しぐれ西瓜さんのマイページ

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女性しぐれ西瓜さん

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美しい顔とエロを楽しむ作品

先日のキャラ総選挙で攻め受け共にノミネートされていたので興味を持ち読んでみました。
帯に「能動的不道徳」と書いてあるように道徳とか、良俗とかそういう事を考えて読んではいけない作品でした。それでも、双子の瑠璃と翠の顔が恐ろしいくらいの美しさがあります。そしてその美しい顔をした双子に執着されてしまっている高校教師の宇佐美。彼の顔もまた双子とは違った美しさがありました。
双子の瑠璃と翠の性格は対称的なんですが、それだけではなく、双子と宇佐美の雰囲気も(髪色のイメージだけかもしれませんが)陰と陽があるように感じました。
双子に執着されてひたすら学校で犯されてしまう宇佐美をひたすら眺められるのですが、3Pなので、想像力を働かせないと、(修正で)よく分からない所もありました。
でも、読んでいる途中からこの三人のエッチを邪魔するキャラクターや、状況などが出てこないんじゃないか?と、思いながら読んでいたら、やはり何事もなくラストになりました。ひたすら三人でエッチに浸る耽美?的な作品なんでしょう。でも、双子の成績が学年ワン・ツーという設定は必要だったかな?と疑問でした。見た目だけでも目立つ双子で、成績も優秀だったら学校であんなことできるのかな?と。皆に注目されてる様な設定は謎でした。
ストーリーというよりは絵の美しさと濃厚なエロで評価されている作品なんだなと。私もそういう意味ではとても楽しめる作品でした。

気持ちは分かるけど苦しい

バンドマンのお話でしたが、チャラくもないし、苦しいながらも、音楽で繋がっている二人の話です。

サノ先生の絵の雰囲気と内容はとてもマッチしています。表紙の藍の手が傷ついているのが気になっていましたが、読んでみると、予想以上に苦しい経験から出来ている傷でした。
トラウマから抜け出せなくて、辛くて苦しくて、それでも音楽だけは手放せないし、好きな人を手離したくない。そういう切ない気持ちが溢れているお話でした。
恵介の独占欲はとても深いけど、恋人でもなく、名前の無い藍との関係性。そこにあるのはただ音楽を作り出す事。気持ちとしてはとても崇高で尊い感じがしますし、サノ先生のお顔の描き方がとても気持ちが伝わってきます。
ただ、それだけ唯一二人が大切に育んでいる音楽が、言葉で語られるだけで、実際の音楽を演奏するシーンなどがなかったのが、何となくふわふわとした着地点になってしまって、二人の関係がこれで正解なの?という疑問が最後まで残ってしまい消化不良でした。

寂しかった男の救済

二巻の表紙は源慈で後ろには豹の琥士郎が居て今回もとても素敵な表紙です。
扉絵が片翼の琥士郎の背中の絵だったので、やっぱり天使だったんだ。って思いました。翼を失って人間世界に墜ちた理由には、源慈との並々ならぬ因縁があったようです。
だから、お互いに出会ったのかな?と。
源慈は琥士郎を助けたつもりだったけど、実は助けられたのは彼自身だったんだなと思いました。
一巻でも、既に、椿さんの父親と少しわだかまりがとけましたが、これも琥士郎のおかげだったし。なかなかヤクザである自分の生きてきた為に椿さんを失った悲しみを忘れられないで後悔し続けていたのを、そして、孤独でいたのを救ったのは琥士郎なんですね。
天使が人間世界で翼を現すと存在が消えてしまう様な話でしたが、実際は翼が消えただけで琥士郎は天界追放で普通の人間になってしまったのが、ちょっと都合良い話の展開すぎたかな、、とは思いましたが。天界に帰らなきゃならない理由というのも琥士郎にしてみればそんなメリットなかったと思いますし。
それでも、人間になった琥士郎は人間の時間と同じだけの歳のとり方をするようになったようです、15年後の二人の少し落ち着きが出てきたお顔にまた見惚れてしまいました。
とても絵が素敵で、ストーリー展開には見どころもあるのですが
ヤクザでありながらずっと後悔している源慈のグジグジした所や、源慈が好きという琥士郎の気持ちはどこから生まれたのか?どうもキャラクターの性格や行動原理が私には掴みにくかったです。
前知識が無くても楽しめると言う事でしたが、なんとなく読む順番を間違えたのかなという寂しさがありました。

限界リーマンがモフモフに癒される

前作のロッテリーが良かったので、こちらも読んでみました。
上手くいかない人生の中から、ちょっとしたキッカケで前向きになるというほんわかストーリーがこちらの先生は得意なんだと思います。
ちょっと気になっていた優しい先輩にも、仕事が上手くいかなすぎて、ちょっと逆ギレしてしまったり、かなり酷い精神状態の白石。
そんな白石は突然事故に遭って、病院で意識不明状態に。その間自分以外の人間は全員なにかの動物や爬虫類などの特徴を持った人間になってる世界で過ごしている夢?のような経験を。
そこで、憧れていた先輩熊谷さんには、熊の耳と尻尾が。
その世界では優しくしてくれる熊谷さんに、素直な気持ちで接することが出来て(見た目がクマさん効果なのかな?)二人の関係は急接近!
いい感じで過ごしている途中で、白石の意識は病院のベッドで回復します。
クマの耳も尻尾もなく、何より夢の中で築いてきた二人の関係が何にもなかった事になって白石は動揺します。
しかし、ずっと病院で意識不明だった自分を見守ってくれていたのは熊谷だった事がわかり…

どうしても、あと一歩踏み出せない白石が事故をキッカケに夢の中での経験によって、優積極的に熊谷に接近したり、同時に仕事も良い方向に向かって行く心の救済ストーリーでした。
しかし、クマは攻めのイメージが私にはあって熊谷さんが攻めかな?とか、白石も、どちらかと言うとクール美人な感じがしてしまっていて、受けなんじゃないか?と、ちょっと受けと攻めの関係が思っていたのと違ってました。
熊谷さんの優しさはとっても感じたし、優しい関係が2人の癒しでした。しかし、キャラクターの可愛いさや、カッコ良さがちょっと中途半端な感じがしてしまいました。ごめんなさい。