犬のマウント行動をこんなに面白く文章にできる川琴先生はすごい!
私も道路歩いているだけなのに通りすがりの犬が盛ってきたことがあったんですけど、『あれがBLにつながるのかー』とその想像力に星5つです。
内容はネタバレしない程度には、オフィスラブ。異動先の上司が相手で、主人公の無自覚な魔性エロに振りまわされても肉食系を匂わせるくせに理性を失わない、なかなかの男前。最後まで我慢しちゃって。もっと早くに押し倒しちゃっても良かったんじゃ?と思います。
サブキャラの義兄の詠や同僚の阿久津も主人公に襲いかかったらいいのに。もっと派手な展開を想像しながら読んだので、あんまり動かないサブキャラがちょっと残念なところ。
あれ以上話膨らませたら着地点が遠くなるのかな?1冊で終わらなくなるのかな?しょうがないのかな?と、いろんなもやもやが溜まるということはこの作品を気に入ったんだと思います。
全プレの小冊子に期待します。
私が読んだ凪良さんの作品はコメディが最初でした。
読み口が軽いのでテンポよく、(たぶん)同世代なのでちょいちょい挟まってるネタがツボにはまるので、ニヤニヤぐらいじゃ収まらずたまに声を出して笑っちゃいます。
読んだ後は爽快感と満足感でとってもハッピーな気持ちになります。
30歳童貞魔法使いネタな話で、どんなファンタジーかと思えばなかなか地に足の着いた現代あるある話だったので飽きもなく、ゆっくり2日かけてよませていただきました。
凪良さんの作品は一気読みしてしまいたくなるほど読書中のテンションが上がります。
『次の日仕事早いから●時までに寝なきゃ』と思いながら止められず、夜更かししてしまいます。