぎてそのての男を引き寄せちゃ…

4
PAGE TOP