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神作品

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女性ふばばさん

レビュー数46

ポイント数267

今年度12位

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エロとLOVEのストロングな融合

絵柄の強力さに惹かれ、読んでみてそのストーリーの力強さに完全にやられました!
もう絶賛レビュー多数なので感想だけ…

とにかく2人のケミストリーというか、本来アンマッチなはずのエリート医師と九州の港町のヤクザ者の醸し出す濃厚さが非常に良い!
心の傷がトラウマになってそれがキャリアを台無しにしようとしている今、抱え込みすぎているあれこれからの救済。
一方ヤクザ者も実力ゆえにひたすら動き解決する側で、ならば自分は誰に心を開けるのか。
正直出会い方の捻りのなさは気になったし、いざこれから本当に反社と付き合っていけるのかなど、フィクションのお気楽さはあるとは思います。
しかし、性愛と共に高まり深まる恋情描写が抜きん出ていると感じました。
セックスがあってより恋しく、恋心があるからよりセックスが激しく…
正しくエロとLOVEの融合があったと思う。
最近レビューではあまりエロに言及しなくなってましたが、自宅で壁を背にして読んでいたのに思わず背後注意しちゃったんですよ…
そのストロングさに敬意で「神」評価です。

唯一無二の圧倒感

キツいです…
寝る前に読んでしまいました。
ARUKU先生〜、なぜまたしてもこんなツラい設定を…?
今回は表紙がパステルっぽくて幸せそうに見えたのに。
ここんとこ、受けが徹底的に悲惨な境遇というか。
「不憫受け」は以前からの作風ではあるけれど、加速している感あり。
今回の受け・五映もしかり。
元々いじめられっ子。
アウティングに遭って笑いものにされ孤立。(ゲイでもないのに?)
暮らしは苦しく。(でもエリート校出身者でしょ?)
家族から邪険にされ。(兄がいる?なぜ兄嫁はこんな態度?何もわからん)
そこに、加害者のくせに眩しすぎる天花寺が登場してストーリーが始まるわけだけど。
この天花寺が曲者というか。
華やかで明るくて五映の存在と乖離しすぎているし、でも一応誠実だし、王子様のようだし、彼をどう解釈して良いのか悩みつつ読む。
一方五映だって天花寺にどんどん絆されていくし。
物語としては不憫すぎた受けが遂に暖かい場所を得る…みたいな流れではあるけれど、どうも釈然としない。
だけど。
これが「煌びやかな天花寺とぼろきれのような五映」のBLではなく、この世界の全て見捨てられたもの、かえりみられないもの、浮き上がれないもの、虐げられたものの可視化と思えば、これは私たちの日常の世界だと腑に落ちる部分がある。
世界では戦争があり、一応戦場では無い日本でも生活の困窮はいつどこにでも口を開けている。
シケモク拾いの老女や店舗裏のボロ猫。そんな存在を、ARUKU先生は見せてくれる。
本作に関して、萌えはあまり感じなかった。だけどこの圧倒感と唯一感、それはやはりARUKU先生だけのもの。その意味で「神」を。

ケンジとシロさん 9

「きのう何食べた?」の同人誌第9弾!

内容は、
①本編17巻#131、小日向さんちでの新年会から帰ってから〜のお話。
②本編19巻#152、シロさんがケンジの誕プレリクエストに何とかクリアした後の夜のお話。
…の二本立て。

①ジルベールが意地悪でわざと、タチウケ固定なんて信じらんなーい‼︎、なんて言うもんだからシロさんが気にしちゃって「俺もたまにはタチやった方がいいのか⁉︎」なんてパニクるお話です。
ケンジは勿論、マンネリも無いしつまんなくもないし遠慮もしてません!、とシロさんを宥めます。
そして、シロさんこそ準備とか大変なら挿れなくても構わないよ、と気遣うのですが。
するとシロさん、顔を赤らめ今のままがいい、と。
ケンジはズッキュンきて「チューしちゃう‼︎させろ〜〜‼︎」
…というわけで、んちゅ〜…というキスシーンあり。

②ケンジのお誕生日。自宅ご飯もケーキまで無事終わるが、ケンジはもうちょっと欲しいものがあるんだけど、と言う。
それは…その夜のセックスでのおねだり。
「今夜は始めから終わりまで俺の好きにさせてくれる?」

寝室に入ってきたシロさんに、ここ座ってくっついておしゃべりしよ‼︎、とまずはいつものケンジらしいオネエっぽいはじまり。
次第にチュッチュしたり、シロさんに「好き」とか「早く」とか言わせたり。
シロさんもケンジは色々言わせたいんだな、と理解して「噛んで」だの「いいっ」などなど。
すると今度はケンジは…

キャ〜‼︎
なんと◯んぐり返しで……‼︎
この2人のこのプレイはわたくしを破壊しました。
事後は2人でお風呂。
聞けば自分の元カレは突っ込むだけの男ばかりだったから◯ナル舐めなんて初めてだったらしいヨ!

Dom/Sub監獄島 電子 コミック

彩木咲花 

鬼看守は激強Dom

イヤイヤ〜…これは掘り出し物でした。
Dom捜査官がより強い極悪Dom看守にメチャクチャに犯られてメス堕ち〜ただのエロエロ〜それでもいい〜そんな気分〜…
…なんて感じで読み出したんですけどね?

違うんです‼︎

世界観的には、ダイナミクスを持っている人間は差別されています。SubだけでなくDomもろくな職業に就けない。
そんな中、匿名のDom刑事としてグレアを使ってダイナミクス持ちの犯罪者を検挙する三枝が、ダイナミクス刑務所の死亡率の高さを極秘で潜入捜査する事になり…
…と始まるのですが。
看守の鬼崎がとんでもなく強大なDomグレアを行使していて、特SランクDomの三枝も全く歯が立たない、それどころか耳元で「Switch」と囁かれた途端…

こうしてSubになってしまった三枝。
身体検査をはじめ、コマンドを使ったエロシーンは多め。
全裸に首輪だけの三枝に対して、軍服のような制服を1ミリも乱さない鬼崎。この絵面の強烈なエロさ!
鬼崎に刑事であることがバレた時、また自分が鬼崎に恋してしまった事を開き直って鬼崎を煽る時、激しすぎる性交の時にでもSubとして心底感じる信頼感。
また、同室Domの脱獄計画から判る鬼崎の本当の優しさ、襲われる鬼崎を身を挺して庇う三枝…
…などなどテンポも非常に良い。
タイトルから単にエロ特化でストーリー薄め?なんて思い込んでたけど、すごく読み応えがありました。
おすすめです。萌x2と迷ったけど…この際「神」で。

満たされ感

衝動的に買ったけど大成功!
こんなDom/Subが読みたかった!んですよ‼︎
Sub攻めDom受け、で甘イチャもの!

主人公の門村は、後天的にDomになった、という設定。バリネコさん。
欲求不満で呼んだデリヘルボーイのワカがバリタチのSubだったのは、正に「運命」だったのでしょう!
この作品で好きなところは、Domのコマンドがソフトなところ。
それは門村が元々はニュートラルだったからということがあってコマンドの事もよく分かってなかったし、受けとして自分がこうして欲しい、っていう願望を口にしてるって感じでそこに甘い空気感が出るんですよね〜。
一方攻めでSubでDom嫌いの若虎にとっては、門村のソフトさが丁度いい感じ。
攻めだけどトロ〜ンとしちゃう若虎かわいい。
門村サンが恋愛拒否拗らせてて、はじめはセフレ関係だったり、やっぱり好きになっちゃってグルグルとか。そんなありがちな波乱もありつつ、結局甘々イチャイチャになる展開最高。
ギャグの挟み込み方もいいし、絵柄もいい。若虎カッコいいし門村はなよやかでイイ。
2人の満たされ感が完全に伝染りました。私もとても満たされましたので「神」!

泣けて泣けて。

これは本当に最高の傑作だと思う。
もう泣けて泣けてしょうがないよ。

主人公は中年医師の中町。実は老院長・堤と関係していた。
今、堤院長は倒れて死の淵にいる。
男で。
愛人で。
二重の意味で影にいなければならなかった中町の心を思うと…
昏睡の最愛のひとの傍らで「今すぐ…ここを誰か爆破してくれ……!」とすがる姿。
初めは嫌悪感を抱いていた堤の一人息子は、中町の心からの思慕/愛を見て中町から目が離せなくなっていくわけだけど。
堤院長の死後、いっときすさんでしまう中町。
ひとりの中町に寄り添うようになる堤。
病院の中庭でぼんやりする中道に病棟の子供達と作った紙の花を降らせる堤。
やっと泣く事のできた中道に父親の代わりに、と謝る堤。
立ち直ったわけじゃ無いけど時は過ぎていく。
誘いを受けて過疎地の病院に赴任する中道は笑っている。その笑顔の晴れやかなこと!泣いて引き留めようとする堤の可愛らしさ!
この機微というか…たまらんよね。
ラストのドラマチックはできすぎな気もしますが、愛の力なのかな…なんて。

「風呂あるところに」は西田先生ならでは!のおかしみ満載。
堤は中町の光。ただ…父親と息子か〜とは思っちゃうけど。ネ。

性と愛のストロングスタイル

実は本作のこと全く知らず。
電子で番外編(○リネシアンセッxx)の表紙絵を見てビビビビッ!
抱き合わせで購入したわけですが。
いや〜…ビックリです。こんな作品があったのか、と。

冒頭は、公開されたあらすじとは違うカップリングでのストーリー。
まずは、伝説のバリタチと抱いてもらいたい年上ネコちゃんのお話。
ところがそのネコちゃん・滝田のブツがとんでもないtnkで。
可愛いお顔、まつ毛バッサーのナヨ顔に全く似合わぬ、カリ高ずる剥けドス黒エラ張り極太血管…のたいそう立派なブツで。
こんな自分は抱いてもらえないと泣く滝田に、穴なら何でもいいヤリチンバリタチが恋をする。
逆に滝田はすぐにはオちないところも面白い。
さて、2組目があらすじに書かれている2人。
ゲイバーのママ(ガチムチオネエ)とポメチワちっくなひなくん。
これがまた…
優しいママは実はSMプレイヤー。
手を拘束され目隠し、ギャグ、言葉責め、ディルド責めされて。
ひなの痴態にグッとくるママ。
ひなはM男じゃないんだけど、ママが好きだから2人は恋人になります。
2組ともHはめちゃくちゃ濃いです。
特にママxひなは尿道責めとかかなりエグい。
でもそういう描写はそれとして、心情みたいなものがすごく響くんですよね…
正にストロングスタイル。この強烈さは久々にキた。
絵柄など好き嫌いが分かれそうで萌x2と迷ったけど、ファーストインプレッションに従って「神」で。

Hとは信頼なり

イヤ〜‼︎未散ソノオ先生サイコーです!
なんでこんなオモロイの思いつけるんだろう?

主人公は、コピー機のメンテナンス社員・弓岡。
元水泳選手で、カラダが女を誘うのか、これまで女絡みの色情トラブルが絶えない。会社でも色々言われてて。
もうセックスなんてしたくない!女に誘われたくない!
…と悶々としてる時に、久々に大学の同期の犬塚と再会する。
犬塚は駅伝の選手で今もバリバリ現役。
セックスするとタイムが遅くなる、と信じてて実は童貞。
今も大きな大会を控えていて、誰かと付き合いたいけどセックスはしたくない。
利害が一致して、2人で付き合おう!と意気投合するお話です。

さて。
2人は意気も利害も投合してますが、その他モロモロもしっくりきちゃって。
もう序盤から色んなコトしてるんですよ。
2人の間では、セックス=挿入であって、挿れなければセーフ!
チューは深いの毎回。
裸になって触り合いも当たり前。
フェラまでやっちゃうよ。
指はちょっと挿れちゃうよ。
それってもうHなんですけど。と言いたい。
もちろん気持ちも入ってるからラブラブですよ。
で、弓岡の方は挿れたくなってくるんです。
さあどうするか、どうなるか。
犬塚が闘魂で打ち込んでいるお正月の駅伝。そこで一番獲るから。そしたら。
も〜う犬塚が凄い。超カッコいいですよ…
愛も剛気も思いやりも惚気もいっぱいに詰まった最高の作品です。