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女性ちろこさん

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おいっっっ!!と、喝を入れたくなる2人にご用心

気付かなさにも程があるよ……

2巻の発売をキッカケに購入してみましたが、クソめちゃ面白かったです!
もーもー…なに、この2人。
ワザとやってんのか?あ?ああ゛!?
てな感じ(笑)…すみません、ガラが悪くて^ ^

でもそう思わずにはいられなくてですね、秋野と目黒のバグった距離感に振り回されてる周囲の人たちが可哀想なんですよ。相談を受けるのもバカらしくなっちゃうくらい、2人の想いはモロバレなのに、どうしてこうも気付かないのか…。自分の気持ちに向き合わない頑なな態度に焦ったく感じることこの上なしですが、でもそれだからストーリーが面白いんですけどね^ ^

どうでも良い相手とはすぐ付き合うのに、どうでも良くない相手とは付き合う土俵にすら上がらないとはどういうこっちゃですが、無自覚になるくらい本気なんだろうなということかも知れませんね。
秋野の彼女に対する態度はクズなので、これ以上被害者を増やさないためにも自分の恋心に早く気付いて欲しいものです。


このコントみたいなやりとりに、いい加減にしろ!とツッコミたくなるのはご愛嬌ですが、安心して下さい。2巻では、このモヤモヤはスカッと解消します♪2巻の仕上がりが素晴らしくて、喜びに震えましたぁぁぁ〜
この素晴らしい結末は、このモダついた1巻があったからこそ。見事な回収劇に満足すること間違いなしです。

なので、1巻を読まれた方はすぐに2巻へGOしましょう!

2人の関係変化に刮目せよ

前巻。秋野と目黒のコントみたいな"気付かない"やりとりを延々と見せられ、ヤることヤってんのに一向に進展しない2人の関係性に呆れ果てていたわけなんですが……このもどかしさや焦ったさは、この2巻で全部が完璧に回収されましたっっ!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

普通の回収じゃないですよ、完封回収!(≧∀≦)
ひぇぇぇ〜…良すぎて良すぎて、萌え転がりました。作者さん、読者が欲しいものを分かってらっしゃる…。
めちゃくちゃ最高でした。エンディングに向けての盛り上げ方、スッキリする読後感、すんばらしい……っっ!!!


前巻にて、"好き"とも言い合わないし、付き合うのワードも出ないし、完全に惹かれ合ってるのに自覚してない罪深きウブな2人だったのは、ご存知の通りかと思います。2巻の始まりもですね、もちろん無自覚ムーブぶちかましで周囲を振り回す迷惑な2人なのは変わんないです。
居心地の良さから一緒にいる時間も多く、あれだけセックスしまくって満たされてて。状況証拠は整ってやがるのに、どういうワケか…マジでどういうワケか、恋人の関係に収まってない不思議な2人に何度も白目を剥きました。

しかし。
このミステリアスな関係が…
ついに!
ようやく!
やっっっっと!
終わりを迎えることになります。

まぁ……外野の温かいアシストがあったがゆえの進展ですが、それでも名前のある関係というのは大きな効果があるってもの。それについても、秋野と目黒の"恋人"への身構え方は違うもので、特に目黒の不安感…過去のトラウマは大きな壁で、彼らがまだまだ不完全な恋人関係でいることの原因となっています。交際のハードルは意外と根深かったんだなと、ここで気付かされました。

ですが。
ここで注目すべきは覚醒した"恋人"秋野。
秋野の恋人ポテンシャルに刮目して下さい。

もうね…もうですね……秋野がどえらいカッコいいんですっっっ!!!
1巻ではクズ寄りだった秋野とは天と地の差。これをもって何が分かるかというと、秋野のこれまでの元カノたちとの恋愛はままごとだったということです。
目黒への"好き"が秋野の言葉とセリフから一目瞭然。秋野の中では、目黒のことをちゃんと恋人として認識していて、最大限の愛情を目黒にたっぷり心と身体に注ぐ姿に感動しました…。ちょっとぶっきらぼうなところもあるけど、気持ちは真っ直ぐでブレてないし、やることに勢いと即決力があるから見ていて清々しいです。

目黒が不安になる要素を取り払うために頑張る姿勢に惚れ惚れしました。男前に成長した秋野から目が離せません!
そんな2人のやりとりからは、愛しか感じないですよ、ホント。つい最近まで付き合うとか好きが自覚できずにいたなと思いました^ ^


本当の意味で気持ちが通い合い、恋人同士になっていく2人の恋愛の軌跡……最高でした。
交際までの流れは遅かったけど、恋人同士になってからの展開はスピード感とリズミカル感がハンパなく、読んでいてとっても楽しかったです♪( ´▽`)
"気付き"はしないけど、絶妙に関係がトントンと進む彼らのチグハグ交際に萌え倒されました,

萌えの質、萌えの量ともに大・満・足。
完璧なエンディングに、拍手喝采です^ ^

こっちの方がBLっぽくて好き

五十嵐と透のお話、すんごい良かったです!
こっちの方がBL読んでるって感じがしたし、何よりちゃんとストーリーが立ってるのが刺さりました。
このカップルもそれなりにエロいっちゃエロんですけど、限度を知ってるというか…メリハリがあって、そして品がある(笑)心理描写の描きもちゃんと筋道があるし、ちゃんとエロさも引き立てながらストーリー展開しているのが読みやすいなと思いました。
常識がある2人なので、そこまで無茶をしないプレイが私には丁度良かったです。BLを読んでる感覚は、間違いなく伊織と葵のお話よりはあると思っています^ ^

伊織と葵のカップルは、BLじゃなくてもはやエンタテインメントなので、ショー的なものだと私は認識しています。ストーリーよりプレイ。いかにエロくて面白いかをとことん追求した内容としては、最強レベルでしょう。
"読むより見るもの"って感じなので、読ませにきてる五十嵐と透のお話とはまた違うジャンルじゃないかなと個人的には思うところです。
そんなわけで、今作のスピンオフはBLを読ませにきてるという点では、最初から最後まで楽しめました。


五十嵐の雰囲気とか顔が結構好みで、どんな素顔を見せてくれるのか今作は非常に楽しみでしたが、予想をはるかに超えてめっちゃ良かった〜♪
クールで冷静な五十嵐の、恋人を愛でる姿が甘くてカッコよかったです(*´︶`*)♡
年上の余裕からくる甘やかしも、嫉妬も全部好みドストライクッ!透が五十嵐を前にすると可愛くなって、お似合いの2人だなと思いました。
透の好きが大きいかなと思わせて、しっかり五十嵐も透のことが大好きで、そんなことが分かるニヤニヤなやりとりにずっとテンション上がりまくってました。

めちゃくちゃ最高。何度読み返しても楽しいです!


このシリーズはもう完結とのことで、少々寂しいですが、伊織お葵もしっかり存在感を残しながらサブキャラとして登場していたので、しっかりと見納めすることができました。
この作品のレーベルさんは、電子書籍おまけが秀逸なんですよね。そちらでもしっかり五十嵐と透のエロあまあまを堪能できたので、心残りはありません^ ^

2つの"運命"に翻弄

上巻は上巻、下巻は下巻で1つのまとまりとなっているので、この下巻からは新たなストーリー……新章が始まるって感じです。
身も心も両想い、そして恋人(番)になった無敵な2人に巻き起こる事件。。。それが、この下巻のストーリーを大きく動かしていきます。

下巻からかっ飛ばしてますね、ラブが!!
二宮の一ノ瀬愛が、んまーーー濃いこと。同じ学年で同じ生徒会役員なのに、学内で一ノ瀬を探して回るたぁ、どんだけ一緒にいたいんでしょ^ ^
一ノ瀬ももちろん二宮のことを好きだけど、重さが明らかに違います。これが純血αのポテンシャルなのか、二宮の愛がただただ深いだけなのか分からないけど、一ノ瀬の全てを独占し、一ノ瀬にとって自分が一番でありたいという欲がすんげーーです。

鬼の執着溺愛攻め属性に更に磨きがかかった二宮が、この下巻では炸裂。上巻でも大概すごかった…。すごかったけど、下巻はライバル登場で一ノ瀬への執着がよりパワーアップです。

一ノ瀬がすれ違った二宮に気づかないものなら、お仕置きセックス!
一ノ瀬がホストの恋羽と二宮を間違えようもんなら、お仕置セックス!
一ノ瀬が、二宮より恋羽の存在を感じとろうものなら、お仕置きセックス!

毎度激しいお仕置きをされちゃう一ノ瀬の身体は大丈夫かな……なんて心配しちゃうほど、二宮の嫉妬がえげつないのです。

それもそのはず。
一ノ瀬にもう1人の運命の番…ホストの恋羽が現れたことで、一ノ瀬は恋羽に反応するようになり、二宮は一ノ瀬を渡さすもんかと、更に更に執着していくことになるからです。その結果が上記のお仕置き。
一ノ瀬の口から説明を聞くより身体に聞く手法には、二宮の不安感や苛立ちが見えてしまって切なかったです。

なぜ一ノ瀬の運命の番が2人いるかというのは、彼がαとΩの因子を持ってるから。それぞれのバース性に運命がいるっていうことなんですけど、この設定は斬新で面白かったです。いや、ホントよく考えられるなと思って、ストーリーの行方から目が離せませんでした。
2人の"運命"を前にして、一ノ瀬がどう反応したか。どんな結末を辿ったか。気になる方は実際にぜひ読んで欲しいです^ ^


結末は明るい未来を予想させるもので読後感最高でした。甘くて優しい雰囲気に包まれた2人の姿がとても素敵。最後は安定のラブラブで、思わず笑顔になりました。
単話追いしていた私としては、その後の描き下ろしが読みたかったので購入して良かったです。

下巻で登場していた、ホストクラブオーナーと一ノ瀬にちょっかいかけていたホストの恋羽も何かありそうな感じがしましたが、どうなんでしょうか。
スピンオフあるのかなと期待してます^ ^

オメガバースの特殊な切り口が面白い

わおぉ。なかなか攻めたお値段ですね。
しかも上下巻。2冊購入でおいくら……とか野暮なことは考えない考えない(笑)

実は私はこの作品を単話で追ってまして、一冊に早くならんかなーと待ってました。そう考えると、この作品に結構入れ込んでますね、私^ ^
でもめちゃ好きで、この作品とキャラたちが。
一ノ瀬はαでヤリチンだけど実はすごく真面目で、純血αに負けじと努力する姿に惚れちゃったのと、αサラブレッド二宮は、執着系鬼溺愛ムーブで愛し倒す&抱き潰し倒すところがモロ好みでした。
学年ツートップの2人でしかも生徒会会長・副会長コンビ。インテリ男子校生好きには堪りませんです(〃ω〃)


そんな彼らは犬猿の仲で物語はスタートします。
二宮の方が一ノ瀬にだけはなぜか突っかかってくる関係性です。
そんなとき、一ノ瀬に発情の症状が出て、居合わせた二宮に激しく抱かれるというのが2人の番ロードのキッカケとなりますが、そもそも2人ともαなのに何故?というところが、一風変わったオメガバース設定で面白いんですよ。

タイトルに"キメラ"とありますよね。
一ノ瀬のバース性は、αとΩ因子の両方を持つ"キメラ"と呼ばれます。一ノ瀬のΩ因子が、二宮のαバース性と激しく共鳴し発情し、番ってしまったというわけ。そもそも2人は運命の番なので、抗えず…ってな感じなのです。
そのことをキッカケに2人の関係はどんどん深まっていきます。一ノ瀬は元ヤリチンなので、αとして他の学生とヤりたいけどできなくなってしまい、逆に一ノ瀬に執着する二宮に、お仕置きとばかりに抱き潰されます。2人とも生徒会の役員だから成立しますけどね、生徒会室やら資料室やら、学内でヤリすぎです(笑)
それもこれも二宮の溺愛と執着がえらいこっちゃなせい。そのシーンの激しいこと……。さすが運命の番。

犬猿の仲の2人がこんな関係になってしまってどうなることやらって感じですが、どんどん甘さが漂ってくる2人のセックスを通して気持ちがどんどん通じ合っていくのが分かると思います。特に二宮の変化は著しいので、彼の言動に注目して下さい。塩対応からの変化は、執着攻め好きな方にはハマるかもです^ ^

2人の温度差がどんどんなくなっていく頃には甘い関係になっているので、その過程を楽しんで欲しいなと思います。
オメガバース作品をこれまでたくさん読んできましたが、Ωとαの因子があるという設定は初めてだったので、興味深く読ませてもらいました。細かい設定を含め、すごく練られているなという印象。面白いです。
そこに2人の個性的なキャラがピタッとハマり、物語が盛り上がったんじゃないでしょうか^ ^


下巻は、盤石な2人の間にまさかの人物からの横やりが入ってピンチになりますが、これもまたこの特殊設定を生かしたストーリーになっているので、別の視点からまたこの作品を楽しめると思います。

最高で最強の溺愛、ここにあり

このシリーズも第3作目。ランフォードとシェインの歴史がまた1つ、BL界に刻まれることになりました。
優しくて健気なシェインと、シェインを底なしに愛するランフォードの物語が、一年の時を経てまた読めるなんてとっても嬉しいです♪( ´▽`)


今作も期待通り…いや。期待以上のてんこ盛り溺愛が大炸裂!!!
ランフォードの狂ったシェイン愛はもはやネタと化した勢い。すごすぎて笑っちゃうレベルです。
これまでのシリーズの中で一番の溺愛、かつ周囲が引くほどの爆裂愛が最っっっ高!
思わず頬が緩み口角が上がりました(≧∀≦)

糖度1000%のあまさ。イチャイチャ警報が幾度となく発令されるので、みなさんご注意下さいね。人前で読んじゃうと、ニヤニヤが思わず出てしまうかも知れません(^ ^)♪
誰にも邪魔されず、ランフォードとシェインの甘くてとろけるような夫婦愛に酔いしれて下さい。


今作は、犬獣人の国の双子の王子2人が留学にやってきて引っ掻き回すストーリー。我儘バカ兄王子と無気力弟王子が、色々とやらかしてくれます。
ランフォードとシェインにもガッツリ絡んできて、ランフォードの逆鱗に触れる最悪な事件を引き起こすのですが…ランフォードの怒りを買うことといえば、そう。…シェインのことしかありません。

溺愛するシェインのピンチ!
ランフォードは愛する番をどう守るのか。とくとご覧下さい^_^
激しい怒り。サシの決闘。見どころ満載ですよ!


今回もド濃厚な溺愛がたーっぷり詰まっています。周囲の者が恐れるほどのランフォードの匂いのバリアは、小さい甥姪たちにも容赦な来栖襲います。
子供じみた独占欲と執着は、ランフォードの良いところでもあり悪いところ。シェインにとっては嬉しい愛の証かも知れませんが(笑)

そんなランフォードの激重な愛を、その小さな身体で一身に受け止めるシェインですが、シェインの方も積極的にランフォードに応えるあたり、やはり夫婦…。発する言葉は「らんす」「すき」くらいでも、それ以上の感情はしっかり伝わるし、少ない単語のやりとりでも何だかエッチに聞こえちゃいます(〃ω〃)

シェインの数少ない発語には不思議なパワーがあるって感じ。言葉が重いっていうのかな、響くんですよね、ハートに。言葉を纏う空間の重みだったり柔らかさだったりを、文章で伝える作者さんのすごさに惚れ惚れしました。また、ランフォードの溺愛と物語全体を客観視するため、甥のカークランド視点を随所に取り入れる見せ方もさすがでした。
彼は当事者でありながら、解説者のような絶妙なポジショニングをとっていて、それにより場がうまくまとまっていたと思います。次期国王としての聡明な資質が垣間見えて、ウェロン王国の行く末は安泰だなと思わせてくれました。

今作では夫婦愛を基軸として、家族愛や兄弟愛、親子愛…といった、色んな愛を感じ取れる内容だったと思います。シェインはすっかりファミリーの一員で、家族を愛し、そして愛される姿にホッコリしました。素敵な家族に囲まれて、ずっと幸せに過ごして欲しいなと願います。

おもしろ楽しくてあまあまいっぱいの読後感。文句なしにオススメです!

大好きが限界突破

単話から追いかけていた大好きな作品。
一冊にまとまるのを待って待って、ようやくその時がきて嬉しくて、配信後すぐに購入ポチしちゃいました!

結果。めちゃくちゃ良かった……
最高に良かったぁぁぁ〜…
大好きが限界突破しました〜…
酸いも甘いも全部ひっくるめて、極上の両片想いを心ゆくまで堪能できました。


同期リーマン2人のすれ違う恋心の描きがすごく良くて、表向きの2人の絡みとその裏で密やかに抱える想いのギャップに心臓がもげそうでした。
相手に対する好きの感情にドキッとし、すれ違っていく苦しいシーンにはヒヤッとし、感情のアップダウンは箱根駅伝のコース並み。どこで勝負を仕掛けてくるのか分からない難所コースから目が離せませんでした!

心理描写勝負な作品で、上野と神田の両片想いが錯綜するところがこのストーリーを最大限に盛り上げてくれます。好きを実感するポジティブな感情と、すれ違うネガティブな感情も、どちらとも緻密で丁寧に描かれていて、彼らの感情にグッと移入できました。
特にすれ違いシーンの感情表現は秀逸で、めちゃくちゃ引き込まれます。


物語の見せ方がとにかくうまい。
最初、上野視点の片想いストーリーかな?…みたいに始まって、どうなるんだろうと思ってたら、神田視点の片想いが上野の片想いを軽く超えてきてビックリ。ノンケと言われてる神田の方が、上野への恋を拗らせていたことの意外性に、大・興・奮っっ!めちゃくちゃテンション上がりました。

2人の視点が入れ替わることで、より2人の心情に迫ることができますね。過去回想は好きになったキッカケや理由を知ることにも繋がるけど、逆に好きを諦める理由にも繋がります。こうした深い背景があるから、物語に入り込めるんだと思います。
同期ならではの、さりげないやりとりや会話から芽生えた好きの気持ちにキュンときてしまいました。何か特別に大げさな何かをしたわけでもなく、ナチュラルに好きになっていく流れがとっても素敵です^ ^

両片想いになかなか終止符を打てずにいる状況は何とも形容し難い苦しみでした。
上野は"好き"のその先…付き合ったあとの未来を見ていて、神田は"好き"の今現時点…好きかどうかの答えを見ているから、すれ違っちゃうんですよね。すれ違ってることにも気付かないほどの、すごく繊細で複雑な問題に終始ドキドキ…。
2人の気持ちががどう通い合っていくのかが大きな見どころです。


なんだか続きがあってもおかしくない終わり方だったので、終わった側から番外編や続編をつい期待してしまいました。神田のお父さんのことも地味に気になったし、2人が最後まで致すところとかもね…見たかったなと^ ^

恋人としてまだまだ発展途上の2人を今後も応援していきたいなと思います。
とっても素敵な作品に出会えて大大大満足です!

きっかけがこれでもいいんです

高校生の幼馴染BL〜♪( ´▽`)
やだもう…めっちゃ可愛い2人に素敵なストーリー…たくさんときめかせて頂きました。

ニヤニヤの増産とドキキュンの爆走が止まらない、そんな作品です。
高校生ならでは恋への初々しさとワチャワチャ感が楽しくて面白くて、読めば元気になれるビタミンBL!今日も1日頑張ろうという活力が湧いてきました。

エッチなことに興味津々な千夏と、エッチな千夏が見たい蒼太の、秘密のエッチなコミュニケーションから動き出す恋への道。蒼太の片想いはより強くなり、千夏の蒼太への恋心は芽吹き始めるという相乗効果!
オモチャを提供してくれた蒼太父よ…出番は少ないけど、重要なキューピッド役ありがとうと感謝してしまうくらいのグッジョブな働きをしてくれました。

オモチャでのエッチな行為興味があるのか、蒼太とするエッチな行為に興味があるのか…最初の方はその違いが分からないけど、行為を重ねるたびにその答えがなんなのかに気付いていく千夏の気持ちがとびきり可愛いくてキュンときてしまいました。
こっそり赤くなってるし〜…かわいい(〃ω〃)

千夏は表情があまり変わらなくて考えてることも分かりにくいキャラクターなんですが、その彼が蒼太とのことを考えると、明らかに変化が生まれていくんですよね。ヤキモチもしっかり焼きますし、蒼太への見る目や感情が変わっていく流れをしっかり見届けて下さい^ ^

対して蒼太の方はというと、彼に関してはなんの問題もないと思っていて大丈夫です!
というのは蒼太の脳内ボイス…すなわち副音声が全ての状況を現場から詳細にリポートしてくれていますので、蒼太の感情も願望も期待も丸裸状態。千夏への激しい恋心がフルオープンに描かれているところが、めちゃ楽しくていっぱい笑いました( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


長年の片想いを拗らせていて、少しヘタレ気味な蒼太を積極的に引っ張っていってくれる千夏の男前さは拍手もんです。蒼太への好きを自覚した千夏は無敵状態……普段はクールだけど、ベッドの上ではトロけてしまうギャップが最高で、ますます蒼太(や読者)を虜にしてしまうこと間違いなし!
無自覚に欲しい言葉をくれて、行動をしてくれる千夏のクリアな好意がとても心地よかったです。駆け引きも焦らしもなく、スッキリとした読後感でした。

幼馴染のアドバンテージで最初っからイチャイチャでしたが、最後にかけてもイチャイチャは変わりません。それどころか、恋人のアドバンテージもプラスして、あまあま加点が付いて更にイチャイチャでした♪


楽しい片想いを堪能したい時はぜひこの作品を!
幼馴染の2人のかわいい恋物語を楽しんで欲しいと思います(*´︶`*)

表紙エッチ。中身はもっとエッチ〜

ひゃー!エロかわかわ〜なハウスキーパーさん!
料理上手の床上手……最高ですね♪

女性不信のイケメンリーマンが落ちたのは、クールな男の家政夫さん。恋愛なんて自分にはもう縁がないかもと思っていたところに現れた天使。エッチで可愛い翔にメロメロになるのも分かります。
セフレっぽい関係でも、してることは恋人同士のそれ。しかも…

あまーい!エローーい!イチャイチャー!

絵がすごくキレイだから、ずっと見てられる。
エッチの対位もアングルも濃厚でドキドキしました。

セフレのような関係から、その先の進展は色々あったけど、お互いの気持ちがすれ違わずにいてくれてホッとしました。翔が好きの気持ちに気付けて良かったです^ ^

登場人物みんな美しい顔で眼福眼福♪
筋肉質な美ボディにもうっとりしました。
エロ重視の方にもストーリー重視の方にも、絵重視の方にもオススメ作品だと思います♪( ´▽`)

色んな意味でのスタートに心が躍る

セカンドシーズン始動。
灰賀と金江の物語が再度動き始めました!

今作は同棲生活と灰賀の就活・就職を基本ベースに話が進みます。大学生活の日常、サークル活動の日常、社会人生活の日常……といった、2人を取り巻く"日常"を覗き見ることができる、そんな一冊でした。
一緒に布団に入ったり、一緒にお風呂に入ったり、お見送りしたり、セックスをしたり。呼吸をするように流れてゆく灰賀と金江の普通の時間がとても自然体で、同棲を始めたばかりの初々しい冒頭はこちらまで嬉しくなるくらい頬が緩みました(*´︶`*)

同棲の醍醐味は同じ空間を共有できる時間が増えること。そして、お互いの動線と存在感を感じることができること。
灰賀は大学生活の、金江は社会人生活の日々のルーティーンをこなしながら、2人暮らし生活をスタートさせることになりますが、必ずしもこの生活が充実したものではないところに、今作のストーリーの面白さを感じとることができるんじゃないかなと思います。

同棲を始めても生活スタイルが合わなくてすれ違ったり、勘違いでヤキモチを焼いたり、2人の時間を作ろうと身体に無理をしたり。せっかくの同棲生活があまり楽しいものになってないところは、読んでて切なかったです。それでも恋人の肌の温もりにすぐに縋れる状況は何よりの救いと癒しだったんじゃないでしょうか。糖度高めの甘いシーンは最っっ高!でした。


作品全体としては、"起点"とか"始まり"とか、そんなメッセージが含まれていたと思います。
同棲の"スタート"、これから迎える社会人としての新しい"スタート"です。金江の兄と会い、家族の繋がりが見え始めたスタートの意味もあるかも知れません。きちんとしたカタチで、お互いの家族に紹介・挨拶の日がくるのも近そうです。
同棲の枠を超えたその先の未来につい期待してしまいますが、先急ぎすぎず今は2人の時間をゆっくり見守っていこうと思います。


灰賀の卒業を迎え、前作をも振り返ってみると灰賀や金江の過ごした大学生活やサークル活動の青春が蘇ってきて、なんだか胸がアツくなるものを感じました。灰賀が金江と出会ったのも大学だし、愛を深めたのも大学だったんだよなぁ〜…と。
そんな大学生活を、今作においても友人や先輩やサークル活動や就活を通して丁寧に描かれていたのはすごく良かったです。

それと。友人たちや先輩、金江の兄も灰賀と金江の関係を認めて応援してくれるところにホッとし、嬉しくなりました。
2人の関係に難色を示す登場人物がいないことは、正直有難い。彼らの交際やこれからの未来への動きに対して集中して応援できるからです。
作品全体から灰賀と金江の応援ムードが高まっている気がして、既に2巻が待ちきれません!

新社会人になった灰賀の姿も楽しみですが、社会人同士になった2人の恋人関係がどんな風に変化するのかも楽しみです。期待しています♪