山田ユギさんのレビュー一覧

一生続けられない仕事 3 コミック

山田ユギ 

早坂がいたから三上と片山が解放されたんだと思う

1〜3巻まで一気に読みましたので、満足度の大変高い読後感でした。
1巻のゲイ隠しの不倫慰謝料のお話は、ちょっと詰めが甘いかなあとも感じましたが、2・3巻で繰り広げられる三上の恋人小野田の死、それに絡む遺産相続の話は読み応えあり!
三上と片山は、二人とも小野田の死に傷つき、二人ともお互いその死に責任がある、と罪悪感に苦しんで。でもその時の当事者ではない早坂を間に挟むことによって、特に片山は今まで…

4

夢が叶う12月 コミック

山田ユギ 

アダルト・アソート

8つの短編とおまけマンガ。
どれもこれも読み応えがありすぎます。

こんなに短い1編なのに、兄が好きで家を出た弟、マザコンで熟女と不倫する自分、そんな自分を好きな同期の男、彼らの抱えてるドラマが詰まってて圧巻の「ラブ・ストリームス」。
素直になれない大人のすれ違い「さすらい」。
鈍感男に(仕事で)添い遂げてやる「とまどい」。
こんな時代からボコり愛を描いてたユギ先生。「なぐり愛20ye…

0

やらしい昼下がり コミック

山田ユギ 

エロも切なさも

全7作(内最終2話は続いてるので実質6作)、短編なのに全部とんでもなく完成した世界で濃い!
各話の小宇宙はそれぞれヒリヒリと痛く、じくじくと埋み、泣きながら抱き合う男たちばかり。
表紙の鮮やかな赤い色やアメリカ国旗、コカ○ーラなどのポップなイメージや、「やらしい昼下がり」というタイトルから感じる軽妙さとは裏腹に、かなりシリアスな内容の話が集まっていると感じます。
叶わない片想いの果て。学生ア…

3

「一生続けられない仕事」3巻発売記念描き下ろしペーパー グッズ

3P妄想+モブカプ誕生!?

『一生続けられない仕事』3巻発売記念の描き下ろしペーパー。
『麗人2016年1月号』と82円切手のみで応募できるお得な全サでした。

内容は、3巻おまけまんが(ピーチパイのママ、片山とご対面☆編)の続き。

Barピーチパイにて、
「はぁ〜ん♡
 片山先生ステキだったわあ〜♡」
と、うっとりするママ。

アタシの初体験の相手(自衛隊時代の上司)にちょっと似てるのよ〜などと語るマ…

6

誰がおまえを好きだと言った コミック

山田ユギ 

これぞユギワールド!

ユギさんの短編集はどれも素晴らしいですが、その中でも本作はかなりのお気に入り。
収録作の5作中3作が音声化されていたり、ユギさんワールドの名物・ピーチパイママの貴重な過去の姿が出てきたりで、何かと印象的な一冊です。

■表題作の受けはピーチパイママ(本名:兼太郎)の幼馴染。
そして攻めはママの弟ということで、ママの出番が多いのが嬉しい一篇です。
幼い頃から受けに惚れている攻め(年下)。

4

たかが恋だろ コミック

英田サキ  山田ユギ 

振り回されてもそばにいたい気持ち

先にスピンオフ作の「愛想尽かし」の方を読んでしまったので、本編のこちらは「前日譚」としての位置付け的に読みました。

シングルファーザーの泉巳は、息子誠の保育所で中学の同級生高津戸と再会する、という冒頭。
この泉巳は子育てにも一生懸命だし、亡くなった奥さんの事もちゃんと愛してるのに、なんともオトコを惑わす?フェロモンが漏れ出しているのです。
高津戸は何が吹っ切れたのか、昔からずっと好きだっ…

4

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

愛し愛されること

コミック「愛想尽かし」の続編。(同時発売)

前作にて恋人になった椹木x柊也のふたり。
元ヤクザで世間の表も裏も知り尽くした大人の男、椹木。スレた野良猫のようだった柊也も、椹木に愛されて満たされて、前向きに真面目に変わっていく。
そんな毎日の中、7年ぶりに幼馴染みで子供の頃いつも助けてくれた匡和に会う。そして事件に巻き込まれ……
これまでの柊也なら、また椹木に迷惑をかけたくない、と姿を消…

3

愛想尽かし コミック

英田サキ  山田ユギ 

このふたり、色っぽい

事前知識ゼロで購入。ワタシはバカだ。
なぜ「たかが恋だろ」のスピンオフと気付かなんだ…未読だし。「花片雪」の事も知らなかったし。ハア〜。絶対読まなきゃ!です。
前後の物語抜きでの、本作のみのレビューです。
刑務所の中での男同士のアレコレ。異常に色っぽい柊也。
16才の頃から男との色恋沙汰で流浪の生活の柊也に、出所後偶然会ってしまい、猫を拾うように自分の家に住まわせる椹木。
他人がいる時と…

3

愛がなくてもいいですか コミック

山田ユギ 

大満足

やっぱり山田ユギさん、最高です!
20頁ちょっとで2つのエピソードという短編。
でも思いっきり笑いました、大大大満足。

以下、思いっきりネタバレです。

幼馴染の陽ちゃんと武史。
ある日の飲み屋での事、
陽ちゃんが武史に「前立腺のマッサージしてくんね?」という所から始まります。
始めは相手にしなかった武史ですが、幼い頃いつもいじめられてる所を助けてもらった事もあり、そして実は武…

1

うちの神様にはがっかりだ! コミック

佐々木禎子  山田ユギ 

ほろり・・・となりつつも・・・

山田ユギ先生の作品、初読みです。
とはいっても、この作品は原作者の方がいらして、山田先生は作画をご担当されている形です。

このところBLで神社づいていたのと、以前原画展で原稿を見て、気になっていたのもあり、読む事にしました。

設定も興味深かったし、スタートがコメディっぽいノリだったのですが、笑える楽しい展開オンリーという訳でもなく、ちょいちょいほろり・・・とくるエピソードが織り込まれ…

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