chi-co先生2ヶ月連続新刊発売!ワーイ
先月は「やり直しパラレルワールド」でしたが、今月は【推しの為なら世界を変える異世界転生BL】です。
推しの為に世界を変える系のお話が大好きなんで、迷わず購入しましたが…うーーん。
結果的には世界を変える為に奔走する訳ですが、今作の受けくん。ちょっと行動が遅いです。
いかんせん、この子は「モブ」なんです。
大好きなライトノベル世界へ転生し、憧れの推しとも出会えてハッピー⭐︎な受け君ですが、原作愛が強すぎるので「僕のようなモブが原作を変える訳にはいかない」と、一向に行動しない!
(まぁ、意図せずに色々と変えちゃうんですけど)
一方で「原作を変えたくないけど、推しを救いたい…」と葛藤する様子がコレ系の主人公では珍しくて面白い部分でもあります。
ただ、モブに徹する余り中々行動してくれないので、めちゃくちゃ焦れったい……!
早く動いてくれ〜〜〜と何度思ったことか 笑
特に、悪役令息キャラの第二皇子の悪堕ちを防げるのは主人公だけなので、早く救ってくれ〜〜〜と焦らされました。
そして、攻め様の変化が分かり辛かったです。
クールな無口男子の〝執着&溺愛変化〟にたいへん萌えましたが、あれ?いつの間に??感が拭えず。
後半の攻め視点閑話でやっと納得できましたが、どうせなら濡れ場の前に挟んで欲しかった……笑
主人公の覚悟が決まってからは一気に物語が進むので面白くなりますが、そこに至るまでが少し冗長に感じてしまったので、今回は〝萌〟評価に。
本人的には目立たない「モブ」でも、平民では珍しいプラチナブランドの美少年で、実際には全くモブじゃない設定が好みでした◎
また、サブキャラ達も沢山活躍していて、中でも毒舌な友人のベンジャミン君がお気に入りです!
試し読み等せず、完全にジャケ買いだったんですが…読み進めてビックリ。
この攻め、ア*ルプラグいれとるやんけーーーー!!!!!
ほあーーーー…これが、多様性(?)か。すごいなぁ。
もう兎に角、美人な女王様(受)にご奉仕しまくるドMわんこ(攻)のエロスが素晴らしい一冊でした。
正直なところ、私はド固定民で攻めの*はセメントで固めて鉄壁でいて欲しい派なんですが、こちらの作品で【ア*ルプラグを入れてご奉仕する攻め】に目覚めました……!
受け以外のその他大勢の前では、受けを守るよく躾けられた番犬なのに、受けの前だけではハァハァッしまくる〝ドM〟になるギャップ
そして、この犬めちゃくちゃ喘ぎます。
素晴らしい攻め喘ぎ!!!受けより喘いでいたね(◜ω◝)
いやー…新しい扉を開いてくれて大感謝ですが、こちら、普通にリバで良かったのでは…?
あくまで【リバではなく固定】なんですよねー…
でもね、ド固定民的には攻めの*にプラグ埋まってたら結構な地雷になると思うので、いっその事、リバとして売り出せばしっかりターゲット層に届いただろうに勿体無いなぁ…と感じてしまいました。
◾️攻め喘ぎ
◾️受け主導のセックス、女王様
がお好きな方には堪らない一冊だと思います。
特に後半、チ⚫︎グリ返しの状態でガンガン責める受け様は最高の女王様でした♡
▶︎紙書籍/ぐしゃぐしゃ斜線修正
決して面白くない訳ではありませんが、両片思いの焦れったさを期待していた自分としては少し違ったなー…と言う印象に。
魔王討伐後の世界。
勇者の婚約者である王女から、手切れ金を渡された勇者の幼馴染み(所謂モブキャラ)が、書き置きだけを残して旅に出る……
が、実際には王女の勝手な妄想で婚約なんかしてないし、何なら勇者は一途に主人公のことを想い続けていて、旅に出た主人公を追いかける…と言う、見事な〝すれ違い展開〟にワクワクが止まらず一気読み!
序盤はめちゃくちゃ好みで「こりゃ、文句なしに神だな!!!」と思っていたのですが、勇者との再会が思ったよりもアッサリしていて、両片思いの焦れったい攻防戦が続くのかと思いきや、意外とすんなり両思いに…
主人公は攻めの事を「大切な幼馴染みで兄弟」と言っていたのに、いつ恋心を自覚したんだろ?
王女との婚約の噂も「良かったねー」と祝福して嫉妬心等も無かっただけに、主人公の心の変化が分かり辛くて「あれ?」となりました。
また、コロコロ視点が変わる文章に慣れなくて大苦戦
とは言え、冷たい態度をとりつつも、受けを一途に想い続ける攻めの不器用さにキュンとして、そんな攻めに「嫌われている」と勘違いしつつも、攻めとの思い出を支えに1人で生きていこうとする受けの健気さも良く、思わず応援したくなる2人でした◎
【大正ロマン×オメガバース】の世界観と、Ωを重宝して同一血族内で複数の夫を持つことが推奨される一妻多夫制の設定が斬新で、複数攻めのフェチ感満載なエロスが本当に素晴らしかったです!
大人の包容力で優しく労わるように抱く長男
「にーちゃん」呼び強要で若干変態気味の次男
兄2人への嫉妬に燃える強引孕まセッな三男
逃げ出した花嫁(♂)を捕まえての青姦から始まり、淫靡すぎる晩餐会、カフェーの女給さんコスプレ、そしてα三兄弟による目眩くエロシチュエーションの数々に拍手が止まりません……!
初めは悪名高い成金男爵の三兄弟を嫌い、輿入れ翌日に逃げ出そうとして拒絶していた晶。
しかし、三兄弟の優しさや愛情に触れ、身も心もトロトロに絆さた晶は、自ら欲しがりどんどん淫乱になっていく……!
最終的に、1番恐れていた〝二⚫︎挿〟を自ら強請る成長っぷり!
寧ろ三兄弟の方が「大丈夫なのか…?」とオロオロしていて、これが〝令和の二⚫︎挿〟か!?と実感しました
貧乏子爵家の晶を金で買った成金三兄弟かと思いきや、実は3人とも初恋の晶を娶る為に努力を重ねて成り上がったと言う、一途さ!
序盤こそ、嫌がる晶を無理矢理3Pなシーンもありますが、基本的に溺愛&執着で安心して楽しめます♡
ただ、最後まで晶を好きになれず……
初恋を強制終了させられ、その後11年間軟禁状態になったのは気の毒ですが、体質の問題を三兄弟のせいにするのは酷くない??と疑問に。
完全に八つ当たりで、輿入れ後も怨みつらみをグチグチ言う姿が女々しく感じてしまい萎えました。
攻め'sの一途さと、濃厚なエロス、艶やかな挿絵は文句なしに〝神〟ですが、晶の性格が趣味じゃなかったので〝萌〟評価に…
とは言え、エナリ先生の複数姦は読み応え抜群で、めちゃくちゃ萌えます!
魔王討伐後、勇者に裏切られた聖女(♂)が魔王を復活させて溺愛されるお話。
【魔王×聖女】の本来なら敵対同士の2人が愛を育むストーリーが大好物なので、ワクワクしながら読み進めました。
が、私の中で「天野先生と言えばラブコメ!」な印象だったので、思いの外シリアスな雰囲気で驚きです。
うーん…主人公の性格が暗いせいかな?
異世界召喚で半ば強制的に魔王討伐パーティーに入れられて、何となくヤケクソなんですよね笑
更には、勇者に裏切られた事により元の世界に戻れなくなってしまい「もう、どうでも良いや…」と厭世的な印象に。
そんな訳で、ラブコメを期待していた自分としては「あれ?意外と重い雰囲気…?」と若干戸惑いました。
そして、主人公が優しすぎるので折角の【勇者ザマァ】もどこか物足りない。
魔王と手を組み、自分を裏切った王国へ徹底的に復讐する展開を期待していたので、もう少ししたたかさが欲しかった……!
題材としては大好きな設定ですが、個人的な萌ポイントが少なくて〝萌〟評価となりました。
スッキリ大団円なラストで読後感は良かったです◎
攻め2人による凌辱展開で「俺はもう、絶対にお前達の良いようにはされない(キリッ)」と、自らビンビンにフラグを立てちゃう系の受け様(既に2回絶頂済)
……もう、これは期待するしかないでしょう!!
この方の快楽堕ちを……!
街に蔓延る媚薬と失踪した王子の行方を追うため、慣れない夜の街へ潜入した清廉で高潔な騎士・ユエル様の見事な快楽堕ちに拍手が止まりませんでした♡
潜入先で初っ端から街1番の娼館に連れ込まれ、街の重鎮と思しき気怠げ男性イアソンと、その手下の美青年チェイスに媚薬を盛られ、究極の焦らしプレイの末、あれよあれよと潜伏内容を明かしてしまうチョロすぎるユエル様。
敵地での凌辱展開も「こんなの、ただ気持ちいいだけで心では負けない…ッ」と、身体は正直すぎる見事な堕ちっぷり!笑
3Pから始まり、乳首責め、寸止め、衆人環(姦)視、モブ姦(未挿入)、羽、木馬、二輪挿…etc、めくるめくエロシチュエーションの数々に圧倒されます。
中でも、羽で優しく撫でられて悶絶するユエル様のなんとエッチな事よ……
早く核心に触れて欲しくて堪らず、身悶える姿は石田先生の美しい挿絵含めて素晴らしいかったです!
また、屈辱的な木馬プレイも最高にえちちちち!
反抗的な心に反して、ゆらゆら揺れてしまうユエル様の魅惑の腰つきたるや…もう、背徳感が半端ない……ッ
正直、3人の恋愛模様は「なんで好きになったんや?」と疑問で一杯ですが、ユエル様に襲いくる様々なエロシチュエーションを堪能する一冊!と言う事で、エロに振り切って楽しみました♡
そして、終盤。交互に挿入されるハードシーン!
ユエル様は焦らしに焦らされて泣いていましたが、攻め2人にとっても相当な焦らしプレイだったと思うんですが…2人の忍耐力の高さに驚きですね(◜ω◝)
初バタフライバース
その設定の異常性から、どんな地獄が待ち受けているのかワクワクしながら拝読しましたが、【裏社会×バタフライバース】の掛け合わせが最高に合っていたと思います!
*美しいが蜘蛛に食べられる運命にある「蝶」
*蝶と見分けがつかないが猛毒の「蛾」
*蝶及び蛾を食べる「蜘蛛」
*捕食者である蜘蛛に種付けできる「蜂」
この4種類の人間が存在するバタフライバース。
「食べる」と言っても、性的に美味しく頂くんでしょ?なんて思っていましたが、とんでもない。
想像以上にカニバリズムのオンパレードで、文字通りムシャムシャ食べていました。
理不尽と暴力が溢れる血みどろの世界。
常軌を逸する美しい双子に、ドロドロに愛されて支配されて雁字搦めになっていく……
美しい「蜂」の巣に、迷い込んでしまった一匹の「蝶」が妖艶な蜂達に翻弄される物語かと思いきや、美しい蝶に惹きつけられた蜂達が気づけば大きな蜘蛛の巣で雁字搦めになっていた共依存BLでした!
普通の日常を手に入れる為に施設から抜け出した十花ですが、彼の美しさの裏に潜む異常性が明かされていく様子は耽美的で非常に艶やか。
最終的には「まともな奴が居ない」状態になり、次々と明かされていく秘密に驚きながら楽しめました◎
ただ、台詞に「♡」が多様されていて(♡喘ぎはありません)、ディープでシリアスな世界観に反してライトな印象に……
チャイニーズマフィアと言いつつ九龍城砦が登場したり、設定の甘さも気になってしまい物語に没入できなくて少し残念。
バリバリのカニバリズム表現があるので、グロ耐性が無い方はご注意ください!
暴力と悲鳴溢れる治安の悪い作品が読みたくて手にとりましたが、治安の悪さはお墨付きです。
▶︎挿絵…8P
甘くて、可愛い作品でした♡
お菓子作りが上手な男性って良いですよね〜〜…
恋に臆病な美人お兄さんが、真っ直ぐで愛に一直線な年下くんに絆されていくお話です。
定時制高校の〝生徒×養護教諭〟の設定が新鮮で、〝手作りお菓子〟をキッカケに仲良くなっていく初々しい2人にキュン♡
一応、定時制とは言え【生徒×教師】なので「エッチは卒業までお預けか〜〜…」と思っていたら、あれ?エッチすんのかーい!!(大歓喜)と嬉しい誤算でした!笑
ただ、受け視点で進むので「あれ?攻めはいつ好きになったんだ???」と、天宮くんの求愛が唐突に感じてしまい、若干モヤモヤ。
物語の後半で、好きになった理由が明かされますが「そのエピソード、もう少し早めに欲しかったなぁ…」と思っちゃいました。
キャラデザが最高に好みでキュンとするシーンもありましたが、印象に残るエピソードが余り無く、何だか少し物足りず……(すみません)
折角なら定時制高校の設定を活かして、もう少し天宮君に〝苦労人〟感があっても良かったかな?
間男等は登場せず、登場人物みんな良い人なのでハラハラ展開が苦手な方は安心して楽しめる作品かと思います!
▶︎シーモア/白抜き
いやー…可愛い…少女漫画の世界観でした♡
際どいエロも無く(軽く手コキ有)、可愛いキスがメインなのでエロ苦手さんでも安心して楽しめるかと!
ただ、本当に〝ピュア〟すぎて、「な⚫︎よし」や「ちゃ⚫︎」を読んでる気分になりました笑
とある全寮制の男子高が舞台。
大企業の子息で頭脳明晰・温厚篤実、学園のアイドル的存在の香坂先輩に、密かに憧れていた主人公・青葉。
そんなある日、ひょんな事から王子様のような香坂先輩の〝裏の顔〟を知ってしまい、口封じのため、香坂先輩のそばに置かれることになり……!?と言うお話。
家柄や世間の評価に疲れ、若干ヤサグレ気味の香坂先輩。
学園のアイドルを演じつつも、〝素〟は粗暴で俺様…そんな彼が、素直で明るい青葉と過ごす内に少しづつ柔らかくなる変化がイイですね!
単に監視のつもりで側に置いていた筈が、だんだん裏表のない青葉に癒されていき……
【二面相俺様男子×太眉天然男子】の焦ったい恋愛模様にキュンとしました♡
ただね、攻め様のデレが足りない……!
青葉への恋心に気づきつつも、突然距離をとってシカトしたり、やっと想いが通じた!と思っても自分の気持ちを言わなかったり……全然、青葉に優しくない!!!!笑
表ではキラキラ王子様を演じつつ、素は不器用男子なのかもしれませんが、それにしても青葉にデレなさすぎて甘さが足りませんでした……
終始、ゆるく可愛い雰囲気なので癒し系BLをお探しの方に!
因みに【電子限定特装版】があるので、これから購入される方はご注意ください。
私は特装版の存在に気づかず、通常盤を購入しちゃいました……(血涙)
▶︎シーモア/局部描写なし
単なる食事シーンなのにね!
何で、吸血ってエロいのでしょうか……
首筋か???吸われ(吸ってる)表情なのか???
エチシーンは割とアッサリ控えめでしたが、吸血シーンにドキドキしちゃいました♡
ただ、ストーリーが割と平坦な印象で盛り上がりに欠けると言うか、なんと言うか…気づいたら終わってましたね。
一途な攻めは好きですが、正直好きになった理由がいまいちノれず「理由薄いな!?」と感じました。
そもそも、春見が加賀良に惹かれた理由も分からず、2人のラブストーリーに萌を見いだせず…
また、高校時代の同級生なのに、春見が加賀良を忘れていた理由も特に無く。
記憶を抹消されたのかと思っていましたが、普通に忘れていただけっぽくて、それに少し萎えました。
doji先生のTwitterの小ネタは好きですが、本作は個人的にハマる要素が少なく、可もなく不可もなく…な印象に。
初対面で既に惹かれ合っていて、〝恋する過程〟を楽しみたい派としては、もう少し2人の葛藤や恋路を堪能したかったのが正直な所です。
綺麗な絵で、みんな大好き〝吸血鬼〟設定だっただけに、何だか惜しい……!
▼紙書籍/トーン修正(局部描写少なめ)