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女性あーちゃん2016さん

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お話ぐいぐい

先生買い。お話の行く末が気になってぐいぐい読んでしまいました。さすが先生、上手いなあ…というのが、読み終えたあとの感想です。キャラは納得するしお話も面白かったですが、超シンクロするとか激萌え!という部分は無いように感じられたので萌にしました。書き下ろし全270頁弱+あとがき。シリアス路線好きー♡な方やおにぎり好きー♡な方にオススメです。出てくるおにぎりが美味しそうで堪らんので、腹減り時に読む場合は、おにぎり用意してお読みください。

おにぎりメインの小さなお店を一人で切り盛りしている月島。店を改装した時に知り合った佐埜が味を気に入ってくれたのか、よく食べに来てくれるようになったのは良いのですが、彼から漂ってくる死の香りが気になって、彼に心惹かれて…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
お店の常連さんたち(すごくイキイキしていてイメージもりもり浮かぶ)、受けの両親、受け兄(故人)、攻め妹(故人)、鬼畜1名、主な方はそれぐらいかな。

++好きだったところ

お店の常連さんの温かい様子や、受けの出すお料理がめちゃめちゃ美味しそうなところが超良かった!!!!!近所にないかなあ、こんな店、あーおにぎり食べたいーーーとジタジタすること間違いなし。王道のおにぎりはもちろんですが、気になったのは鰺&バジルソース。わーどんな味になるの、これ???と気になってしょうがないです。あとケータリングもするらしくおにぎり以外のお料理も出てきます。ペリメニ(ロシアの水餃子らしい)を200個作り直すはめになって、攻めと二人、奮闘している様子は楽しかった…

攻めも訳アリ、穏やかにひそやかに死の匂いを漂わせている方。店の改装で出会ったので、てっきりガテン系かとおもいきや、なんとなんとめっちゃ器用にオリジナルの折り紙を折る!きっと今にも動きそうなカマキリや、ほぼ芸術品となっている蝶など。(折り紙が上手なのも訳アリ)訳アリだったのを忘れて少しずつ受けに惹かれて近づいて・・というところが良かったなあ。好きになるよなあ、こんな美味しいおにぎり作る人なんだもん!

そんな二人の穏やかな交流をぶっ壊すのが、攻め妹の夫というお話でした。この夫がなかなかえげつない方でしたねえ。早くも本年の絶対近づきたくない男№1かも。頭いいエグイ奴ってほんと怖い。

エグイ奴出てくるし、受けのお母さんが心病んでいるしで、なかなかシリアスな部分があるのですが、折り紙やらおにぎりでほっこりさせつつ、一気に読ませてしまえ!という先生の作戦にまんまと引っかかった気がする一冊でした。おにぎり食べたい。

絵が好き

華藤先生のお話は苦手なんですけど、篁先生の絵が好きなんで購入。絵はとっても良かったんですが、お話の展開には戸惑って今一つ萌えあがれなかったので、中立寄りの萌にしました。電子書籍で配信したもの+描きおろし4P+あとがき1P+ウィリアムと愛理の小説16P、カバー下なし。

双子の兄である愛理のふりをして、パリのエリートΩの学校に通っている海莉。ほんのわずかな間だけ入れ替わって!と言っていたのに、なかなか帰ってこず、その間にヒューバートと知り合いほのかな恋心を持つようになります。そんな中、ようやく帰ってきた愛理は子供を産んでいて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
愛理(受けの兄、エリートΩ)、ジェイド(ジュジュ、ウィリアムと愛理の子、♂)、ウィリアム(攻め兄、故人)ぐらい。

++攻め受けについて

受けは兄が生んだジュジュを守り慈しみ育てている健気さん。ジュジュと一緒に、好きなハーブや花に囲まれ、穏やかに幸せそう。兄とジュジュのことを考えて、自分の子としているという訳あり状態です。そんな悲観的になったり後ろ向きになったりという様子は無いので、そこは良かったかな。

攻めがなあ・・プロポーズしようとしていた愛理(実は受け)を失ったと思って自暴自棄になっていて、愛理を呼びだした海莉を恨んでいるって状態になってまして。最初の穏やかないい人はどこへ?と思うぐらい、人格が変わっていてですね、今一つ好きになれませんでした。元の穏やかジェントルさんの状態の方が好きだったです。まあ無事海莉とくっついたので、ええ人になるのは間違いないと思いますが。

攻め受けとも猛烈に好きというものはなく、場面場面が突然切り替わる(華藤先生のお話によるものと思う)のがやはり苦手なのと、攻めの性格ががらっと変わるのと、愛理海莉がややこしくて何度か読み返さないと辛かったことなどから、ちょっと萌が減った一冊でした。絵は猛烈に好きだったので(ヒューバートはかっこいいし海莉は可愛い!)ちょっと残念だったです。

ぬるぬるっと万能なやつ

小中先生なので購入。攻め受けともそんなに♡になるところは無かったですが軽やか休日にはもってこいコメディよりなので萌にしました。小中先生のこういう軽やかなの大好き(シリアスも好き、要は全部好き)。本編250P弱+あとがき。くすっと笑える系がお好きな方でしたらおススメです。

領地でラギエ家嫡男である主人エドゥアールに仕えているノエル。ある日エドから「王都の父が失脚し、王都から軍が私を捕まえに来るので早く逃げないといけない」と言われます。慌てて荷物をまとめ主人と二人、隣国へ逃げることになったのですが・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
バルバラ(攻め義母)、ヤニック(バルバラの弟)、攻め父、ジョルジーヌ(攻めの元妻)など。ほぼ二人っていう印象です。

++

攻めさんがねえ。ずるいわ。多分何やってもぬるぬるって上手くこなして人生楽勝なんだろうって感じました。小説書いたら売れるわ、詩書いても売れるわ、ロン毛超美麗だし、お金持ってるし、剣術できるし。無理そうなのは腕力勝負?ぐらいなのでは(私的想像)。飄々と人生の荒波を泳がずするするっと躱して生きていきそう。素敵♡と目が♡になるより、くそーこいつ人生舐めやがってwという気分です。

受けさんはそんな主人のことが大好きなんだけど、ちょっとどこか抜けてる印象の従者さん。おいしそうだからってそんな何本も葡萄酒飲んだら、攻めさんがどんだけ口説こうとしても覚えているわけないわな。眠いしな。

そんな二人の珍道中って感じのお話でした。シリアス路線か?コメディか?と判断付かずに読み進めてしまって、先生にやられた感があった一冊でした。最後の方、ノエルがカッコいいんですよ(笑)楽しみになさってください。

貫井先生なので購入。いいんですけど、さらっと読み終えてしまったので萌にしました。いいんだけど何かとても残るものがあるかと聞かれると?でした。本編230P超+あとがき。「孤独なひねくれもの傾向あり頑張り屋攻め」や、「男前だけど健気受け」がお好きな方だったら嬉しいんだろうと思います。

涙精族に生まれ家族や一族と仲良く暮らしていた怜優。ある日襲われ一族を守るために囮となり捉えられます。半年後、捉えられていた部屋からなんとか脱出したものの、体力がすっかり落ちていたため、ついにある男の目の前で気を失ってしまい・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めの義母、異母弟、瞭明、慈雨(攻めの側仕え)、受けの側仕え、後宮の姫君ぐらいかな。側仕えたちは皆さんok!他は皆さん気がおかしい。

++

攻めさんはイケメン皇帝なんだけど、実母からのお願いがあるため嫁なんか要らねーって方。皇帝なのにあかんやん…政治的に有能って分かるようなところや、剣術バッチリ!ってな特性は見いだせす、やる気あんのか?と少し感じる方でした。理由あるからなんですけどね。無事受けをGETしたこの後は、国を良くするために頑張ったはずです(エピローグによると)

受けさんは健気さんかと思いきや、男前という印象のほうが強いです。我が身を呈して家族を守るとか、皇帝が一人ぼっちなので置いていくのは忍びないと思うと、一緒に行こう?と言ってみたりとか。おいおい皇帝がおらんようになったらあかんやろ(笑)と思ってたら、ちゃんと攻めのそばに戻りましたね。偉い偉い。

攻めの側近の二人も攻めを思って、受けに側にいてほしいと頼むんてす、ここ好きてした。主人を思う側近って好きなんですよね。

あちこち好きになりそうな要素はありましたが、如何せん悪党が気持ち悪すぎて、ちょっと♡部分が減っちゃったかもな…と思った一冊でした。

小姑

本編で新婚家庭に突撃していた小姑、芽衣子の語り口になるお話でした。7P2段組細かな字でびっしり、読み応えありのため、本シリーズお好きな方でしたら、是非って感じです。

++

「突発的に日本に」と冒頭にあって、「自覚あったんかいな」と少々呆れた気分になりましたが、まあこういうのは一生治らんやろうなと思う芽衣子さん。我慢するってことがないんだろうな。我慢がいいとは限らないけど、行先はもうちょっと考えた方がいいんじゃないかなあ。(新婚さんはやめた方がいいと思う)

当の新婚さんたちは、芽衣子が買い込んだ荷物を全て実家に送ったということなので(主に攻めの行動の結果と思うが)、もう二度とこんなことはないかもしれないけど、芽衣子さんがめげずにまた来そうやなあと思う、パワフル義妹さん視点の小冊子でした。

寝てない

本編は今一つ乗り切れなかったですが、こっちは分かりやすく甘かったので中立にしました。本編好きそうだなと思う方はこちらのペーパーで糖分補給されることをおススメします。

++

仙界から帰った翌朝。目が覚めると横には羅が腹ばいになってニコニコ見ていて・・というもの。

何がよかったって、攻めが受けの事を好きっていうのを全然隠してなくって、めっちゃわかりやすかったところです。「寝起きいいですね」と言われると「寝てないから」wwww

そんなに受けのことが好きやったんかい。

そのあともあれこれ掛け合いを二人でやっているのですが、基本甘いのがベースにある会話なので、本編後日談として良かったわーと思ったペーパーでした。

漢字の名前

ぼすこ先生おっかけで購入。お話は楽しめる部分もあったのですが、なんといっても漢字名前がどうにも苦手で苦しんだので、中立より萌にしました。本編220P弱+あとがき。なんちゃってチャイナはどうにも苦手になってきた気がする。

質屋の大店に生まれた優瑶(ようやお)。店が義賊に襲われ人買いのところにいたところ、金魚を買いに来たという身なりをかまっていなさそうな男に二両で買われてしまいます。何をすれば・・?と尋ねると「俺の魂を慰めろ」と言われ・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
虎斑(白虎、喋る)、縄縄(白蛇、しゃべらない)、受けの義母、景仁章(弐秋官、えらい役人)、悪党、小者少々。景がイケメンっぽかったんだけどな。

++しんどかったところ

優瑶=瑶瑶(ヤオヤオ)=死瑶(悪口と推測)というようにいくつかの呼び方があるのとか、羅(ルオ)などというルビがあるのだけど、全部に振ってあるわけではないので、なんて読むんだったっけ???と気になって気になって勢いで読み進められなかったのがしんどかったでした。

受けがちょっと食いしん坊なところもあって、色々な料理、スイーツが出てくるんですけど、それも本格的な漢字&ルビ。口に出して確認しようとしてしまい、やっぱり読み進めるのを阻害。

攻めさんは訳アリ能力者?長らく戦ってきて孤独を感じていたのを、受けに救いを感じたのかなあ・・?そのあたり、今一つシンクロできませんでした。

受けさんは義母に殺されかけていたのを攻めに助けてもらい、恩義を感じているしっかり者さんというところでしょうか。

攻め受けにそんなに入れ込まなかったのと、漢字トラップにはまって読むのに四苦八苦してしまった一冊でした。ちょっと残念。

新婚さん

蓮川先生おっかけで購入。高校生なんだけど美少年新婚人妻、しかも一回り年上超ハイスペックイケメンって完璧じゃんよという設定で、盛り上がりは少ないですが、サブキャラとの絡みが色々あって少し楽しかったので萌にしました。同人誌由来?本編180P+書き下ろし小編40P弱+書き下ろし次兄視点の小編20P弱+あとがき+二人の日記スタイルの小編4P。(カラー口絵がちょーーーーーー可愛い。蓮川先生ファンにはめっちゃおススメしたい)

今回は主に攻めさん家族関係との絡み話でした。
新しい登場人物は
攻めさん祖父母、攻め妹+その子ぐらい?受け次兄は前から出てた気がする。

++

攻めは超ハイスペックお金持ちイケメンにジェントル溺愛要素持ち。受けが高校生なので、平日はぐっと我慢、お休み前日で翌日出かける予定ない場合は一晩中やってそうな勢い。新婚だしね。受けが美少年で、イタした翌日は色気がだだもれになるので誰にも見せたくないってぐらいには執着独占欲あり。

受けは美形三兄弟末っ子、贅沢は敵という雰囲気な庶民派、自分が美少年なんて認識のない素直ないい子です。素直でいい子すぎて、今回は留守中に突撃してきた攻め妹+お子様に振り回されるというのがメインのお話でした。

攻めの妹が押し強キャラでしたので、ちょっとアクセントになって楽しめたかな。攻めさんは変わらず夫にするには最優良物件な方なので、そういう穏やかな夫がお好きな方、いい子美少年がお好きな方でしたら1巻から是非。

駄犬

佐倉ハイジ先生の挿絵おっかけで購入。弟の駄犬っぷりが可愛くて、その駄犬を愛でる兄もふふって笑える楽しいお話でした。ただ、めっちゃ好きというアピール強いものは少し無かったかなと思いましたので萌にしました。いやしかし駄犬可愛かったわ。

大好きな兄とルームシェアしている健(けん)。ある日すっころんだ際に手首を捻挫し、仕事(解体業)を1週間お休みする羽目になります。心配したのか兄の慧史(けいし)は早めに仕事を終え帰宅して協力してくれるようになったのですが、兄との時間が増えると変な動悸がするようで・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
俊春(高校時代からの親友)、攻め受けの両親、兄勤務先(大学)関係者、受け勤務先関係者ぐらいかな。両親がサブキャラの中では面白かったかな。

++面白かったところ

弟が解体業に従事しているんですが、「空気読まず突入、ぎこちない空気を破壊、自らの和み空間に周囲を取り込む」って感じの方と言えばよいのでしょうか?空気読まなかったら「イラ」ってすると思うのですが、そうさせず和ませるって天才か?!と思います。羨ましいなあ、この性格。みんなにもさもさ頭を撫でられる愛されキャラなんですよ。ゴールデンレトリバー?いやそんなに賢くない感じだけどな・・

兄は頭よい大学助教、頭良すぎてちょっと斜め上の発想ありな方。弟には自分の恋心を見せないようにSっぽい言動をしてますが、周囲にはあたりのよいイケメン大学助教に見えているようです。弟の無邪気な愛情直撃弾をくらって、眉間に皺寄せぐっと堪えること多数。7歳年下の弟を手離すつもりはないものの、頭撫でて撫でてとすり寄る駄犬の可愛さをよく堪えたなあ・・とちょっと尊敬です。

駄犬も可愛いけど、その無邪気な愛情にぶつくさいいながら堪える毒舌気味兄も楽しかった一冊でした。

王さま

笠井先生おっかけで購入。キラキラロン毛大好きなんですよねえ・・おまけに攻めがうっすら微笑んでいてくれるのがこれまた嬉しい。とうっとりしていたら攻めの両手は「あらまあ」な箇所にポジションされていて、それもまた「おお」と思う素敵な表紙。お話も好きなしっとり系でしたので嬉しかったので萌2よりの萌にしました。本編260P超+高月先生のあとがき+笠井先生のあとがき1P!

荷馬車にのり町から町へ移動し踊りによって稼ぎを得ているジニア。港町の有名な祭りの初日、誰よりも情熱的なダンスを!と踊っていたらある男に視線を奪われ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ペスカ(受けの弟分)、マウロ(団長)、攻め両親、受け母ぐらいかな。

++良かったところ

アルファの王様なんですけど、お人柄が本当によろしいんです。なんと穏やかな温かい愛情。アルファ=傲慢とか俺様とかいう印象が強いんですけど、能ある鷹は爪を隠すというタイプの方でした。能力ばっちりな方、溺愛執着しまくっている方でもそれを隠して、ここぞという時にそれをちらっと見せていただけると「おお♡」と思うじゃないですか。それです。王様、一目ぼれ→旅の一座をずっと見守り追いかけ→団長から説得(金?)→口説き落とし。受けが納得いくまでじっくり攻めるのが良かったなあ。

受けの体に刻み込まれたリズム?音楽?というのを表すような描写も良かったですねえ。こういう麗しいキラキラしたものを周りにまき散らしていそうな踊りを見てみたいなあと思う、素敵な記述でした!

受けは生き別れた母の結婚が不幸だったと思っていたために、王様との将来を思い描けず、羊飼いの娘と結婚して所帯持つんだ!と思っている踊り子。いやちょっとまって君のようなキラキラしい男の横に並ぶ勇気ある羊飼いの娘はいないよ・・・とツッコミながら読み進めていたら、母からの超素敵な言葉があって一歩前に踏み出すというお話でした!母の言葉がすごく素敵でしたねえ・・「なにひとつ迷わず、後悔さえも求めて走って行って」。お母さんも攻めの両親も、攻めの側にいる人、マウロもぺスカもみんないい人達でした。悪党いないです!

「淫心 -身代わりオメガは愛に濡れる-」もしっとり恋心という感じで好きでしたが、これも良かったなあと感じた一冊でした。笠井先生のあとがきは弟分ぺスカ!です。スピンオフくるかな?