8巻で解消することの出来なかったモヤモヤが全て解消されました!私はブルースカイコンプレックスシリーズがBLマンガのなかで1番好きなのですが、この9巻は特にブルスカ好きだ!!という要素が詰まりまくってました。読了後の満足度が非常に高くて、夏生と元親がもっともっと好きになりました♡8巻では個人的にはみのりさんに好感を抱いていなかったのですが、9巻でみのりさんの行動原理が分かり共感する部分も多かったのでとても好きなキャラクターに変わりました。みのりさんがただの当て馬で終わらなくて本当に良かったです。また、ぜひ読んで欲しいのが特装版の小冊子です。こちらも尊いの塊のような素晴らしい作品でしたので気になる方はぜひ!!!
エスケープジャーニーシリーズ全体の感想になります。
私はこの作品を読む前はエスケープジャーニーに対して、人気BLマンガランキングなどで常に上位に入っているな〜という印象を持っておりました。また、おげれつたなか先生については「ヤリチンビッチ部」や「ハッピークソライフ」などを読んだことがあったため大人気作家さんであることも認知しており、私にとっても大好きな作家さんのうちのひとりでした。読了後はこのマンガがなぜここまで人気作になり、発売となって5年以上の月日が経っても人気でい続けているのかの理由が分かりました。
ある日本屋でこの本を3冊手に取り、家で読みました。その日は泣きじゃくってしまい何も手につかなかったです。blを描く上で目を背けずにはいられない問題に対して紳士に向き合い、2人の人間とその愛を描いた作品です。同性をパートナーに選んだ場合、周りからの偏見、子供を授かれないこと、家族の理解など直面する問題はいくつかあります。それとどう向き合い、生きていくのかをこの作品では丁寧に描いていて、自分が今まで抱えていたモヤモヤを上手く言葉にしてくれたような気持ちになりました。
この作品を読んで、より自分が大好きなblに対して理解が深まった、より好きになったという人がたくさんいるのでは無いでしょうか。少なくとも私はそう思っている人々のうちのひとりです。エスケープジャーニーに出会えて良かったです。ありがとうございました。