えすむらさんのマイページ

萌×2作品

女性えすむらさん

レビュー数7

ポイント数90

今年度48位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

しみじみと幸せを感じます

可愛いと尊いが渋滞していている、しあわせな気持ちになるサプリのような作品です。自然と優しい気持ちになって癒やされます…。

前作の巻末で、大きくなった種くん、落ち着いた大人の恋人同士のふたりが描かれていて、それはそれでその間の日々を妄想できる楽しさがありましたが、年月を経て再開するってご褒美みたいだなって思いました。ふたりの関係性の変化、可愛さ無双の種くんの成長を一緒に楽しめるってことですね!

知れば知るほど好きになる!好きすぎて怖い!がバカップルに見えない尊み…”穣って 辞書みたいな人だと思う”っていう豊かのフレーズがめちゃくちゃ沁みました。彼のせいで、彼のおかげで今まで知らなかった感情を実感していくっていう、楽しいことだけじゃないかもしれないけど、だからこそ自分の感情の器が大きくなっていくっていう豊の恋する実感に、たまらない気持ち(ギュン)になりました。

ご飯も美味しそうなんですけど、なにより頑張りすぎてないところがよくて、みんなで食べるから楽しいし美味しいね!っていうところにホッとするんですよね。穣くんの嫌味な元彼がなんだかんだ豊に絡むんですけど、なんだかそんな元彼もただ単に意地悪な人っていうんじゃなくて、かわいそうな人だなと見えるくらい無敵な二人の幸福感にあふれる続編でした。2も楽しみです。

前の上下巻読んだ人は必読だと思います

単なる続編かと思いきや、補完&続編という構成の巧みさに感心しまくりました。前作を読まれた方は絶対読んだほうがいいです!こちらを読み終えてから、上下巻を読み返したんですが解像度がめちゃ上がるので、とても意義のある続刊だなと思いました。

亮二の恩人である中原の手紙から紐解かれる過去は、個人的に好きな憂鬱さでしたw。薄幸系無自覚魔性の亮二と、スケベ系口ひげ美中年の中原のお耽美ドラマとして、原点がJUNE系のBLファンの性癖を刺激するものがあると思います。(刺激されました…)おっさん、いろんなことをやらかしてたんですね…という、前作では描かれていなかったエドと亮二の因縁めいた過去を知って、もともとスケールの大きい物語だなとは思っていましたが、さらに運命に導かれて出会ったふたりというダイナミックさが加わりました。

後半、二人の後継者となる少年が登場するんですけど、その経緯も自然で違和感がありませんでした。明治→大正→昭和と移り変わっていく時代の流れと、そこでBたちがLしていく展開が無理なく融合していて、とても読みやすいんだよな〜とつくづく思いました。たつもと先生のすけべは、なんだか清純なエロスというか、読んでいて浄化されるような優しい気持ちになれるんですよねw、すけべなのに。あと、受けの褌っていいですよね!私のなかでは、佐伯亮二と桂木智之は、甲乙つけがたい至高の褌受け様です。

まだ続きがありそうなラストだったんですけど完結なんですね。ちょっと寂しい気がしましたが、この余韻がちょうどよいのかもしれません。

短歌集のような…

紙質がいい!!カラーがきれい!!
っていうだけでも、紙本買ってよかったな〜と思いました。
このご時世にこういう装丁、内容でお札出してお釣り来る価格っていうのはCP高いのでは?とうっかり思うほど素敵な御本です。
幼馴染で同級生なふたりのショートストーリーをまとめているものなのですが、一話一話のエモ度が高くて、おされな短歌集を読んでるような気分でした。

ブルスカじゃない市川先生久しぶりでなんだか新鮮だな…。こういう日常の小ネタのなかにあるキュンキュンがめちゃくちゃ上手いよな〜ってしみじみ…。ぽつりぽつりと交わされる何気ない会話にもお互いに対する特別な気持ちが見えてくる繊細でシンプルな表現、そして、雰囲気を感じさせる余白〜〜、晴れの日も雨や雪の日も、落ち葉が舞い落ちる季節、桜の季節…ってゆ〜巡る季節のなかで肩を寄せ合うDKふたり…尊い、かわいい。

冒頭から順を追って物語にはなっているのですが、どこから読んでも読めるような印象でしたので、本をパっと開いてそのページから読む!好きなところから読む!もアリな感じです(オラクルブック的にw)。