かわい有美子さんのレビュー一覧

喧騒を抱いて眠れ 小説

かわい有美子  緒田涼歌 

好き過ぎる

好き過ぎて住みたいぐらいの平河寮シリーズ、待ってました\(^o^)/やりました\(^o^)/かわい先生、出版社さま、有難うございますーーーーーっ
お話がどう考えても「続きますよね?」と思うのですが、はっきりせずもやもやしたので萌2にしました。
はらはら警察もの大好きな方には絶対オススメしたい!単独でも大丈夫です。饒舌に…を読んでいれば尚良し!ぜひぜひぜひぜひ平河寮へ、おこしやす!
本編345…

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伯爵夫人の魔法の靴 小説

かわい有美子  あじみね朔生 

玉の輿ストーリー

かわいさんには珍しい?甘いテンプレBLでした~

日本支社の支社長として赴任してきた切れ者、ダニエルと、一介の社員、俊介のカップル。なぜかダニエルに気に入られ、身の回りの世話をする秘書役に抜擢されます。
舞台は高級デパート。売り場から外商部に移り、なんとなく合わないと感じていた俊介ですが、英語能力を買われてダニエルのサポートをすることに。

ダニエルは過去に一悶着合って奥さんと別れ、今は…

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墨と雪 2 下 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

本編はモヤモヤしてしまったので

上巻を読んだ時点では神作品!と思ったが、下巻はモヤモヤする部分が気になって、篠口の心理描写があまり刺さらなかった。
巻末の短編は全部好き。

黒澤は上司として篠口以外の部下の特性もちゃんと見ていて希望を叶えようとしてるとか、元妻の事情を受け止めて背中を押したとか、ありのままを尊重する人間で、そういうところに救われていたと気付いた篠口。
それで苦しみがちょっと消えたのは、黒澤を信頼してもいい…

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墨と雪 2 上 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

黒澤の献身と篠口の再生

前作で描かれた監禁事件直後から始まる表題作と、篠口の新人時代の話の二本立て。表題作は、ほぼ全編黒澤と篠口二人の触れ合いで、篠口の再生の物語かと思う。後半は、公安で不向きを自覚する篠口が、黒澤に助け出されるまでのお話。

表題作は篠口に寄り添う黒澤の献身ぶりがすごすぎる。どんなに強い愛情を持っていても、ここまで忍耐強くそばにいるのは大変だろう。下手をすれば本人も壊れてしまう可能性があるが、黒澤な…

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墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

続編がすぐ読める状態で良かった

平河寮シリーズを「甘い水」に続いて読んでみた。同作品で一番好きだった篠口のお話。賑やかな雰囲気は抑えめで、痛いシーンもあり、シリアス度高め。メインカプはこれからな雰囲気で、続きが発売されている今読んで良かったと思った。

遠藤への失恋が堪えている様子の篠口。正直これは意外で、そこまで遠藤自身を手に入れたがっているとは思っていなかったので驚いた。

カプの相手は黒澤。どこか懐かしいBLの香り…

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甘い水 2 小説

かわい有美子  北上れん 

タイトルの持つ意味の重さ

1巻より人物の掘り下げ部分が多めに感じた2巻。遠藤と神宮司の関係性がしっかり形になって、篠口との決着も綺麗。タイトルの持つ意味の重さを感じつつ、爽やかな余韻を味わえる読後感だった。

最初の事件は狂言誘拐で、篠口を描くためのエピソードかな、という内容。遠藤を口説く篠口は、結局最後まで本気には見えなくて、でも別のところからSOSは出ているような、危うい印象。篠口だけはまだまだ心配で、この先も知り…

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甘い水 小説

かわい有美子  北上れん 

まだまだこれからって感じかな?

メイン二人がSITに所属する刑事なので、事件が起これば緊迫した空気にもなるが、全体的にはコミカルな雰囲気だった。独身寮のわちゃわちゃした賑やかさが男所帯のそれっぽい。
平河寮シリーズは初読み。他の作品を知らなくても問題なく読めて良かった。

最初のうちは、二人とも好きになれなかった。
遠藤が神宮司に嫌な態度を取る理由が、驚くほどくだらなくて子供っぽくて。
神宮司は知らない同僚をかばって罪…

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光の雨 ―原罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

個人的にも楽しく読めました

表紙のスーツ姿の2人に惹かれて購入しただけで作者様もまったく知らず、後編もあることも知らずに読みました。
BL小説は好きじゃないと思いながら最近何故か何冊も立て続けに読んでいます。
この作品はBLらしい濡れ場描写はほぼなくふつうに面白かったです。
後編早く購入したいですね。
学生時代からの先輩後輩の間柄の検事のお話。
先輩は亡くなった恋人が忘れられず苦悩し後輩はそんな彼を救いたい。
暴…

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墨と雪 2 下 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

まだ自分は前に進める

「墨と雪 2 下巻」。

篠口が職場復帰を果たしていく展開です。
周囲のサポート、黒澤の包容力、そして何より篠口自身が苦しみを抱えながらも自分の足で立っている姿。
勿論一進一退。時にフラッシュバック、時にパニック発作に襲われる篠口の状況に胸が痛みつつ、自宅に住まわせてメンタル面のサポートを惜しまない黒澤に感心しきり。
黒澤ってここまで献身的になれるんだ…
と同時に、黒澤の離婚のいきさつ…

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墨と雪 2 上 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

生と死の究極を経て

「墨と雪」を読んだのが2017年、それから7年か…という感じで、読み返しはせずに本作を読んだのですが。
そうだった…篠口に何が起こったのか…
7年の空白が無かったように蘇ってきました。
つらい…
時間的に言えば一週間、だけど死ぬほど、いや死よりもつらい傷を負った篠口。
この「2」の上巻では、身体の傷は勿論、恐ろしいPTSDを背負ってしまった篠口の葛藤、見守るしかない周囲の静けさ、あの帝王…

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