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女性kurinnさん

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やっと読んだ

webの方では既読でして書籍になってどう変わるのかと楽しみにしていたのですが、手を加えてあるのかは分かりませんでした。ただ、書籍化によって読みやすくなったのは確かだと思います。

webではこの作者さまのBL作品はこれだけでした。なのでBLは書き慣れていないのかなと感じました。そして探してもSNSのアカウントは見つからず感想等も受け付けていないので、それらが嫌いなのかと勝手に思ってしまいました。

キャラは凄く魅力があったんですが、基本的に大きな事件はありません。個人的にはエリスの美貌を巡って何か事件があるとか、モテモテのシモンのせいでエリスが嫉妬を買うとかあっても良かったのではないかと思いました。

学園の剣技大会やエリスの縁談だけでは少し平坦な印象でした。エリスとシモンのすれ違いもルーベンというシモンの同僚の思わせぶりな台詞など第三者に頼ってました。年齢も立場も違う2人なので殆ど接点が無いのも原因だと思います。

大いなる両片思いが解消されてやっと2人が最後に結ばれるシーンはもう少し短くて良かったのかと思いました。その代わりシモンのエリスの両親への挨拶を入れて欲しかったです。それがあってのこの作品の目指すべきコメディではないでしょうか?

良かった点はシモンがエリスを恋の相手として意識したエピでした。ちゃんとエリスが成長してからで成人を迎えるまで手を出さなかったのと、過去に恋人がいた事にエリスの心情を慮ってるところが素敵だと思いました。

剣技大会の2回戦の相手とかは活かしきれてなくて、彼は必要あるのか疑問でした。次作に期待します。

作者買いです

ナツ之えだまめ先生の作品大好きなんですが「悪役令息ですが竜公爵の最愛です」以来、なかなか受けのキャラが好きになれずに難儀してます。攻め視点があるのでお互いの心の内が分かるだけに終盤までナナキの性格に辟易しました。

最初からナナキが心に澱を抱えている事は分かるのですが、それ故に人間不信で頑固で激昂しやすくて好きになれませんでした。攻めのルドヴィクスに問題が無いわけではありませんでしたが、後に判明したナナキがそうなった原因を知っても両親が疲れ果ててしまった原因はナナキにもあったのではないかと思ってしまったんです。確かに彼の妹が亡くなった原因は医師にあって反省しない態度に腹が立つのは分かりますが、近くに執拗に怒りを抱えてる人間が居るというのは家族の心を疲弊させてしまうと思うんです。

そして異世界転生したナナキの怒りの矛先は何度も何度もルドヴィクスに向かって、ナナキ自身やルドヴィクスばかりでなく他者を危険に巻き込みそうになった時はナナキの何処が良いのかと、こんな受けって魅力あるの?って思っていました。

あとがきを読むとナナキはナツ之えだまめ先生のお気に入りキャラだったことが分かりますが、個人的にはあの激重キャラは好みじゃありませんでした。設定やストーリー的には今ハマってるジャンルでしたが、ナナキが怒ったり物事にちゃんと向き合ったりしないで表面的なものや他者の言動を信じて逃げだそうとする愚かさが好きになれませんでした。

ルドヴィクスも決して好みのキャラじゃなかったですが、ナナキの強烈さの前に彼のキャラが霞んでしまいました。

甘々

アシュレイがレナードと結婚する為にオメガ変転するキッカケとなった、オメガの弟のエメリーとベータのマーカスの結婚式にお呼ばれした時のお話でした。アシュレイとレナードの披露宴から二ヶ月後でした。

ブラコン気味であるアシュレイはとても嬉しそうな様子が印象的で、そんなアシュレイと仲睦まじいレナードが二男でアルファのウォルトにまずは嫉妬するんです。ウォルトも兄のアシュレイに負けず劣らずなブラコンなんですが、アシュレイの頬に触れてしまったものだからレナードが嫉妬してしまうんです。

そして次はアシュレイが末っ子オメガのエメリーに嫉妬してしまうんです。こちらのエメリーもブラコンなので兄をお願いしますとレナードと握手するんですが、レナードとエメリーを見て独占欲を覚えてしまうんです。

心配なんかしなくて良いのにお互いに独占欲を覚えてて、順調だと確認出来たお話でした。欲を言えばアシュレイが子どもを産んだお話が読みたかったです。

毎回思うんだけど

幸田みう先生の作品を読むのは既に3、4作目になるのですが、毎回思うのは某作家様の絵をソフトにした感じだと思うのです。アクや色気を削いだ絵というか、私の好みの絵なんですが毎回比べてしまうんです。

さて、内容ですが今回はアッサリ読了してしまって、一月後には記憶に残って無いと思うので萌にさせて頂きました。特にカイがウミに惹かれた理由が弱く、もっと恋心の葛藤を描いて欲しかったと思いました。

ウミのパンツの件は面白かったしホッコリしたものの、正直言って良さはそこしか無かったと思います。漫画でコインランドリーでの出会いとか無さそうで結構あるんですよね。

凄く雰囲気のある作品を描かれる作家さまなんですが、それ故か強烈に印象に残る作品が無いのが難点だと思います。

今は評価出来ない…

「おれが殺す愛しい半魔へ」が凄く良くて、こちらも凄く期待してました。ですが読み進めるうちに不安になって来て、安心する為に中盤でちるちるさんで他の方のレビューを確認してしまったほどでした。

それくらい、ゼノとユキハの行く末が不穏に感じてしまったんです。更に王太子であるゼノはユキハと暮らす為に城に戻らなかったのは分かっていましたが、側近にも秘密にして出奔してたと後に知り驚きました。それくらいアレキサンドライト族を取り巻く環境はシビアなんですよね。

ただ、ゼノがユキハを大事にし過ぎて大事なことを教えなかった為に、ユキハに緊迫感がなかったのが気になりました。教えてたらもう少し2人の居場所がバレるのは先だったのではと思ったのも確かでした。

他の方のレビューにもありましたが、このお話はまだ終わってません。ゼノが次期国王になると決意して城に戻る為に森を出て、準備の為に側近のニキアスの屋敷に滞在してる所で終わってました。

兄王との確執、希少民族を取り巻く厳しい現状、隔絶された世界で生きて来たユキハが新しい環境でどの様な目に遭うのか、またユキハを守りつつゼノはどう国を立て直して行くのかが次巻なんです。

この巻ではユキハがゼノを親代わりから愛する相手へと変化する想い、成長するユキハに欲情を覚えながらも乳姉妹から託されたことに自分を抑えて接して来たゼノが伴侶として受け入れるまでが書かれていました。

個人的にお気に入りだったのは怪我をした山猫の子を捕まえる時のユキハが狩人の動きだった事でした。www
ニキアスらの努力でユキハが必死で常識を学んで行く様子が微笑ましかったです。

それにしても待つのが長いのが唯一残念です。

1巻よりは

1巻よりは萌える場面が多くて、やっとこの作品の良さが分かって来たかなぁという感じです。この2巻を読んで続きを買うか決めようと思っていたんですが、大学生になってからの2人を読みたいと思いました。

個人的に凄くギュッとしたシーンは稔が香水の匂いを男性のだと言ってたのに、後に女性のだと克巳が気が付いた時でした。稔の世界が広がる事を喜べない自分に自己嫌悪を感じる克巳の姿に萌えたんです。

そして稔はと言えば克巳以外には興味が無いわけで、もちろん件の女性なんかむしろ冷めた目で見てました。自分から距離を取ったにも関わらずに元に戻るキッカケが掴めないもどかしさ。。。

更に稔の元カノと同じ予備校だった事を伝えてなかった愚かしさとか克巳って不器用ですよね。だけど稔が取った行動に対しての許容度が凄かった!稔が完敗して2人が更に絆を深める様子に、この先の2人を読んでみたいと思いました。

ただし稔の元カノはどこまで絡ませて来るのでしょうか?稔と克巳は全く興味はないですが、お節介な彼女はこれからも彼等を諭して来るような気がします。そして成人となった稔を父親がどう扱って来るのか気になるところです。

手放しでこの作品が好きだとか面白いとかは言えませんが、2人の今後は気になるので最後まで読み続けたいと思いました。

青龍編

本人が堅物だからでしょうか?終始力が入って生真面目な台詞が多い印象でした。いや、もともとそう言う作品なんですが青龍編は段違いにその印象が強く感じました。

一巻から段々と尻すぼみになって来た印象で、壮大なのかそうで無いのか良く分からない作品になってしまってました。それと言うのも麒麟の存在が中途半端で、結局何なん?って消化不良になりました。
あんなに大袈裟に問題にしといてアッサリ解決するのは一巻と同じでした。

それとコマ割りの絵が分かり難いのが多くて、漫画は描き慣れていないとかなぁと勝手ながら思ってしまいました。

2021年の作品のコミカライズ

小中大豆先生の作品の中でも難しいお話をコミカライズしたなぁという感想です。この作品タイトルから想像出来ないくらいにダークなお話だと思ってます。ちなみにこちらの巻で完結してます。

異世界召喚に巻き込まれた光明(ライト)が前半はとても悲惨な目に会うのですが、基本的に男前な人物なんですよ。この辺がこのコミカライズではあまり伝わって来なかったのが個人的に残念でした。そしてグウィンとこんなに簡単にくっ付いていたんだっけ?とちょい疑問に感じました。

北川あじゅ先生のコメントがなかったら、漫画の為の原作を小中大豆先生が引き受けたのかと思うくらいに原作を思い出せませんでした。

やっと記憶にかすったのは終盤の光の御子であるJKの狂気に満ちた姿でしょうか?魔術が万能ではないというご都合主義じゃない世界観は良く描けていたと思いました。

それと気になったのは召喚した人間の国の王が近所のおじいちゃんみたいに貧相だったので、もう少し描き方がなかったのかと残念でした。

ゔーん

「悪党の回帰 サマルカンドと青い薔薇」が凄く好みだったので、こちらの作品にサマルカンドが登場してると知り、電子書籍で購入して読みました。サマルカンドはここでも魅力的で主役になったのが理解出来ました。

が、しかし、作品の出来としては限りなく中立に近い萌です。サマルカンド以外のキャラが迷走してて、キャラもストーリーにも魅力が有りませんでした。

コレってシンが誰かの魂を救うお話のようでいて、シンのやり直しのお話なんですよね。シンが生前行った悪事を人生を見つめ直すお話だと思いました。
ただ、その辺が上手く書けていないのでとても中途半端でした。

そしてあれだけサマルカンドを取り上げておいて、シンのお相手がルキーシュなんですよね。ルキーシュならもっとシンとの関わりを増やすべきでした。
なんだか愁堂れな先生らしくありませんでした。

あとここでも書きますが「unison」シリーズの再開を是非ともお願い致しますね!

期待し過ぎたか…

4月に発売された「孤独を知る異世界転移者は最強の王に溺愛される」が凄く好みだったので、こちらが発売されるのをとても楽しみにしていたのですが、読み終わって期待し過ぎていたことに気が付きました。

こちら前作で異世界転移したリッカを保護したエリューンと、オーガスの側近で実は異世界転生者であるトージュが結ばれるまでのお話なんです。勝手に前作が終わってからのお話だと思い込んでいましたが、エリューンの過去から前作の裏側のお話で、時系列の流ればかり強調されていて、いまいちお話に入り込む事が出来ませんでした。

それでもリッカが現れるまでエリューンがどうして1人で孤独に暮らしていたのか、オーガスとトージュにやたらとツンケンしてる理由などは良く分かりました。もし、この本だけを読んでいたなら評価も違ってたと思います。

ですが前作を読んでる者としては、実に焦ったくて読みたかったのはあのお話の事後なのにと思ってしまったんです。だってトージュの正体がリッカの亡くなった兄で異世界転生者と分かってるので、トージュは兎も角エリューンには一切の共感が出来ませんでした。なんならイラついてしまってました。

あとがきにその後の想像らしきものがありましたが、それこそこが私がこの作品に期待してたものでした。そして4月、5月と間を開けずに刊行するべきでしたね。

前作のファンとしてはあのお話の裏側とエリューンがオーガスとトージュとの距離を取った理由と、その後のお話が読みたかったです。モテモテのトージュとエリューンが周りの悪意をかわしつつ、唯一無二のパートナーとしての絆を深めて行くお話にして欲しかったです。