すみません、ちょっと懐かしいタイトルになってしまいましたが、攻めも受けも周辺も(たぶんモブに至るまで)全員美形!BLだったので。
というわけで、作家様買いです!たぶんこの設定で杉原先生じゃなかったら絶対手に取ることはなかった作品と断言できるんですが、、そういう意味では普段めったに読まないものを読めたという貴重な体験でした。中華ハイファンタジー好きな方向けですね。そして、私はやはりこの世界観を克服できませんでしたw(リーマン好きなので…)
なんといっても物語の密度が濃いんですよね。これの前後編が必要なのでは!?くらいの凝った設定の印象がありました。ベースとなる神話や伝承が物語が進むにつれ小出しに説明されるのですが、、ファンタジー慣れしてない読者は理解するのにちょっと手こずりました…。
物語がストイックなので、後半にある貴重なエロがやったらエロく感じてしまいました。受けさんのキャラが色気より食い気でやや情緒にかける天然系なのですが、攻めさまの言葉攻めと相まって、とても性癖を刺激されました…。端正な文章で描かれる堪能、杉原先生の作品特有のしっぽり感(?)は健在だったと思います。笠井先生の美麗なイラストが雰囲気にとてもマッチしていました!