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中立作品

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女性あーちゃん2016さん

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万葉集

先生買い。衣装から「ん?」と感じていましたが、わーお、なんちゃって奈良時代?でした。お話は「どうなるどうなる」と気になってするする読みましたけど、攻め受けに萌をあまり感じなかったし、ある登場人物の結末が「うーん」でしたので中立にしました。本編290P弱+後日談20Pほど+あとがき。

高級別荘地にある別荘に軟禁されている由貴也。両親を亡くし、あれこれ任せていた叔父夫婦が由貴也からほぼ全てを奪ったためで、庭の手入れをするか本を読むか、庭にある狼の置物、綺麗なアマガエルに気持ちを話すという毎日。ある日そっと触った狼から何かを感じて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
叔父夫婦+息子(クソ)、有貴皇子、乳母、帝、他の貴族など。有貴皇子がなあ。

++

攻めは押しが強く感じましたね。正統派皇子。やることはやる。間違ったことは正す。って方向にどんどん進みそうな方に感じました。異能あるし、受けとくっついたので二人で補って、良く進んでいきそうな気はしますが、きゃあカッコいい♡という感じになるところは無かったでした。

受けは叔父夫婦に軟禁されているわ、異世界いったら別の人の体に入っちゃうわ、元の人格たまに出てくるわ、異世界から来たなんて言ったら死刑にされちゃいそうだわ、攻めはごりごり圧をかけてくるわで超大変そう。頑張ってなんとか良い位置づけを確保できたのは、よく頑張りました賞だと思うのですが、きゅうーんという恋心よりも、攻めが最初は攻撃的に感じられて不安だったという方が多い印象です。たまに出てくる有貴皇子も色々感情出してくるんで、ああ紛らわしい。話の方向性が見えないよーんと思ってしまいました。

その有貴皇子の最期の選択も個人的には「うーん・・」と思うものだったので本全体の印象を左右してしまった感じです。花小蒔先生の挿絵は全頁神★と思う超好みのものだったのですが、お話に今一つ萌えられなかった一冊でした。

運命に抗う

yoco先生おっかけで購入。前半面白かったんですけど、中盤に「え」と思う箇所があり、そこは要らないという印象でしたので中立にしました。面白かったんだけどなあ。web由来のお話350P弱。運命の番なんてくそくらえ!と思う方、ダーク、スプラッタ大丈夫な方限定でおススメします。こういうの他にあんまりないと思いますしね。

初めて出来た彼氏ともう一歩深い関係になるかなと期待していったテーマパークでのデート。突然その彼は運命の番を見つけたらしく、千尋をほったらかしにしてその番と本来泊まるはずだったホテルに。何度かそういうことが続き、どうやら自分にはアルファを運命の番に引き合わせる才能があるとわかり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ブライアン(米国大統領、攻めを派遣する)、成瀬(受けと共依存関係)、受けのパトロン複数、クライアント複数、青山(受けの最初の恋人)+番、受けの家族、アーヴィング(攻めの知り合い、護衛)ぐらいかな。

++ダメだったところ

攻めと受け、なる君と受けが共依存でがっぷり四つなのは無問題なんですけど。

運命に抗うってよりか、運命を殺してるんじゃんかよ、と感じられて、ちょっとダメでした。受けの家族(めちゃ足ひっぱるクソ家族)も、今までめっちゃ酷いことをしてきたからということで、最後は影も形もない事態になってしまって、そこも×。どうにもこうにもそこまでせんでもええやんか・・・と感じちゃうのです。さくっと殺すだけならまだしもその過程を楽しんじゃう方々も、受けのパトロンさんたちにはいらっしゃってですね。うーん・・・。

受けの「運命の番を見つける」って才能は面白かったし、確かに「運命の番を見つけた側はいいけど、じゃあそれで捨てられた側はどう思うのさ」って話はあるんで、前半はワクワクしながら読んだんです。ところが中盤のダーーーークなところがあまり好きではなく「ここ要る?」とまで思ってしまって。攻め受けがどっぷりお互いにハマるところは良いんですけどねええええ・・・

もうちょっと違っていたらもっと楽しめたんだろうなあと少し残念だったお話でした。好みの問題なんだと思います。

ほんとに色々めんどくさい

椎崎先生おっかけで購入。攻めが嫌いなので中立にしました。過去の同様のタイトルとなんかリンクしているか?と思いましたが、単独作のようです。ぐるぐる話がお好きな方でしたらおススメです。本編340Pほど+あとがき。

日曜昼間、一般の喫茶店で、条件付きで付き合っている相手と落ち合ったナオ。「ハヤトとは別れたから、きちんと付き合いたい」と言い出されたものの「条件破ってます」とさっくり別れを告げ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
テル(受けの条件付き元彼)、受け勤務先の上司、同僚(くそ多め、味方も少々)、アヤ(受け友人)、しの(攻めが好きと思っている人)とその彼氏ぐらい。受けの勤務先のくそどもは、「信じられない、こんな時代遅れの方々がこの世に存在していたら気を失う」ってぐらいクソ。是非お話の中だけにしていただきたい。

++

攻めは押し強め、イケメン。あれこれ構ってくる感じは手慣れているので、おそらくモテるんだと思われます。なんだけど嫌い。あんさん、あまりに身勝手過ぎませんかね?と詰め寄りたいですね。まあ、受けにあれこれなさった理由は分からなくはないんですけど、じゃあそうした結果の報いってちっとも受けてない気がするんですよね。申し訳ないですが、嫌いです、この方。前半は受けを大切にしてくれているって感じて良かっただけに、反動で嫌い。

受けも大概酷い。与えられるべき愛情を貰えなかったら、真っ当な恋愛ができなくなるんですかねえ・・・まあ先生がこじらせ系を書きたかったんだと思うのですが、今はこの拗らせっぷりにシンクロしにくかったです。誰かの幸せのおこぼれが欲しいっていうくだりは分かんなくないんですけど、じゃあ友人枠にしとけや・・・と思ったり。そうだな、3Pはおっけーなんですけど二股はイヤなんだわと今気付きました。

ぐるぐる話は大好きでついつい読んでしまうんですけど、今回は攻め受けともしっくりこなかった一冊でした。また新しいお話をお待ちしてます、先生。

ちびっこ

きょう先生なのでマストバイ(とはいえカラー口絵も中のモノクロ挿絵もなし、人物紹介図のみ)。溺愛溺愛♡と楽しみにしていたのですが、予想以上にちびっこがお喋りでして、その口調がどうにもツボらず中立にしました。本編310Pほど。

男爵家三男でオメガとして生まれた雪哉。家族が「オメガだから誘拐されてしまうかもしれない」と心配したため、屋敷の外に出ることなく成長。ある日、皇宮で開催された成人した貴族子女のお披露目パーティに参加した時、一息つくために出た庭で、皇帝の甥にあたる為仁殿下と出会ってしまい・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
為仁(攻め甥っ子、表紙の白い三角耳)、受け兄二人(ブラコン傾向あり)、暢(受け側仕え&護衛)、悪党少々。為仁が可愛い・・・という部類になるんだと思う。

++攻め受けについて

皇帝らしいカッコいいーという政治の話やらドンパチやらは無し。雪哉に惚れたので、なんとか口説きおとそうとあれこれ関わりを持とうと頑張っておられます。いきなり押し倒すとかはなく、ジェントル。人型になったら超イケメン。

受けはぽやぽや愛され三男坊。大事にしてきたのに皇帝があれこれ言ってくるもんですから、家族の方々はもうドキドキしておられたと思います。外に出て嬉しかったからか、為仁とやんちゃなさるので、攻めはそれはもうハラハラされたことと思いますね。ぽやぽやな印象なのに大人しくないんだもんな。

攻め受けはふーん、という感じだったのですが、個人的に盛大にダメだったのが甥っ子。攻め受けじゃないんですけど、盛大に喋って、その喋り口がどうにも苦手だったのでめちゃ印象に残ってしまったんです。たとたどしい喋り口なんですけど、おネエ???と一瞬思うようなご発言なんですよね。違和感たっぷりでして、苦手でした。可愛いはずなのに。

お話は王道、攻め受けともさらっと読み終えたキャラなのに、甥っ子でうーむと思ってしまった一冊でした。

うーん

ナツ之先生だったので購入。うーん・・・ちょっとライトすぎたのと、攻め受けとも入れ込むものが無かったので、中立にしました。ファランの子がもうちょっとご活躍すると、もっと嬉しかったかなあ・・・?本編340pほど+あとがき。異世界転生ものが大好きなのよ!という方にはいいのかも。

頑張ってゲームを配信するまで作り上げたチーフプログラマーの末永。配信されたはいいけど大型人気ゲームとバッティングしたため配信実績は伸びず、打ち切りと思われたその日、あえなくトラックに跳ね飛ばされた・・・と思ったのに、神さまらしき方から指定されたのか、気付けば布にくるまった状態で祭壇の上にいて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
セラフィナ(神官長、少女)、フランコ(騎士団副団長)、リノ(聖獣ファランの子、しゃべらない、表紙の子)、ダニロ(薬師)、カール(元騎士)、神さま、貴族、下働きの方々少々ぐらい?こまこまおられるのですが、めっちゃ目立つとか、大活躍、かっこいい♡とかって感じた方はいなかったなあ。リノが喋ってくれたら可愛かったんだろうと思うのだけど。

++

受けは頑張って作ったゲームが売れなかった残念なプログラマーさん。32歳おっさんだったのだけど、少年っぽい体になったので、攻めが手を出すのをためらってるってところに萌えを感じる方はおられるかもしれないですね。あとプログラマーならではの発想が面白かったので、システムエンジニアの方はちょっと面白く感じられるかもしれません。(デバッグモード発動なんてありますWW)何にもできないってところから、頑張って自分にできることを何とかしようとする頑張り屋さんでもあるので、自分探しなお話好きな方もいいのかもなあ。

攻めはなんで受けを好きになったんだか、今一つぴんと来なかったんですけど、とにかく受け大好き。溺愛。大事に見守っていっしょに頑張っていくという感じでしょうか。そんなにバトルいっぱいというお話ではないので、つよーい!ととても感じるところは無かったですが、ビジュアル完璧な騎士団長さんです。

登場人物が多くて、一つ一つのエピソードが細かくて、それらを織り重ねてお話作っているという印象でした。いい感じのサブキャラがいるお話が好きなので、今一つ盛り上がらなかったのかなあ。

鉄道王

きょう先生なのでマストバイ。理由不明なんですが入れこめず中立です。お話的に色々あって???となってしまったのかも。くすりと笑うところはなくシリアスまっしぐらで、記憶喪失ものがお好きな方でしたら良いのかも。本編250Pほど+あとがき。

頭痛にさいなまれながら、なんとか目覚めたのですが、自分の名前もここがどこだかも分からない状態。側にいた男性が「名前はアシュリーで、みなしごだったのを引き取った」と告げてきて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
フィル(攻めの従者)、アルバート(攻め宅の執事)、ネイサン、ロビン、ルーシー(攻めの養子)、オリヴィア(攻め養子たちの乳母)、ライアン(王弟)、ジョン(攻めの共同経営者)、攻めの友人3名ぐらい?

++ 

攻めは貴族じゃないけど先見の明で鉄道を敷設しお金持ちになった方。お言葉少な目、受けを大事に大事に思っている様子。感情の起伏が激しいとか攻撃型という感じではないです。

受けは記憶なくみなしごと聞かされ、なんとか攻めの役にたつような人材になれればと考える頑張り屋さんという感じかな。

キャラはまあともかく。お話の伏線、全部回収したっけ?と思うところや、ん?これはなんでしょうか?というところがあったり、この方々はなぜご登場に?と思うところもあって、なーんとなく盛り上がれなかったのです。私のおつむが弱いからかもしれないので、もしそうでしたらご容赦を。

純粋にシリアス記憶喪失ものなので、それがお好きな方でしたらきっと印象はもっと違うと思います。評価下げてしまってごめんなさい!

うーん

金ひかる先生だったので購入。うーーーーん。銀髪さらさらロン毛のビジュアルは嬉しいんだけど、恋に落ちるところが今ひとつぴんとこず、萌え上がれなかったので中立にしました。せつなさMAXなお話大好物な方にはめちゃ嬉しいのでは?と思うお話、本編250頁弱+あとがき。

アビデンの国からイテーンへ迫害を逃れてきたアリン。疲れ果てて潜り込んだのは、銀髪ロン毛美貌、雪の精のような魔道士ウィレムの羊小屋で…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ガンス(ウィレムの弟子)、べドラー(王宮魔道士)、ラスタン(攻めの師匠)、トリル(攻めが昔生贄にした方)、トラン(トリルの弟)、セウト(村の子)ぐらいかな。

++

攻めは最初、冷静沈着な印象だったのですが、大切な人を過去に失ったため、少し厭世的な気分になってるんだな…と後で思い直しました。超強い魔道士ってほどではないけど、かなり強い力を持っている方です。

受けは最初羊の世話をしてご飯を食べて眠るところがあるというだけで、幸せそうな気持ちになるという薄幸な方。儚げ美人というより、幼い感じです。18歳ぐらいのはずなんですけどね…お人形のように可愛らしい子ね、なんて記載されてるしなあ。良い子だし一生懸命だしって所でしょうか。

お話はせつなさ満点なんですけど、攻め受けともキャラして今ひとつ?なのと、攻めが受けに恋に落ちたところが、ちと早すぎね?とひっかかってしまったので盛り上がれなかった一冊でした…。切ないお話大好きな方にはたまらんと思うのですけどね…

多い

兼守先生の挿絵なのでマストバイ。挿絵は大好きだったのですが、色事シーンがすごく多く感じられ、そちらにはあんまり興味がないので、申し訳ありません、中立にしました。皇帝の後宮舞台、本編260頁、紙限定の番外編26頁ほど+あとがき。

筆頭寵姫のアイシェがライバルたちをことごとく後宮から追い出したのに、自らは出産のため後宮を留守に。欲求不満が溜まってきた皇帝が、宦官長であるイルハリムで解消するようになり…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アイシェ(寵姫、出産前後)、タシール(受けの昔の知り合い、貴族)、その他悪党少々。

++攻め受けについて

政治的に有能とか戦が強いとか、惚れるようなシーンは少なく、有り余る精力を受けにぶつけているだけという印象。きらきら金髪、押しの強い性格(悪く言えば傲慢?)で圧倒的俺様感、皇帝感。好きになっていたら良いんだけど、好きになる前からこの俺様っぷりだと、ちとツラい。お仕えしたいなあとはあまり感じず。

受けは何でかわからんが皇帝大事、めちゃ献身的にお仕えなさってます。凛々しいなあという感じはなかったです。喜怒哀楽少なく、ツライことを耐え忍びただただ皇帝の良いように…と頑張ってますねえ…しっとりしたお肌、黒い瞳、黒い髪、抱き心地良いんでしょうねえ。皇帝、えらくお気に召されて。

攻め受けともあんまり入れ込めなくて、お話も、お道具出てきたり凌辱あったり、どエロエロで、個人的萌ポイントをつくところがあまり無かったでした。アラブっぽい雰囲気は好きなんですけど、ちょっと残念だったかな。

てんこもり

鈴倉先生挿絵だったので購入。ううーん、異世界にオメガバ、けもみみとてんこ盛りで、かつドタバタコメディよりでかなり苦手なパターンだったので、申し訳ないです、中立です。名前がカタカナ2~3文字な登場人物が複数いて、思い入れも少なかったので最後まで読むのがなかなかしんどかった・・・登場人物の読み分け得意!って方でしたら良いのかも。

獣人界の狼国ファトゥで、大神官のお告げに従い、狼王の番となる運命の子を探す王弟ユン・ラン。言い伝えを信じ、井戸を通って異世界へ!と飛び込んだところ、霧龍組組長の家にある井戸につながっていて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
四天狼(攻めの側近、パイ、ホン、スゥ、フォン)、受けの組の兄(=組長)、組員たち、悪党少々ぐらいかな。飯マズ姐さん極楽院組の方も伝聞で出てきます。

++苦手だったところ

4人もいるんですよぅ、シンだのフォンだの。最初人間界に行ったら、子狼姿になって、別名を与えられるのもそれまた分からーんってなってしまって。組員さんも少々おられてちゃんと名前あって、各々子狼を可愛がって・・・。申し訳ないですが、そんなにキャラが際立つようなエピソードを感じなかったし、異世界と人間界とのかかわりやら、ケモミミの件やら、あれこれ説明も出てくるし・・・読むのがしんどかった・・・と久しぶりに思いました。波長が合わなかったです。うーん申し訳ない。

受けさんは極楽院さんの影響もあってかセンブリ粉末を飯にまぜこんじゃうような強者。飯マズシリーズの流れがあります。飯マズが好きだった方には嬉しいのかもしれないなあ。健気一点張りって感じの人でもないし、きりっとしたタイプって感じでもないし・・溺愛されてきたヤクザん家の次男坊です。

攻めさんはお兄ちゃんのことを思って番を探しにくる、頑張り屋さん。運命らしく、受けさんの事が好きになってますが、その恋愛面でも盛り上がりが少なかったでした。お兄ちゃんの番を探しに来たんだ!兄の番なんだ!と頑張るところには、♡となる人がいるかも・・・とは思うのですが。

異世界、モフ、オメガバ、ヤクザ、飯マズと色々盛り込みすぎてんじゃないのなかなあと思ってしまった一冊でした。先生、ごめんなさい!

天使お子様

きょう先生おっかけで購入。お話は王道で、攻め受けのキャラに萌えあがれなかったので中立にしました。天使お子様に癒しを求めるタイプの方なら良いのかも。本編200Pほど+あとがき。

両親を亡くし姉と二人で頑張ってきた明利。ある日、シングルマザーとして頑張っていた姉が歩道橋で足を滑らせ転落死。その上会社が倒産、甥っ子の天地と途方に暮れていたところ、債権回収に来た筋の方々の中に、中学時代の同級生だった零治がいて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
天地(受け甥っ子、三歳)、攻めさんの組の方々少々ぐらいでは。

++攻め受けについて

攻めは中学時代、ヤの子ということで孤立していたところを、受けの態度ですくわれた心地になり、それ以来受けが大好きという方。でも住む世界が違うからと受けに執着はしていなかったんだけど、偶然出会ったが百年目。子連れで無職、住むとこなしなんて窮状、おら任せとけ!てなところです。

受けは薄幸なんだろうなあ・・・両親姉を失うわ、会社は倒産するわ、アパートは追い出されるわ、子連れでにっちもさっちもいかない、もう川飛び込んじゃうぞ的状況。中学時代の知り合いやその組のいかつい面々があれやこれや親切に助けてくれるんだもの、そりゃ絆されるわと思います。

でもですねえ・・・男子なのに、ちょっと頼りなさすぎないか。と思って。また、最後の最後に甥っ子をヤの家で育てることはできない、と考えるのや、姉さん亡くなって時間たってないのに温泉というのは、ちょっと酷いというか無理では。。と感じたりしたのです。

少しずつ引っかかるところがあり、攻め受けともめっちゃ好きなポイントがある訳でもなく、お話も王道やなあと思ったので、今一つ盛りあがれなかった一冊でした。うーむ。お子様は天使ちゃんなんですけどねえ。